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メテオス - (2012/05/26 (土) 12:41:21) の編集履歴(バックアップ)


メテオス

【めておす】

ジャンル 打ちあげパズル
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 バンダイ
開発元 キューエンタテインメント
発売日 2005年3月10日
定価 4800円

概要

宇宙から降ってくる「メテオ」を打ち上げて、生存を目指すパズルゲーム。星のカービィシリーズを手がけた桜井政博氏がゲームデザインに関わった。
パズルゲームには珍しくストーリー背景があり、特にオープニングムービーは圧巻。一枚絵ではあるが複数のエンディングも用意されている。
勝利=生存、敗北=滅亡に置き換えるといったこだわりも。
ファミ通での評価は38点、日本ゲーム大賞(CESA GAME AWARDS 2004-2005)で優秀賞などの高い評価を受けている。

ルール

メテオは上下にのみ動かすことができ、同じメテオを横or縦に3つ以上揃えると点火して打ち上がる。打ち上げたメテオの量が多いほど、相手の惑星にたくさんのメテオを降らせることができる。多くの惑星ではただ揃えるだけでは高く飛ばないため、繰り返し点火する必要がある。
タイムアクセルという時間早送りも存在し、それを利用して多くのメテオを送るのが重要になる。 遊べるモードは以下の通り。

  • シンプル:COMの強さや惑星を設定して対戦する。チーム戦も可能。
  • スタートリップ:惑星メテオスの打倒が目的となる。いわゆるストーリーモード。
    • ストレート:敵惑星を滅亡させながら進み、最後にメテオスと戦う。道中に出現する敵惑星はランダム。
    • マルチ:一戦ごとに上か下のルートを選んでいき、最後にメテオスと戦う。道中の敵惑星は固定だが、プレイヤーが使っている惑星だった場合、オレアナ、ウドー、ラスタルのどれかに入れ替えられる。
    • ブランチ:特定の条件*1を満たすことで上のルートに進むことができ、最後に一番上のルートにたどり着ければ「真・メテオス」と戦うことができる。
  • タイムアタック:一定時間でどれだけのメテオを打ち上げられるかor一定数のメテオを打ち上げるまでの時間を計る。
    • 100メテオアタック:ファイアム
    • 1000メテオアタック:ヘブンズドア
    • 2分タイムアタック:ジオライト
    • 5分タイムアタック:レイヤーゼロ
      • なお、どの惑星もメテオの種類が少なくなっている。
  • チャレンジ:惑星を選んでハイスコアを目指す。スコアは惑星ごとに記録される。 時間経過とともに降ってくるメテオの量が多くなり、滅亡までの猶予も短くなる*2ので、熟練者でもなければ3~5分程度で勝敗が決まるようになっている。このため短時間で決着がつくので、気軽に遊ぶことができる。
    最大4人での対人戦も可能だがワイヤレスのみでWi-Fiには対応しておらず、その点を惜しむプレイヤーは多い。

惑星と宇宙人くんとメテオ

惑星ごとに降ってくるメテオの種類や、横の列幅、攻撃力、防御力が異なる。また「タテ点火だと高く打ちあがる」「上昇と下降のスピードが同じ」といった特徴を持つほか、BGMや打ち上げ時のSEも惑星固有。更にメテオのグラフィックも数種類存在する。

  • 極端な惑星としては、「タテ点火ではまったく飛ばない」、「第二次点火のみ異常に飛ぶ」など個性的な特徴を持つ。
  • 惑星ごとの特性がしっかりと決まっており、似たような惑星が少ないのも評価できる点。 「合成室」では打ち上げたメテオを消費して、使用できる惑星や出現するアイテム、サウンドテストで聴ける曲を増やせる。プレイし続けることがお楽しみ要素に繋がっているのだ。このように、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に散りばめられている。
    メテオスを除く各惑星には「宇宙人くん」が住んでおり、ゲームプレイ中は上画面で様々な動きを見せる(メテオを打ち上げる・生存時は喜ぶなど)
    公式サイトには惑星の直径と人口、宇宙人くんの大きさ、宇宙人の性格などの細かな設定が載っている。テクニックも紹介されているので初めて遊ぶ人は参考にしよう。ゲームとは直接関係ないが、その他にユーザー投稿型の漫画を掲載していたり、人気投票なども行っていた。

知名度

先述のような高評価に反して、知名度はそれほど高くない。
CMは15秒版だけで放送される頻度も少なく、大々的な宣伝活動があまり行われていなかったのが原因のようだ。*3

その後の展開

2006年11月22日~2007年10月31日の間、PC版「メテオスオンライン」のサービスが実施された。
2007年4月26日、ニンテンドーDSソフト「メテオス ディズニー・マジック」が発売。宇宙人くんではなくディズニーキャラが登場し、メテオスでは未対応だったWi-Fi対戦が可能になった。
2008年12月10日、Xbox用のソフト「メテオスウォーズ」の配信が始まった。

惑星

名前 惑星紹介 備考
ジオライト 地球と似たような惑星 落下速度、還元速度が遅く初心者向けだが攻撃力が最下位で防御力も低い。
オレアナ 海に覆われた水の惑星 メテオの落下が遅く、点火するごとに尻上がり式に加速力が上がるが、防御力が最下位なため攻められると脆い。
ファイアム 灼熱の惑星 加速力が高いが難易度の上昇が激しく短期決戦向きの惑星。
アナサジ 荒野の惑星 打ち上がりが不規則だが尻上がり式に加速力が増し、攻撃力がかなり高い。
グランネスト 環境汚染によって廃棄された惑星 何度点火しても加速力が増えたり減ったりしないという特徴を持つ。また、敵の攻撃メテオの影響をほとんど受けない。
メックス 全体が機械化された惑星 点火すると必ず一定の距離を飛ぶ。防御力がかなり高い。
ヘブンズドア 超能力者が住む謎の領域 点火すると一瞬で打ち上がる上、攻撃力がトップだが、メテオの種類が非常に多く、後半はロクに打ち上げられなくなる短期決戦型の惑星。
フリーザム 常に吹雪が吹き荒れる極寒の惑星 防御力がトップで長期戦に有利。
メガドーム 高密度のガスに覆われた土星のような惑星 落下速度が遅く、打ち上げ力も高いが、点火するごとに加速力が落ちる。
レイヤーゼロ ホログラムのような惑星 落下速度、還元速度が速いが攻撃力、打ち上げ力も高い攻撃型惑星。横幅が狭いため攻められると非常に弱い。
ジャゴンボ 緑に覆われた惑星 上昇力が高く還元速度も遅いため前半は強いが後半は一気に弱くなる短期決戦型。
ギガントガッシュ 宇宙を漂う物質を取り込む惑星 メックスと同じ特徴を持つがメックスよりも上昇力が高く防御力が低い。
フォルテ 水も植物もない死の惑星 ヨコではほとんど飛ばないが、タテに点火すると異常に飛ぶ。攻撃力も高く、タテ点火を利用した全消しがメイン。
ケイビオス 石灰石の惑星 打ち上げたメテオが軽いほどよく飛ぶ。それ以外は平均的な性能。
グラビトール 質量の高さ故、超重力を持つ惑星 メテオの落下速度が非常に早く、燃えカスを含めて打ち上げないとまったく飛ばない。
ゲルゲル マグマが流れる灼熱の惑星 オレアナと似たような特徴を持つが、還元速度が速い。
ヒートヘッズ 超高温の白熱惑星 第二次点火の加速力が非常に高いがそれ以外の点火はほとんど飛ばない。そのためか攻撃力がかなり高め。
ビュウブーム 常に強風が吹き荒れている惑星 通常時は落下速度が早いが、タイムアクセルをかけると落下速度が非常に遅くなる。使いこなすには慣れが必要。
ヒュージィ 巨大な雲の惑星 ケイビオスと同じ特徴を持つが、攻撃力、防御力が低く、還元速度が速い。
サボン シャボン玉が無数に浮いている惑星 ヨコ点火はよく飛ぶが、タテに点火してもまったく飛ばない。そのため1~2列残してしまうと非常に危険な状態になる。
ブビット ガスで覆われた惑星 打ち上げると基本的に一定時間飛ぶという特徴を持つ。それを利用した牛歩戦術がメイン。但し、攻撃力と防御力は低く、還元速度が最速なため、一度失敗するとどうしようもなくなる。
ダウナス 常に明け方か夕暮れが見られる惑星 ケイビオスと似たような特徴を持つが、横幅が狭い。
ワイヤロン 工業機械が活動し続ける惑星 オレアナと似たような特徴を持つが、加速力が高い。特に第6次で必ず打ちあげられる。
フロリアス 花に覆われた惑星 ヨコ点火がよく飛ぶがタテ点火は全然飛ばない上、攻撃力が最下位。
スターリア 見る者によって見え方が変わる惑星 打ち上げ力が高く落下も遅いが、還元速度が速く、防御面に難あり。
ウドー 緑に覆われた一本の樹木からなる惑星 ブビットと同じような特徴を持つが、還元速度が遅く、後半は点火力が跳ね上がる長期戦向きの惑星。
アーニマ 血管や神経が走っている惑星 全ての性能が高めだが、時間がたつにつれ一気に弱体化していく。3分もたてば瞬殺されるため短期決戦向き。
コロニオン 人口居住区群 ジャゴンボと似たような特徴を持つが、横幅が狭く、後半になっても弱体化しない。
ルナ=ルナ 双子の月 ブビット、ウドーと似たような特徴を持つが、還元速度が速く、落下速度が非常に遅い。やはり牛歩戦術がメイン。
ラスタル 光の惑星 打ち上がり方が不規則で、第一次点火はヨコがよく飛び、二次以降はタテがよく飛ぶ変わった惑星。
サードノヴァ 2つの超新星の中心に誕生した新星 ヨコ点火の飛び方が独特だがタテ点火はフォルテ並によく飛ぶ。後半は打ち上げ力が一気に上がり、ヘブンズドアのように一瞬で消えていく。短期決戦にも長期戦にも向いている万能型。
メテオス 破壊と創造の惑星 攻撃力が高く、防御力が低い。アナサジと似た飛び方をするが、タイムアクセルを使っているときの落下速度が非常に早い。ちなみにスタートリップで登場するメテオスは3種類あり、それぞれメテオの種類が違う。