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ドラゴンボールZ 超武闘伝2 - (2012/05/22 (火) 20:04:01) の編集履歴(バックアップ)
ドラゴンボールZ 超武闘伝2
【どらごんぼーるぜっと すーぱーぶとうでんつー】
ジャンル
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対戦格闘
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売元
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バンダイ
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開発元
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トーセ
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発売日
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1993年12月17日
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定価
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9,800円(税別)
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ドラゴンボールゲームリンク
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概要
人気アニメ『ドラゴンボールZ』の対戦格闘ゲーム。
基本システムは前作『ドラゴンボールZ 超武闘伝』を引き継いでいる。
登場キャラはセル編の悟飯・べジータ・ピッコロ・トランクス・セル・セルジュニアに劇場版キャラのボージャックとザンギャが参戦。悟空はなんとブロリーと共に隠しキャラ扱い。
特徴
システム、演出、グラフィック、BGMどれをとっても、当時のDBゲーの中で一歩抜きん出ている。
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システム
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ストーリーモードではセル編(というかセルゲーム)の再現と、オリジナルのボージャック編。
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さらにルートによっては展開も変わってくるというマルチシナリオ形式。バトルに負けてもゲームオーバーにはならず、負けたものとしてそのままストーリーが展開していく。
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プレイヤーキャラは悟飯、ベジータ、トランクス、ピッコロから選べる。難易度は「やさしい」・「ふつう」・「きびしい」・「スーパー」の4種類が選択可能。
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ストーリーモード以外では対戦モードの他、最大8人まで参加可能なトーナメントである天下一武闘会モードが用意されている。
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前作と比べコマンドの入力受付が甘くなり、必殺技が格段に出しやすくなった。
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デモ必殺技の距離制限の廃止。分割ラインが出ていない状態でも放てるようになった。ただしその場合、「隙がやたら大きい飛び道具」という扱いになる。
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Y+Bでパワーゲージを瞬時に溜めることができるようになった。
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前作では空中でないとパワーを溜められなかった。エフェクトも追加され、よりDBらしくなった。
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演出
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デモ必殺技を撃つと画面が切り替わりド派手な演出が入る。
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前作ではキャラ専用のものもあった反撃手段は、全キャラ共通でガード・はじき・かき消し・打ち返しの4種類に整理された。打ち返しを行うと光弾と光弾がぶつかりあい双方がボタン連打…というアツイ戦いが可能。
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セルジュニアを除く各キャラクターにメテオ技と呼ばれる強力な隠し必殺技を搭載。当てづらいが威力が高く演出も派手で、ファンを魅了した。ザンギャ以外は空中でメテオ技が使えないので、これを利用する駆け引きも重要になる。
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グラフィック
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キャラクターのドットの作り込みは素晴らしい出来で、近年の作品と比べても見劣りしないレベルである。
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強いて言えば、ボージャックだけは若干甘い、というくらい。
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当時のDBゲーといえば、確かにキャラの判別はできるものの、色が変、顔が変、ポーズが変、デフォルメききすぎ、デッサンが狂ってる…、
という何かしらの違和感は付き物であったが、このゲームに至ってはそういった問題が全く無い。
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キャラゲーだからと半ば諦め混じりだったユーザーにとっては、綺麗な絵、それ自体が衝撃であったといえる。
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BGM
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前作同様、BGMは各キャラそれぞれに用意されており、良曲揃い。
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特にトランクスのテーマは人気が高く、隠しキャラとして登場した次回作『3』でもアレンジして使用された。
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また悟飯やピッコロのテーマも後にPSで発売された『Ultimate Battle 22』でアレンジして使用してることからスタッフ達の本作に対する思い入れが感じられる。
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その他
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上記の通り、隠しキャラにブロリーが登場したのはファンを驚かせた。
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また主人公である悟空をあえて隠しキャラ扱いにしたのも当時としては斬新であった。
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裏技がとても多い。隠しキャラクタの出現コマンドのみならず、
勝利時のセリフ選択やターボモード、キャラがものすごく小さくなるなどお遊び要素が多い。
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細かい設定も数多い。本作では選んだステージによってキャラの攻撃力・気絶耐久力・スピードに補正がかかったりする。もちろん、キャラによって得意・不得意が大きく違っている。
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対戦モードで戦闘前の掛け合い台詞が豊富。全キャラの組み合わせで用意されており、先に話すか後に話すかで会話の内容が変化するので、全て確認して見るのも面白い。
問題点
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キャラクターの削減。
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隠しキャラを除くと人数は8人と、DBゲーにしては少ない。
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16号・18号・Drゲロ・フリーザがリストラされてしまったのが少々残念。
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前作に続きミスター・サタンは登場しているものの、操作することはできない。
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セルジュニアが他のメンツと見比べても浮いており、力の入れようも少ない。16号や18号と置き換えても良かったのでは。
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ボイスの削減。
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前作に比べ声の収録数が少なくなった。
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セルの「ぶるわぁぁぁ」、ピッコロの「ゴハーーーン!!」といったネタボイスは軒並み無くなってしまった。
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ただし声質や真剣度は上がっており、お祭りゲーだった前作と違い、ゲーム全体からシリアスな印象を感じ取れる。
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トランクスの必殺技「超スライディング」がバランスブレイク。
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空中や海上では下段ガードできないので起き上がりに重ね続けるだけで勝ててしまう。
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その他、バランスを崩しかねない技やハメ戦法がいくつか存在している。
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ブロリーが超性能すぎる。
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強烈な突進技、出の速い光弾、反撃不可能な投げ、メテオ完備とやりたい放題。
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ストーリーモードの隠しラスボスだし、原作での扱いを考えれば当然なのかもしれないが。
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一部システムが不親切
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対戦モードではCPUキャラは毎回ランダムで選ばれるため、好きな相手キャラで戦いたい場合は何度も選びなおす必要がある。
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観戦モードが用意されているが、2P側は2コンでないと選べない。
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ラッシュ系必殺技が死にがち
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ゲームの仕様上ラッシュ系必殺技は絶対に全段ヒットしない。そのため出せばフレーム不利、または反確になってしまう技が多数存在する。
例えばブロリーのマシンガンシューター。これは「初撃がヒットしても」メテオで反確というひどい技になっている。
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仕様の詳しい説明。長いので収納。
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このゲームはいわゆる「キャンセル」が存在せず、一部の攻撃に硬直の長い「のけぞり」判定を与えることによって連続ヒットを可能にしている。
ただしのけぞり中に攻撃を受けても硬直時間が上書きされない(のけぞり→のけぞりの無限ループを回避するためと思われる)ので実際は2~3ヒットまでが限界。
問題なのはこの硬直上書き不可が何故か「ガード硬直」にも適用されるという点。よって攻撃判定が複数回ある技は最後の判定による硬直が付加されない場合が非常に多い。
以上のことから、ラッシュ技を食らう→途中からガード可能→最後の判定が終わった瞬間にガード側が動ける、ということが成り立ってしまう。
余談だがこれらの仕様を応用し、ガード状態からわざと最後の二段だけ攻撃を受け、反確状態を作り出す荒業も存在する。
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総評
当時、粗が多いゲームばかりであったドラゴンボールのゲームで数少ない名作である。
ストーリーモードも楽しいし、友達みんなでワイワイ遊ぶのにも最適。
このゲームで確立されたシステムは続編のゲームにも影響を与えており、90年代中期の関連シリーズの基礎を築いたといえる。
余談
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デモ画面中に隠しコマンドを入力するとブロリーの「カカロットォー」というセリフが入る(隠しキャラ出現の合図)のだが、
何度もコマンドを入力して「カカロッカカロッカカロットォー!」と連続で言わせる遊びがある。
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ネットが普及すると、どうやら全国的な遊びであることがわかってきた。
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動画サイトで探すと実際にやっている動画を見つけることができる。
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何度もコマンドを入力すると、「ミスター・サタンが使用可能になる」という都市伝説も生まれた。
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自分の撃ったエネルギー弾に自ら衝突してもダメージを受ける。これで試合が決まると相手の決め技に「自爆」という表示がされる。
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対戦ゲーにしては珍しい「降参コマンド」がある。
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対戦中に特殊な入力をすると一瞬で体力がゼロになり、敗北する。さらに専用の勝ちセリフも用意されている。
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ストーリーモード序盤の悟空vsセル戦(プレイヤー操作不能)で、悟空が降参するケースがあるが、これをノリで全キャラに採用したのだろうか。
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なおこの裏技だけ何故か本作唯一の攻略本であるVジャンプゲームブックスには載っていなかった。しかしこの専用勝ちセリフをネタにしているコマがある。