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SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD: THE GAME
【SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD: THE GAME】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション3、Xbox360
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発売元
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ユービーアイソフト
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開発元
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ユービーアイソフト
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発売日
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2010年10月20日
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定価
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【PS3】1500円 【360】800マイクロソフトポイント
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概要
UBIソフト開発のベルトスクロールアクションゲーム。
カナダ産コミック「SCOTT PILGRM VS. THE WORLD」が原作の海外製のゲームだが、ゲーム性は「ダウンタウン熱血物語」をリスペクトした部分が多々見受けられる……というかほぼ「ダウンタウン熱血物語」そのまんまと言っていい。
海外コミックというと濃い絵柄のものを想起しがちだろうが、キャラクターもデフォルメ気味の日本人でも親しみやすいビジュアルとなっている。
グラフィックは全てドット絵、音楽も8bitサウンドを巧みに使っており、全体的にレトロゲームを強く意識した作りとなっている。
音楽はANAMANAGUCHIという海外のチップチューンバンド、ドット絵はドットムービー等を公開していることで有名なPaul Robertson氏が担当。
作中に大量に様々なゲームのパロディが登場するが、これは原作コミックがそもそも古今東西のゲームのパロディを盛り込んだ作品であるため。
映画版「SCOTT PILGRM VS. THE WORLD(邦題:「スコット・ピルグリム VS 7人の邪悪な元カレ)」のタイアップゲームということになっているが、多くの面において基本的に原作のコミック準拠となっている。
ストーリー
カナダのトロント州に住む、売れないアマチュアバンド“セックス・ボブ=ォム”のベーシスト、スコット・ピルグリム23歳。無職。
ニートな彼は夢の中で出会った美女、ラモーナ・フラワーズに恋をする。
しかし、彼女と付き合うためには7人の邪悪な元カレを倒さねばならないのだ!
ラモーナと付き合うべく、スコットと7人の邪悪な元カレの戦いが幕を開ける。
システム
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ステージ選択式のベルトスクロールアクションゲーム。ファストアタック(いわゆる弱攻撃)とストロングアタック(おなじく強攻撃)、ジャンプ、ガード、ストライカー召喚など様々なアクションを使い分けて全7ステージを進んでいく。
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ステージ中に落ちているアイテムや倒れた敵を拾い上げて武器にすることも可能。強力なものからまるで役に立たないものまで、アイテムのバリエーションは非常に豊か。
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敵を倒すとお金を落とし、このお金を使って買い物をすることで食べ物などを買って体力を回復したり、能力を上げたり出来る。
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この辺りのシステムも完全にダウンダウン熱血物語のそれである。
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最大4人での協力プレイにも対応。協力プレイ専用のアクションなども用意されている。
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基本的なステータスは以下の通り。各ステータスの説明文はWikipediaより引用させていただいている。
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LIFE(ライフ) 残機。初期値は3で、0の時にプレイヤーが倒れるとゲームオーバーとなり、マップ画面へ戻される。
HP(ハートポイント) 体力。敵からの攻撃やトラップによりダメージを受けると減っていく。0になってもGPが残っていればGPを消費して自動的に回復する。
GP(ガッツポイント) 気力。ストライカーの召喚やスーパーアタックを行うことで消費。このGPが0の時にHPが0になると1ミスとなる。
XP(経験値) 敵にダメージを与えたり、買い物をすることで溜まっていき、一定の値まで溜まるとレベルアップ。
DEF(ディフェンス) 防御力。値を上げることで敵から受けるダメージを軽減するほか、HPの最大値にも影響する。
SPD(スピード) 素早さ。移動から攻撃速度まで、キャラクターの全体的な行動スピードに影響する。
WP(ウィルパワー) 根性。GPの最大値やスーパーアタックの威力に影響する。
STR(ストレングス) 攻撃力。全ての攻撃の威力、並びに稀に発動するクリティカルの発動率に影響する。
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敵にダメージを与える、ショップで買い物をするなどの行動で経験値が溜まり、プレイヤーキャラがレベルアップしてゆく。レベルアップすることで新たなアクションを覚え、戦いの幅も大きく広がる。
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レベルアップ時にはHPとGPの最大値が増えるのは勿論のこと、両方の値が満タンまで回復するため、ステージの攻略に組み込むことも可能。ただし能力は上がらないので、こちらはショップでの買い物で伸ばしてゆかねばならない。最大レベルは16。
キャラクター
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キャラクターは4人から選択可能。それぞれキャラクター自体はもちろん、ストライカーの性能も違っている。
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キャラクター紹介
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Scott
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スコット・ピルグリム。本作の主人公。オタクでニートだが、ケンカの腕は州一との評判。ラモーナと付き合うべく7人の邪悪な元カレに立ち向かう。
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全体的に攻撃の隙も少なく、主人公らしい扱いやすい性能。ただしインファイタータイプであり、若干機動力に欠ける。
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Kim
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キム。本名キンバリー・パイン。スコットの元カノの一人であり、バンドのドラマーを務める。やや乱暴で口が悪い。
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全キャラ中最大のGPを誇り、ダッシュが最も速い。また、ストライカーで体力回復ができるのも特徴。
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Stills
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スティーブン・スティルズ。スコットのバンドの顔役でボーカル&ギター担当。常識人だが本番に弱く、演奏前に吐いていることが多い。
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高いHPと攻撃力が特徴のパワータイプ。反面、攻撃の隙は全体的に大きい。ダッシュ攻撃もやや扱いづらく、上級者向け。
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Ramona
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ラモーナ・フラワーズ。7人の邪悪な元カレを持つ、スコットが一目惚れした女性。謎の異空間「サブスペース・ハイウェイ」を使用する。
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高いジャンプ力と歩き速度、及びGPを持つ。上述のサブスペースハイウェイを使い、ランダムで武器を取り出す専用の技を持っている。
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Knives
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ナイブズ・チャウ。スコットの元カノの女子高生で、スコットがラモーナに惚れたことでフられるも、想いは止まらず彼のストーカーと化す。
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全キャラ共通のストライカーだが、DLCを購入することでプレイヤーキャラとして使用可能に。性能はキムのコンパチだが、一部能力やモーションは少し異なる。
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スコットに片思いを続けてるのにキムのストライカーでは
レズい
ことになっている。原作未読の方のために一応説明しておくと、これは原作で二人が酔った勢いでこうなったという1シーンに準じたもの。
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なおこれに限らず、原作には同性愛描写がかなり多い。同性婚が許されているカナダならではか。
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この他、条件を満たすことで使用できる隠しキャラクターが一人と隠しストライカーが存在。また、海外ではDLCキャラがもう一人存在する。
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評価点
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「ダウンタウン熱血行進曲」の正統進化版とも言える、シンプルで爽快感の高いゲーム性。効果音も小気味よく、ビシバシ敵を攻撃しているだけで気持ちいい、昔ながらの面白さが詰め込まれている。
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また、特筆すべき点として、ベルトスクロールアクションには珍しい「ガード」の存在がある。1ボタンで簡単に行うことが出来、大抵の攻撃はこれで防げる。同ジャンルにありがちなスクロールと同時に襲いかかってくる初見殺しな敵の攻撃もこれ一つでガードできるため、初心者でも極めてとっつきやすい。
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流石にボスの攻撃などとなると、ガード出来ないものも多いのだが。
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ステージセレクト制であるため好きなステージを好きなだけやり込み、レベルや能力を上げてから次のステージに進むことが出来る。初心者なら能力をしっかり上げ、腕に自信があるならどんどん先へ進んでいい。
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ショップに立ち寄らずにゲームを進めれば初期能力値のままでラスボスまで進めることも可能であるなど、幅広いプレイスタイルに対応している。
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Paul Robertson氏によるドットは高いクオリティを誇り、背景もキャラクタードットも綿密に作り込まれている。ドット絵で描かれた小気味良くキャラクターたちが入り乱れて戦う様は視覚的にも楽しい。
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ANAMAGUCHIによる楽曲はどれも高品質。チップチューンを存分に活かした懐かしくも新しい音楽の数々を聴くためだけでも購入の価値があると言えるほど。ステージ1のBGM「Another Winter」やPVでも使用されたステージ3のBGM「Rock Club」などは特に人気が高い。
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各ステージはもちろん、殆どのボスに専用のボス戦BGMが用意されている凝り様。しかもそれぞれがボスのイメージに合わせた全く異なる曲調となっている。
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一部ステージでは序盤はピコピコ音+ドラムのみが鳴るが特定地点を通過した時点でギターサウンドなどが加わり、曲が盛り上がるなど演出としても効果的。とりわけ音楽に力の入ったゲームだと言える。
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あちこちに盛り込まれた古今東西のレトロゲームのパロディ。内容はショップで売られているアイテムの名前や一部キャラの技などの小ネタから、ステージクリア時の演出で緑色の土管でドゥンドゥンドゥンという音と共に土管に潜るプレイヤーキャラなどアウトではなかろうかと思ってしまうものまで幅広い。
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日本ではあまり親しみのない作品ゆえに話題に上ることも少ないが、実はキャラゲーとしても評価に値する作り。ゲームとしての都合上オリジナル要素が多々加味されてはいるものの、ステージ上の演出、背景のモブなどで可能な限り原作を再現しようという努力が見られ、製作者の原作愛を伺える作品でもある。
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なお、エンディングはほぼ全員が原作とは全く異なるものとなっている。
問題点
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食べ物やアイテムなどでステータスを上げることが出来るが、下手に上げ過ぎるとゲームバランスが崩壊するほどパワーアップしてしまう。全能力MAXにしようものなら大抵の敵はまともなコンボを叩き込むまでもなく沈む。
例えそれがボスでも。
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ある場所に存在する隠しショップなどは一つ買っただけで文字通り能力が桁違いの上がり方をするものもあり、後述のいくつかの要素と相まってゲームバランスはやや大味。
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ただ、上記の隠しショップについても売っているアイテムの値段はかなりの高額で、狙ってお金を稼ぎまくらないとまず買えない。アクションが苦手な人間への救済措置とも取れる。
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三段階の難易度があるが、基本的に敵のHPが上がって堅くなるだけであり、難易度変更にいまいち面白みがない。
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上昇した能力に合わせて難度を変更できると取ることも出来るが、最高難度でもステータスをMAXにしていれば大体の敵を秒殺可能。
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稀にクリティカル攻撃が発動するのはシステムの欄にも書いたとおり……なのだが、このクリティカル攻撃、敵の攻撃でも普通に発動することがある。
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防御力無視で凄まじいダメージを与えるため、発動すれば雑魚は一瞬で倒せるほどの威力だが、逆にプレイヤーが食らえばHPをごっそり持っていかれる。ボスに発動されようものならプレイヤーの方が即死しかねないなど、やや理不尽。
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一度能力を上げるとデータはキャラ別にセーブされ、オプションからキャラデータをリセットしなければ最初からやり直すことは出来ない。
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DLCで追加されるキャラクター、ナイブズがコンパチ性能であること。ゲーム本体の約1/3強の値段であるにも関わらず、追加されるのが既存キャラと殆ど変らない性能のキャラであるのは如何なものか。
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ナイブズのキャラクター性からしても、キムの凶暴なモーションが使われているのはかなり違和感が強い。
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オープニングやエンディングの英文が和訳されていない。
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ただ、昔のゲームらしいといえばらしいし、エンディングも極めて簡素なものであり、表示される一枚絵を見るだけでも大体の内容は理解できる。英文そのものも、さして難解なものではない。
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ステージクリア後のデモ、並びにスタッフロールがスキップ不可。
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ステージクリア後の演出はせいぜい10秒程度なのでまだ良いが、エンディング~スタッフロールは
恐ろしく長い
。ゆっくりコーヒーを淹れて飲み終えられるほどである。このせいでただでさえ長い最終ステージをプレイする意欲がグッと下がってしまう。
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オンラインCo-opに対応していない。ただでさえ国内においてはマイナーな作品なので、Co-opプレイをする機会に恵まれづらい。
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後述するが、現在海外においてはオンラインCo-op対応となるDLCが販売されている。
総評
グラフィック、音楽、ゲーム性など、どれもが平均以上の出来となっている秀作。
全体的にやや大味である点など悪い意味でのレトロゲームらしさも持ち合わせているものの、
アクションゲーム好き、8bit音楽ファン、ドット絵好きなど多くの人間にオススメできる作品。
単なるキャラゲーに留まらぬ、まさしくゲームが好きな人間のためのゲームだと言えるだろう。
余談
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原作であるScott Pilgrim VS The Worldの映画日本版公開にあたって、原作コミックの翻訳版がヴィレッジブックスより発売されている。翻訳コミックの宿命として値段がお高いが、原作者が日本の漫画に多く影響を受けているためもあり、ゲーム版同様日本人にも親しみやすい絵柄や演出の作品となっている。興味があれば原作に触れてみるのも良いだろう。
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音楽が大好評となっている本作、サウンドトラックはiTunesにて1500円で配信中。ダウンロードゲームゆえにサントラがゲーム本体と同額となっているが、収録曲数から考えるとわりと良心的な値段となっている。
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本作のドットを担当しているポール・ロバートソン氏はゲーム関係からオリジナルまで数多くのドット作品・ムービーなどを作り、ネット上で公開している。
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検索すれば簡単に出てくるし、氏は大型イラスト投稿サイトのPixivにも登録しているため、閲覧は容易……なのだが、その作品群の多くがエログロな要素を含んでいるというか、普通とはちょっと外れたセンスというか……平たく言えばマジ●チな作品が多い。文章にするだけでもヤバい内容のものもあるので、(グロ耐性のない人は特に)検索する場合は覚悟をした方がいい。ドットの出来が非常に良いので、尚のことである。
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さらに余談になるが、氏の代表作の一つであるドットムービー作品「Pirate Baby’s Cabana Battle Street Fight」は(やっぱりバイオレンス要素を多分に含んだ)ベルトスクロールアクションゲーム風味の映像作品であり、本作でついにあのドットでゲームがプレイできる! と歓喜したファンも少なくない。筆者とか。
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海外においては、オンライン対応+原作の人気キャラであるウォレスをプレイアブルキャラクターとして追加するDLCが配信されている。2度の延期を繰り返しファンをヒヤヒヤさせた代物である。
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こちらの追加キャラもコンパチである点に批判はあるが、配信開始から約2年もが経過してもこういった動きがあるのは、本作がユーザーから愛されている証拠でもあるだろう。