「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【すーぱーだんがんろんぱつー さよならぜつぼうがくえん】
ジャンル | ハイスピード推理アクション(ADV) | |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
発売・開発元 | スパイク・チュンソフト | |
発売日 | 2012年7月26日 | |
定価 | パッケージ版:6,279円、限定版:9,429円、DL版:5,200円 | |
レーティング | CERO:C(15歳以上対象) | |
分類 | 良作 |
各分野において優れた才能を持つ超高校生級の少年少女のみが入学できる「私立 希望ヶ峰学園」。
新入生として第一歩を踏み出そうとしていた主人公・日向創は、急なめまいに襲われて意識を失ってしまう。
目の前に現れた扉を開くと、学校の教室と思われる部屋に日向と同じ15人の新入生が集まっていた。
そして、突如現れた喋る謎のヌイグルミ「ウサミ」から奇妙なイベントを押し付けられる。
「新入生たちは、リゾート地として有名な南の島・ジャバウォック島で修学旅行をしなければならない。
島から帰還する唯一の方法は、この島で友情を深め、希望のカケラを集めること。」
教室の張りぼてが割られ、現れたのは南国の風景。
こうして、島からの帰還を目指しつつ、希望を育む「ドッキドキ修学旅行」が始まった。……かに思えた。
変更点・新要素を中心に記述する。基本的な部分は前作と同様なので、併せて参照のこと。
島内を歩き回るADVパートと、事件の犯人について議論する学級裁判パートの二本柱からなる。
変更点
変更点
新要素
学級裁判は本シリーズの目玉であり、仲間を殺した生徒「クロ(真犯人)」とそれ以外の無実の生徒「シロ」の、生き残りと卒業を賭けた戦いである。
シロ側がクロの特定に成功すればシロの勝ち、失敗すればクロの勝ち。負けた方は処刑される。
変更点
この手のアドベンチャーとしては「続編」としての性質がやや強く、前作プレイヤーを意識した展開が繰り広げられていく。
場所については記さないが、前作で起きた事件内容や物語の結末といった、前作の核心部分に関わるネタバレも出てくることを特記しておきたい。
このゲーム自身前作で未回収だった伏線、「超高校級の『御曹司』」十神白夜の存在、モノクマのセリフなど、「1をプレイした前提」でのネタがあったりもするので、前作『ダンガンロンパ』を先にプレイしておくことが推奨される。
前作なしでは意味不明だということはなく一応単体でも理解できるように作られてはいるが、やはり前作をやるやらないで相当な差がある。
+ | ※中程度のネタバレを含むので注意 |
+ | ※中程度のネタバレを含むので注意 |
+ | ※中程度のネタバレを含むので注意 |
前作において、15人の登場人物が殺し合いをするという壮絶な物語に一応のオチを付けて終わっただけに、「果たしてこの物語に続編を作れるのか」と不安視する声も少なからずあった。
設定を引き継ぐ以上、ともすれば既視感が生まれ目新しさが薄れかねないところだが、実際は前作と遜色のないストーリーが出来上がっており、一部には前作以上の驚きをもたらしうる部分もあった。
トリックがちゃちであるという批判があった前作と比べ、推理ゲームとして十分楽しめる出来になったことも大きい。
システム面でも前作で指摘されていた主な問題点を比較的解消しつつ、ボリュームアップを中心にクリア後も十分楽しめるようになっている(ある意味、クリア後が本番である)。
「スーパー」を冠するにふさわしい進化を遂げ、ダンガンロンパシリーズにおける一つの到達点ともいうべき作品になったと言える。