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ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝 - (2012/08/19 (日) 02:19:26) の編集履歴(バックアップ)


ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝

【わりおらんどあどばんす よーきのおたから】

ジャンル アクション
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売・開発元 任天堂
発売日 2001年8月21日
定価 4,800円(税別)
プレイ人数 1人
ワリオシリーズ

概要

  • GBの名作として名高い『ワリオランド』シリーズの1つ。GBAに移籍し、さらなる進化を遂げた。

特徴

今作は、往年のシリーズとシステムが全く異なるので詳細に解説する。

ステージ

  • 全6エリア、18ステージで、最初のエリアと最後のエリアは1ステージ、他のエリアは4ステージずつ。
  • 最初ステージに出口はないが、ステージのどこかにあるカエル型スイッチを押すとスタート地点に出口が出現する。ただし同時に時限爆弾が作動するため、規定の時間内に脱出しなければ1ミス。
    • ただし次のステージに進むためにはステージのどこかにいる「カギのはし」を連れていかなければならない。また、ボス戦に挑むには各ステージに1つずつある「宝石のかけら」を4つ集めなくてはならない。
    • またコインはミニゲーム(後述)をプレイするのに必要になる。
    • その他、クリアには関係ないが「時のCD」を手に入れるとサウンドルームで音楽を聴ける。
      • さらに、全ステージでスコア1万点以上出すと、サウンドルームで聴ける曲が増える。

ミニゲーム

  • 各エリアには、ミニゲームの入り口がある。ミニゲームは3種類で、プレイするとメダル(用途については後述)が手に入る。
  • ワリオホームラン
    • 飛んでくるボールをバットで打ち返す野球ゲーム。ホームランを取ると1ポイント、3ポイントで1メダル。
      • 打ち所が悪くてもファールになるだけでアウトはないので、とりあえず打っていればストライクにはならない。
      • 毎回投げてくる球種が異なるが、ピッチャーのサインで判断できる。
  • ワリオホッパー
    • 一輪車で走るワリオの前に現れる障害物を、ジャンプして越えていくゲーム。障害物を越えるたびに1ポイント、15ポイントで1メダル。
      • 障害物はBGMに合わせて出現し、BGMが1コーラス終わるごとにスピードが上がる。
  • ワリオルーレット
    • 最初に表示されるワリオの顔と同じように、目、口、鼻を選んでいくゲーム。正解するたびに1ポイント、3ポイントで1メダル。
      • 1問クリアするたびに正解の顔が表示される時間が短くなる。

アイテムショップ

  • ボス戦の直前、アイテムショップに行くことができる。ミニゲームで手に入れたメダルでアイテムが購入でき、ボス戦開始時に店主が登場してダメージを与えてくれる。
    • アイテムのダメージ量は、ボスにより異なる。

ボス

  • 各エリアの最後にはボスが1体ずつおり、倒すと宝が手に入る。
    • ただし制限時間内に倒さないとやり直しになる。また、宝はタイムが残り1分を切ると1つずつ減っていくため、全ての宝を手に入れるためには残り1分以内にボスを倒す必要がある。

前作からの変更点

  • ゲーム開始時に難易度を選べるようになった。
    • 「ふつう」「むずかしい」に加えて、条件を満たすと最も難しい「げきむず」が選べるようになる。
      • 「げきむず」は、最初から体力が1で、敵の数が増えていたり、スイッチを押したあとやボス戦のタイムが短くなっていたりする。
  • 体力制になった。
    • 初期体力は8(難易度により異なる)で、敵の攻撃を受けるなどして体力が無くなるとアウト。
      • ただし穴に落ちるなどして即アウトになることはない。また、人数制もない。

長所

  • GBAになったため、繊細なグラフィック・音質でゲームを楽しめる。
  • 往年のシリーズでおなじみのアクション・リアクションが顕在。
  • やりこみ要素についても、高難易度でのプレイやCD集め・スコア稼ぎなど充実している。
  • 体力制で、ボスステージが個別に分けられたことにより、前作までの問題点だった「戻される」という点が改善された。

短所

  • 難易度があるとはいえ、ステージ数はやはり少ない。
    • 『3』は全25ステージであるが、同じステージを訪れるのを含め完全クリアには100ステージとなる。本作は3つの難易度と18ステージをかけても54ステージにしかならない。また『2』は全51ステージであるが、完全クリアは分岐のために同じステージを何度も訪れるのでやはり数では上である。
  • 「時のCD」の曲。
    • この曲はステージ曲とは全く無関係な曲で、ステージ曲のサウンドテストができると思ったプレイヤーが肩透かしを食らったという例も多い。
    • また、難易度によって内容が変わったりすることもないので、1度全て集めてから他の難易度でプレイすると集める楽しみが無くなってしまう。
  • ミニゲームの難易度がアンバランス。
    • 「ワリオホームラン」が最も短時間でメダルを確実に稼ぐことができるので、他のゲームをやる必要性がない。

総評

前作までのシリーズのシステムを一新し、これまでとはまた違った楽しみ方のできるゲームとなった。

余談

  • 本作から使用されたワリオのボイスは、以降の『メイド イン ワリオ』などでも受け継がれている。
    • また、歌詞付きのBGM*1が登場したのも本作からである。