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超魔界村 - (2011/07/03 (日) 12:46:08) の編集履歴(バックアップ)
超魔界村
【ちょうまかいむら】
ストーリー
三度プリンセスがさらわれた! またアーサーの目の前でだ! 今度の敵は「魔帝サマエル」。彼の生み出した魔界に、アーサーが挑む。
概要・特徴
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魔界村シリーズの3作目。ACではなくコンシューマーハード(SFC)での発売となった。
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前作『大魔界村』同様、豊富な武器と魔法が使える。
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前作に存在した上撃ち&下撃ちはできなくなった。その代わり二段ジャンプが可能となった。
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難易度は前作・前々作に比べて低下。ゲームスピードも前作より低下。
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パワーアップシステムが変化した。鎧の種類が前作は「銀(ノーマル状態)・黄金」の2種類だったのに対し、今作では「鋼(ノーマル状態)・青銅・黄金」の3種類に増加。
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青銅の鎧を取得すると、武器の性能が変化し全体的にパワーアップする。この強化は黄金の鎧時も引き継がれる。
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黄金の鎧を取得すると、前作同様各武器ごとの魔法が使える。さらには「盾」も装備可能になる。
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盾は正面からの敵弾を一定回数防ぎ、さらに魔法のタメ時間も短縮する。
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もちろんアーサーが敵の攻撃を受けると一撃で鎧を失う。その姿はお馴染みの「いちごパンツ一丁」である。
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武器一覧
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槍、炎の槍
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初期装備。高めの威力で2連射が可能、軌道も前方にまっすぐ飛ぶため使いやすい。
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しかし炎の槍になると、威力が高くなる代わりに連射ができなくなってしまう。
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魔法は「サンダー」。前作同様、自身に落雷→左右に雷を飛ばす。
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短剣、光の短剣
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威力は低めだが3連射可能、軌道も槍と同じであるため、全武器中最も使いやすい。
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光の短剣になると敵を貫通するようになる。連射性は落ちるが相変わらず強い。
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魔法は火竜を召喚して広範囲を攻撃する「ファイヤードラゴン」。
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斧、両断の斧
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敵を貫通する斧を正面に投擲。威力は高いが連射できないため扱いづらい。
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両断の斧は軌道が大きく変化。威力はさらに高まったが、扱いにくさもさらに高まる。
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魔法は全方位にレーザーを放つ「ライトニング」。使い勝手はそこそこ。
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松明、火柱の松明
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シリーズ恒例の近距離特化武器。放物線を描く軌道で放たれ、地面に接触すると火柱を発生させる。2連射可能。
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火柱の松明は威力アップ、火柱の高さアップと純粋強化。
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魔法は敵弾を防ぐバリアを張る「シールド」。弾を防ぐだけでなく、敵に直接当てて攻撃に用いることも可能。
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ボウガン、追撃のボウガン
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アーサー正面の30°と60°に向けて同時に矢を放つ。敵への当て方に工夫を要する。
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追撃のボウガンは敵をホーミングする弾を3発同時に発射。連射はできないが、一部の敵(特にレッドアリーマー)に対して圧倒的に強い。
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魔法は宝箱を出現させる「シーク」。攻撃能力はないが、魔法後の無敵時間が一番長い。
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鎌、真空の鎌
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普段はまっすぐ飛ぶが、しゃがんで投げると地面に沿って飛ぶようになる。連射不可。
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真空の鎌は鎌の性能はそのままに威力アップ。両者ともエフェクトの演出上2ヒットしているように見えるが、1ヒットしかしない。
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魔法は巨大な竜巻を2つ発生させる「トルネード」。広範囲攻撃かつ多段ヒットする最強の攻撃魔法。
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クロスソード、光輪のクロスソード
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「L」の字に似た独特な軌道を描いて飛んでいく武器。2連射可能。上空の敵には強いが真横の敵に当てるのに難儀する。
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光輪のクロスソードは威力アップと貫通性能が付加される。
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魔法はアーサーの頭上で爆発を起こす「ニュークリア」。威力・攻撃範囲ともに微妙。
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プリンセスの腕輪
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二周目以降で出現する武器。前作の「サイコキャノン」に酷似しているが、連射はできなくなっている。
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飛距離に応じて威力が変化する。密着時(射出直後)が最も威力が高い。また、鎧のグレードに応じて最大射程が伸びる。
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魔法がない代わりに、黄金の鎧装備時は敵弾を一方的にかき消す効果が備わる。
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長所
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全作までの操作性を踏襲しつつ、新たなアクションを上手く盛り込んだ。
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二段ジャンプが追加。これを駆使しないと先に進めないため、前作とはまた違った操作性を要求される。
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武器は前作よりも種類が増加、さらに上位の鎧を着ると性能が変化する。性能変化=強化ではあるが、必ずしも使いやすくなるというわけではないので注意。
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グラフィック、BGMの質は高い。
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CPシステム1の前作→SFCでの本作と、ハードの制約によるクオリティ低下に対する不安の声はあったが、グラフィック・サウンド共にSFC全体から見てもクオリティは比較的高め。
短所・賛否両論
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相変わらずの高難易度。
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旧作ほどではないが、初心者には難しいままで相変わらず敷居は高い。
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武器や魔法の性能強化といった緩和策も用意されているが、当然ながらノーマル鎧やパンツ一丁だと圧倒的に不利な展開を強いられるので、やはり初心者には厳しい。
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「2周しないと真の最終面に到達できない」という通称「魔界村システム」も継承済み。もちろん魔法の鎧がないと手に入らない「最強武器」も忘れてはならないという大魔界村仕様も継承済み。
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しかしそれは理不尽なものではない。何度も練習すれば必ず突破できるようになっている。難所を突破した時の達成感は相当なもの。
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難易度は高めだが、それでも前作・前々作と比べると大幅に緩和されている。敵の出現タイミングや行動パターンにおけるランダム性が減少したため攻略パターンを組みやすい。また魔法使用後にかなり長い無敵時間が発生するようになり、魔法連発によるゴリ押しも可能。
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二段ジャンプの導入により移動性能は上がったものの、ジャンプしたが最後落下中の軌道制御が利かないのは相変わらず。敵の弾道やジャンプするタイミングをしっかり見極めないと思わぬミスを誘発する。
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武器性能のバランス。
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使える武器と使えない武器の差が相変わらず激しい。また青銅の鎧装着後は性能が変化するのだが、必ずしも強化されるわけではなく、軌道の変化や連射力の低下などで逆に弱体化する部分もある。
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特に新武器のクロスソードと両断の斧は、むしろ「アーサーの攻撃を弱体化する敵の罠ではないか?」と言われるほど。その一方で、ナイフとボウガンはとても使える。というかこの二つだけ使い分けていれば充分。
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もちろん、使いずらい武器でも攻略ができないわけではない。また、剣が無くなったため地雷武器が一つ減ったと言えなくも無い。「使いづらい武器をなるべく取らない様立ち回る」「逆に扱いずらい武器を用いてクリアする」というのが、魔界村シリーズの伝統なのである。
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シリーズ定番の「ラスボスと戦うために必要な最強武器」はどちらかと言うと扱いづらい部類に入る。そのためラスボス直前のボス2連戦は本ゲーム最大の高難度となっている。逆にラスボスはノーダメージでも倒せてしまうほど弱い。
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上記の2連戦はプリンセスの腕輪を装備してクリアしなければならない。別の武器を所持していた場合は「どうして腕輪を探してきてくれなかったの…」と言われて最終面の手前からやり直しにされてしまう。しかも大魔界村ですでに触れられているせいか、どうすれば武器を入手できるのかがメッセージ中に表示されない。前作をやったことのないプレイヤーにやや不親切である。
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前述の通り上位鎧の重要性が高まっているが、宝箱を出すには特定の座標を通過しなければならないというシステムは相変わらず。勿論、簡単に見つかる宝箱ばかりではない。プレイヤーは宝箱を出すために自ら溶岩にダイブ等様々な試みをしなければならない。
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アクションの感触が全体的に重くなり、ゲームスピードも前作より低下した。これによりゲームテンポが若干悪くなった。
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家庭用ハードオリジナル作品であることを考慮してか、各ステージが全体的に長くなった。
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そのため、2周クリアには早くても1時間以上はかかる。ちなみにコンティニューはあるが途中セーブはない。
移植
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前作・前々作同様、カプコンジェネレーション及びカプコンクラシックスコレクションに移植されている。
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カプジェネでは3面ボスの出現位置が変わっているため、SFC版での戦法が通用しない。それ以外の点ではほぼ完璧と言えるクオリティの移植である。
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GBAに『超魔界村R』というタイトルで移植されており、ステージを追加したアレンジモードが収録されている。
余談
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同社発売の『MAVEL VS. CAPCOM 3』に登場している本シリーズの主人公アーサーの必殺技は本作の装備を基に構成されており、「プリンセスの腕輪」や「ボウガン」といった武器が登場している。
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PS版収録の公式資料内の企画書によれば、実は近接武器としてハンマーが登場する予定だったらしい。