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ASSASSIN'S CREED II - (2012/11/19 (月) 09:16:33) の編集履歴(バックアップ)
ASSASSIN'S CREED II
【あさしん くりーど つー】
ジャンル
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アクションアドベンチャー
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スペシャルエディション(SE版)
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対応機種
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プレイステーション3、Xbox360、Windows
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発売元
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ユービーアイソフト
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開発元
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ユービーアイソフト モントリオールスタジオ
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発売日
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2009年12月3日 SE版:2010年8月5日
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定価
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7,329円
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レーティング
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CERO:Z(18歳以上のみ対象)
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WARNING!!!!!!!
本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。
概要
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アサシンクリードシリーズのナンバリングタイトル第2作目。
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前作が十字軍時代のエルサレムを舞台としていたのに対し、本作はルネサンス期のイタリアを舞台としている。
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ルネサンスの概要を知っていればより深くストーリーが楽しめる。公式サイトでもある程度解説がなされているためチェックしておくといいだろう。
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レオナルド・ダ・ヴィンチやマキャヴェリなど、ルネサンス期に活躍した歴史的人物が思わぬ形でストーリーに介入してくることも本作のウリの一つ。
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PS3版のみ、PSPで発売された『Assassin's Creed Bloodlines』と連動し、アイテムを入手することが可能。
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SE版は通常版配信後に有料配信されたDLCが付属されており、いわゆる完全版に当たる。PS3SE版はそれに加え、短編映画『Assassin's Creed: Lineage』とそのメイキング映像が収録されている。
ストーリー
15世紀、イタリアは新たなる時代の夜明けを迎えようとしていた。
レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめとする気鋭たちに導かれ、世界はかつてない科学、芸術、学術の再生の時を迎えた。
後の学者たちは、それをルネッサンスと呼んだ。しかし彼らは、歴史の闇に潜んでいた事実を知らない……。
フィレンツェの貴族の家に生まれたエツィオは、ある事件をきっかけに貴族の位を剥奪され、すべてを失ってしまう。
誰が何のためにこんな陰謀を仕組んだのか。その黒幕を暴き、報いを受けさせるため、エツィオはアサシンへの道を歩みだす。
時は流れ、現代。アサシンのDNAを受け継ぐ青年デズモンド・マイルズは、遺伝子を解析する「アニムス・システム」を用いて、祖先たちの記憶を辿ることになるが……。
特徴
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前作から3世紀近い時代経過と場所の変更がなされたことで、ゲーム上の設定やシステムにも大きな影響が及んでいる。
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アサシンブレードの装備に指を落とす必要が無くなる、ブレードの仕込み銃が開発されるなど、技術的進歩を進化したゲーム性に上手く絡めている。
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通貨の概念が登場したことは小さいようで大きい事柄。様々なことが通貨の導入一つで出来るようになった。以下がその一例となる。
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「装備の購入」
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武器は棍、長剣、ナイフなど種類が豊富になり、カウンターのし易さやリーチで差別化を図っている。
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防具は質が高ければその分ライフバーも大きく増える。しかし戦闘などで汚れると血がこびり付いてしまい、修理しないと破損状態になってしまう。
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破損すると増加していた分のライフバーは無くなってしまう。ムービーでの見栄えを良くするためにも鍛冶屋でこまめに修理したい。
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「街への投資」
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道具屋、教会、鍛冶屋といった建物に投資することで自ら所有する街を発展させられる。投資すればそれだけ街が賑やかになり、人の出入りも目に見えて分かるように増加する。
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投資した回数によって値下げなどの恩恵を得られる店もあるため、高価な装備を後々手に入れる際に思わぬ助けになる。
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その他服の色を変える、仲間を雇う、といった事柄も通貨の導入により可能になった。
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悪評システム、ライフバー
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前作のシンクロ・バーとソーシャル・ステータスに変わり導入された。この2つに比べると規制や縛りっぽさはかなり緩くなった。
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ライフバーはゲームでは最早お馴染みのもの。強力な装備を身に着けることで体力ブロックが増え、内側に白い四角があるブロックまでなら自然回復する。
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悪評システムは犯罪行為をすることで街に悪評が広まり、群衆に紛れることができなくなったり兵士に突然襲われたりするというもの。
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前作では壁によじ登るだけでソーシャル・ステータスが下がってしまい、せっかくのフリーランが堪能できないという問題があった。システムの方向性を変えず上手く問題点を消しているのは、評価点と言っても差し支えない。
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ストーリー中強制的に悪評が最大まで上がってしまうこともある。ちなみに特定のマントを装備すると該当する地域内ではどんなことをしても悪評が全く上がらなくなる。
評価点
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主に概要で述べた、世界観と上手く融合したシステム。
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全体的に行動の自由度が上がった。
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単に行動範囲が広がっただけでなく、傭兵等を雇い仲間にして戦わせたり、金を路上にばらまいたりと町で起こせるアクションも増えた。
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暗殺にも、毒を背後から差し込んだり、銃で射殺したりと、手段に幅が増えた。お馴染みアサシンブレードも本作では両手に装備できるため、同時に二人暗殺することも可能。
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金に群がる市民をどかすために兵士が来ることがあるのだが、そいつに毒を仕込むと…大惨事が起こる。
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移動手段も増え、快適性が増した。
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泳ぐことができるようになり、水に飛び込んで即死と言うことは無くなった。泳いで追っ手を回避したり、暗殺ターゲットに静かに接近したりできる。
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また、前作にもあった馬での移動に加え、街から街へ瞬時に移動できるファストトラベルが登場した。
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決められた場所でしか行えない、微々たるものとはいえ金が必要になるなど制約こそあるが、移動手段としては非常に便利。
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美麗なグラフィック
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現代の技術で蘇った当時の街並みは美しく、適当にうろうろしているだけでも楽しい。開発陣も「世界一安いイタリア旅行」と語る程。
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ビューポイントから見下ろす町は壮観。遠くの景色まで十分に見渡せる。
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服の色の変化も微妙なコントラストで細かく差別化されているので、様々な染色を試してみるのも面白い。
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豊富な収集・探索要素
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「羽」、「シンボル」、「石像」、「宝箱」などがこれに該当する。意外な所に隠されていることも多いので、町を隅から隅まで駆け回らないとコンプリート出来ない。
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シンボルは集めるだけで終わりではなく、それぞれに用意されたパズルを解かなくてはならない。歴史的知識が必要なものもあれば思考力ひとつで解ける問題もあり、数が豊富でやり応えがある。
賛否両論点
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大味な「ステルス」部分
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敵に見つからないように暗殺任務を遂行するミッションが多いが、ある程度敵兵と距離があればほとんど見つかることは無い。
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暗殺アクションというゲームの性質上、類似したジャンルかつシビアなステルス要素がある『メタルギアシリーズ』と比較され、批判されることが多い。
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ただ、この点は本作のアクションに深い隠密性を求めるか否かで評価が変わると言えるだろう。
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シンボルパズルが一部かなり難しい。
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難しいとされるのは「記号の隠された法則を見つけ出し、1~9のダイヤルに合わせる」と言う形式のもの。思考力が試されるパズルである。
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シナリオクリアには関係ないが、トロフィー/実績に絡む要素であるため、完全に無視することはできない。
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攻略法はネットなり書籍なりを調べれば存在するので、クリアは決して不可能ではない。
問題点
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戦闘が単調になりがち。
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回避行動を駆使して鮮やかに戦うことも可能ではあるが、大抵が攻撃連打かカウンター待ちでどうにかなってしまう。
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掴む→壁に投げる→倒れたところを蹴る→掴む…の繰り返しで時間こそかかるがラスボスがハメ殺せてしまうなど、ボスとの戦闘にもイマイチ緊張感が無い。
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前作から使える武器は増えたものの、そこまで大きな差が無く、戦闘を劇的に変えるものではない。
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仕込み銃の使い辛さ
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アクションゲームの銃と言うと一人称視点での操作や、エイムせずとも打てば当たる物がほとんどである。
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しかし今作に於いては、「銃を構え、一定時間立ち止まり狙いを定めて撃つ」という操作であるためにどうしても使いどころが限られがち。
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その上消音機能は(技術上仕方ないとはいえ)存在しないため、狙いを外そうものならあっという間に敵兵に感付かれてしまう。魅力的な新装備だがとにかく使いづらさが目立っている。
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マップの使い勝手がイマイチ。
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基本的に建造物の名前が記載されないため、知識や記憶があいまいだとなかなか目的地にたどり着けない。こうした場合データベースに一緒に載っている小さな写真しかあてにするものがない。
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現在地とマップがずれてしまっていたり、位置アイコンが妙に大きいせいで細かい位置が分かり辛かったりと見栄えもよろしくない。
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「世界一安いイタリア旅行」と自負するのであれば、観光案内のパンフレットも作りこんでもらいたかったところだ。
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バグが多い。
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壁にエツィオがめり込んで行動不能になったり、壁抜けしてしまったりとプレイを妨害する要素ばかり。人物のテクスチャが異常に乱れるというバグも報告されている。
総評
前作では縦横無尽のフリーランや重厚な世界観が評価されたものの、粗削りかつストレスの溜まる作りが大いに批判された。
本作はそんな前作のシステムを洗練し様々な遊びを盛り込んだことで、シリーズの人気を確固たるものにし、アクションゲームの新境地として世界中で高評価を得ている。
以降のシリーズ作品がほぼ本作のシステムをベースにしている点を鑑みるに、シリーズの土台として完成されているということは疑う余地が無い。
ステルスやアクション部分は特筆するほど奥深いものではないが、簡単かつ気軽に遊べるように手堅く纏めているとも言える。
余談
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本作のトロフィー/実績は非常に獲りやすいことで、コレクターからは人気を集めている。実際、本作は最もプラチナトロフィーが多く取られているという調査結果がある。
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2010年4月に、「史上最も出版物で特集を組まれたゲームソフト」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されている。