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ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝 - (2012/08/25 (土) 21:34:17) の編集履歴(バックアップ)
ワリオランドアドバンス ヨーキのお宝
【わりおらんどあどばんす よーきのおたから】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ゲームボーイアドバンス
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発売・開発元
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任天堂
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発売日
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2001年8月21日
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定価
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4,800円(税別)
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プレイ人数
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1人
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ワリオシリーズ
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概要
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GBの名作として名高い『ワリオランド』シリーズの1つ。GBAに移籍し、さらなる進化を遂げた。
特徴
今作は、往年のシリーズとシステムが全く異なるので詳細に解説する。
アクション
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新たに「ダッシュアタック」「スーパーヒップアタック」が追加された。
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どちらも助走やそれなりの高さが必要だが、これでしか破壊できないブロックもある。
ステージ
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全6エリア、18ステージで、最初のエリアと最後のエリアは1ステージ、他のエリアは4ステージずつ。
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最初ステージに出口はないが、ステージのどこかにあるカエル型スイッチを押すとスタート地点に出口が出現する。ただし同時に時限爆弾が作動するため、規定の時間内に脱出しなければいけない。時間をオーバーすると手に入れたコインが減っていく。コインがゼロになると宝石やCDも没収され、ステージから放り出される。
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ただし次のステージに進むためにはステージのどこかにいる「カギのはし」を連れていかなければならない。また、ボス戦に挑むには各ステージに4つずつある「宝石のかけら」を集めなくてはならない。
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またコインはミニゲーム(後述)をプレイするのに必要になる。
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コインはこれまでのように敵を倒したりブロックを壊したりすると出てくる他、宝箱に入っていたり、土管の中にある仕掛けを解いたりして手に入るダイヤがある。
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その他、クリアには関係ないが「時のCD」を手に入れるとサウンドルームで音楽を聴ける。
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さらに、全ステージでスコア1万点以上、あるいは隠しコマンドを入力することでボーカル曲が歌詞付きで歌える「カラオケモード」が出現する。
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仕掛けが豊富に用意されており、たとえば「炎の洞窟」では最初はマグマが噴出する世界だがスイッチを踏むといきなり氷の世界になるという変わったステージ。
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他、ピンボールを受け入れ口に放り込むことで先に進める「ピンボールタワー」、ドミノと競争し、勝てば宝への道が開ける「ドミノストリート」、道中でサイコロを叩き、出目によってさまざまな効果が発生する「すごろくの国」など。
ミニゲーム
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各エリアには、ミニゲームの入り口がある。ミニゲームは3種類で、プレイするとメダル(用途については後述)が手に入る。
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ワリオホームラン
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飛んでくるボールをバットで打ち返す野球ゲーム。ホームランを取ると1ポイント、3ポイントで1メダル。
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打ち所が悪くてもファールになるだけでアウトはないので、とりあえず打っていればストライクにはならない。
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毎回投げてくる球種が異なるが、ピッチャーのサインで判断できる。中には消える魔球や一時停止する球まである。
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9回ごとにチアガールが応援してくれる。また「げきむず」ではピッチャーが女性になり難度が上がる。
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ワリオホッパー
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一輪車で走るワリオの前に現れる障害物を、ジャンプして越えていくゲーム。障害物を越えるたびに1ポイント、15ポイントで1メダル。
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障害物はBGMに合わせて出現し、飛び越えるとユニークな効果音が鳴る。BGMが1コーラス終わるごとにスピードが上がる。
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ワリオルーレット
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最初に表示されるワリオの顔と同じように、目、口、鼻を選んでいくゲーム。正解するたびに1ポイント、3ポイントで1メダル。
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1問クリアするたびに正解の顔が表示される時間が短くなる。
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10問クリアするとスピードは初期値に戻る代わりにパーツが一つ増える。
アイテムショップ
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ボス戦の直前、アイテムショップに行くことができる。ミニゲームで手に入れたメダルでアイテムが購入でき、ボス戦開始時に店主が登場してダメージを与えてくれる。
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アイテムのダメージ量は、ボスにより異なる。なお、難易度によっては値段が上がる。
ボス
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各エリアの最後にはボスが1体ずつおり、倒すと宝箱が3つとボスが身に着けていた宝が手に入る。4つのエリアのボスをすべて倒すと最終エリアに進むことができる。
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ただし制限時間内に倒さないとやり直しになる。また、宝箱はタイムが残り1分を切ると1つずつ減っていくため、全ての宝箱を手に入れるためには残り1分以内にボスを倒す必要がある。
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入手した宝箱の数によってエンディングが変化。たくさん手に入れると良い事が… 。
前作からの変更点
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ゲーム開始時に難易度を選べるようになった。
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「ふつう」「むずかしい」に加えて、条件を満たすと最も難しい「げきむず」が選べるようになる。
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「げきむず」は、最初から体力が1で敵の数が大幅に増え、宝石やCD、ダイヤの配置が一部変更され、スイッチを押したあとの時間制限やボス戦の時間制限が短くなっている。
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体力制になった。
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初期体力は4(難易度により異なる)で、敵の攻撃を受けるなどして体力が無くなるとアウト。体力はハートを取ったりハート箱を取ることで回復する。
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ただし穴に落ちるなどして即アウトになることはない。また、人数制もない。
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ライフゲージがあり、敵を倒した際に出るライフを8つ集めるとハートが1回復する。
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このライフゲージはハートが8つの状態で8つ集めるとゲージが満タンになり、それ以降の敵がライフの代わりに100コインを出すようになる。
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敵の復活や落とすコインなどが変更された。
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倒した敵が復活しない。そのため、無限稼ぎは不可能になった。
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ただし、リンゴスキーやスケルトンバードなどのリアクションを起こす敵、ロボバードなどのコインを落とさない敵は復活する。
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敵によって落とすコインの額が決まっており、10~300コインのいずれか。「2」や「3」のようにたまに金額の高いコインが出ることはなくなった。
長所
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GBAになったため、繊細なグラフィック・音質でゲームを楽しめる。
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往年のシリーズでおなじみのアクション・リアクションが顕在。
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肥満化、火達磨、ゾンビ、ドラキュラなどの豊富なリアクション。ただし、前作「3」に登場した透明化など一部のリアクションは削除された。
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やりこみ要素についても、高難易度でのプレイやCD集め・スコア稼ぎなど充実している。
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体力制で、ボスステージが個別に分けられたことにより、前作までの問題点だった「戻される」という点が改善された。
短所
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難易度があるとはいえ、ステージ数はやはり少ない。
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『3』は全25ステージであるが、同じステージを訪れるのを含め完全クリアには100ステージとなる。本作は3つの難易度と18ステージをかけても54ステージにしかならない。また『2』は全51ステージであるが、完全クリアは分岐のために同じステージを何度も訪れるのでやはり数では上である。
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「時のCD」の曲。
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この曲はステージ曲とは全く無関係な曲で、ステージ曲のサウンドテストができると思ったプレイヤーが肩透かしを食らったという例も多い。
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しかも殆どの曲がタイトル共々シュールにも程があるものばかりで、初見ではまず理解に苦しむ。
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「やわらかいコウラ」など一部例外はある。また「つきのでんちゅう」は本作のボーカル曲を逆再生したものである。
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ただ、内容や表示されるワリオおじさん達(?)の画像は笑えるので一見の価値はあり。なお説明書でワリオ曰く「何かよくわからん曲も多いが、とりあえず楽しんでくれ!」とのこと。
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ミニゲームの難易度がアンバランス。
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「ワリオホームラン」が最も短時間でメダルを確実に稼ぐことができるので、稼ぎが目的であれば他のゲームをやる必要性がなくなってしまう。
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一方で「ワリオホッパー」は高難易度のわりに1枚貰えるまでのノルマが多く(15回)、とても苦労に見合わない。
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「ワリオルーレット」は稼ぎやすいのだがゲームテンポが他の二つよりも遅いので稼ぐには時間が掛かりすぎる。
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「げきむず」でのボス戦が難しい。
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初期体力は難易度難しいと同じく4で、ボスの行動は全く変わらないのだが、制限時間がとにかく短い。
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最初のボス「ピンキー」はなんと15秒。TAS動画でも残り2秒ほどしか残らない。
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4つの通路のボスは2分。パターンが入れば30秒で倒せるフラワナや攻撃パターンが単調なコンダラーはそこまで難しくない。
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だが、青の通路のボス「キャバット」は効率よく攻撃してもギリギリ1分を切れるほど。
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そして黄色の通路のボス「シッキー」。攻撃できるチャンスが少なく、上手く攻撃しないと無敵になってしまうという厄介なボス。1分切るのは余程の熟練者でもきつい。アイテムを使えば大幅に体力を削れるので無理なら活用しよう。
総評
前作までのシリーズのシステムを一新し、これまでとはまた違った楽しみ方のできるゲームとなった。
余談
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本作から使用されたワリオのボイスは、以降の『メイド イン ワリオ』などでも受け継がれている。
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本作の説明書はただの説明に留まらずネタ的で面白い内容になっている。説明文は全てワリオが解説してたり、迷路ゲームなどが収録されている。
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ピラミッド内をうろついているシタイン博士は「カエルの為に鐘は鳴る」に登場した人物である。
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『伝説のスタフィー3』の「かいていいせき」で本作のワリオが友情出演している。
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ちなみに「かいていいせき」ではリアクションを利用する仕掛けがあったり、りゅうせいあたっく改を教えてもらったりとステージの重要キャラとして登場している。
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海外版では、タイトルが「WARIOLAND4」となっている他、ED曲のボーカルが英語に差し替えられている。
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ところが、なぜか「ヤシのきじま」のBGMは日本語のままである。