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マリオのスーパーピクロス - (2013/08/29 (木) 05:21:29) の編集履歴(バックアップ)
マリオのスーパーピクロス
【まりおのすーぱーぴくろす】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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スーパーファミコン 配信版多数
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発売元
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任天堂
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開発元
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エイプ ジュピター
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発売日
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1995年9月14日
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定価
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7,900円(税別)
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分類
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良作
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
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GB「マリオのピクロス」の続編。
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ピクロスとは「ピクチャークロスワード」の略称。別名お絵かきロジック。
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お絵かきロジック自体は様々なゲームが発売されているが、「マリオのピクロス」は本作オリジナルの仕様。
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新モード「ワリオのピクロス」が登場。要するに他ゲームにおけるお絵かきロジックである。
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作中では語られないが、古代遺跡の石盤に隠された絵を解読するという設定があり、演出もそれらしくなっている(「マスを塗り潰す」が「削る」と言い替えられているなど)。
特徴とシステム
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各問題は方眼紙のようなマス目になっており、数字をヒントに絵を出す。削ってはいけない場所には目印を付ける。
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「マリオのピクロス」では、削ってはいけない場所を削るとペナルティとして制限時間を減らされる。
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マリオのみ「ヒントルーレット」が存在し、部分的に答えを教えてくれる。タイムを消費してさらにルーレットを回す事も可能。
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「ワリオのピクロス」では、間違った場所を削っても教えてくれない。ちなみに制限時間も無い。
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ワリオのみ「試し塗り」モードが存在し、塗る箇所を仮定して試し塗りをする事が出来る。試し塗りを確定することも可能。
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絵が完成するとカラーになり、しかも一部の絵はアニメーションが付いている。
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パズルゲームとしては珍しく、協力プレイが存在する。当然だが対戦プレイは無い。
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マリオとワリオ、サイズの違いを含め、全300問存在する。
評価点
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モノクロだった前作からカラーになった。アニメーションもあって、解く事による楽しみが増えた。
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中々手強い300問。
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難易度の低い問題も多いが圧倒的なボリュームである。
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さらに「ワリオのピクロス」の導入により、本格的なステージが増えてしっかりやり込めるようになった。
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良質なサウンド。
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フィールドを削る効果音は小気味良い物があり、一気に削れば爽快感がある。
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BGMは中々良質で、マリオとワリオそれぞれに隠し曲が用意されている。
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紙面などで解くのに煩わしさが伴う「お絵かきロジック」をコンピューターゲームに昇華させ、大幅に遊びやすくした。
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別にピクロスだけの特徴ではないが、本作はその操作性やビジュアル、UIなどにおいて他シリーズとは一線を画しているので特筆する。
賛否両論点
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2Pプレイ。
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ピクロスの性質上、下手な人やよくミスをする人が足を引っ張る構図になりがちで、円滑なプレイを阻害する可能性がある。
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上手い人が二人でプレイすれば実質2倍の速度で解くことができるが、やはりそれなりの腕前が必要になる。
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ワリオの問題の中には「ワリオランド?」シリーズ出典の敵キャラクターが答えになっているものもある。知っている人には嬉しい要素だが、分からない人には分からない。
問題点
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飽きやすい。
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特にワリオのピクロスの後半は難しく時間がかかるため、ダレやすい。
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全編通してやる事はピクロスのみであり、オマケ要素などは一切存在しない。
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300問解いても、セーブデータの表示が変わる以外に何もない。
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エンディングはマリオのピクロスを全てクリアした時点で見れる。ちなみにワリオ側には無い。
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一応、最後の最後に驚きの要素が隠されているのだが、それを拝見する為には300問中272問クリアする必要がある。
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全体的に、答えの絵が粗い。
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モノクロでも不気味な絵が、カラーになったせいで余計に不気味になった問題もある。
総評
大ボリュームや操作性の改善、前作「マリオのピクロス」の正当進化として相応しい作品となった。まだ荒削りな部分が多いが、高い完成度を誇るパズルゲームの金字塔。
余談
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「ピクロスDS」以降のピクロスシリーズはマリオを撤廃したカジュアル路線になった。
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CMが異様に汗臭い。