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エリア88 - (2010/07/22 (木) 21:59:26) の編集履歴(バックアップ)


エリア88

【えりあはちじゅうはち】

ジャンル シューティング
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対応機種 アーケード
販売・開発元 カプコン
稼働開始日 1989年

概要

  • 1979年から1986年まで連載されていた同名漫画を原作としたシューティングゲーム。
  • 性能の異なる3人のパイロットの中からひとりを選んでプレイする。
  • 2DSTGでは比較的珍しいライフ制。
  • ステージ開始時にスコアを支払って武器(対地ミサイルやボム)を購入する事ができる。クリア目的ならば武器を率先して購入して使いまくり、逆にハイスコアを狙うと武器を買わずに進むため難易度上昇と、ある程度自分で難易度を調整可能。

長所

  • プレイヤーの目的に応じて難易度が調整可能なゲームデザイン。
  • 松前真奈美によるBGMは好評。原作の埃っぽさを感じさせつつも、STG独特のテンションの上がるハイテンポなものが多い。
  • キャラクターグラフィックの原作再現度は高く、メカニックもさして不満の無い作り。
  • ゲームバランスは各ステージが短めでテンポが良い。
    • ステージ数は多めだが一つ一つが個性的。難易度も控えめに抑えられている。

短所

  • 難易度が低くステージも短いので、シューター(上級者)にはやり応えが無い。
    • 近年だと連射装置を取り付けて稼働させているお店が多い。連付きだと通常ショットのみで初見ノーコンティニュークリア余裕でした、なんてことも。
    • あくまでもキャラゲーとしてのスタンスを貫いたと言えなくも無い。
  • 原作に無い機体、超兵器が数多く登場。原作も一部超兵器はあったが、それに匹敵する超戦艦等が登場する。
    • そのため、「エリア88をモチーフにしたSTG」と言う見方が正しいとされる。
  • 良くも悪くも自機が戦闘機なので攻撃範囲が狭く、他のSTGと比較すれば爽快感に欠けがち。

移殖

SFCに移殖されているが、ハードの性能に合わせた大幅アレンジが施されている。以下に特長を挙げる。

  • 難易度が全4段階から選択可能。「イージー」は楽勝だが、最難の「ゲーマー」は上級者でもかなり手こずる。
  • 3人のパイロットの性能差がより顕著になった。
  • スコアで機体を購入できるようになった。ボム系の積載量が多いうえ、通常ショットが斜め下にも飛ぶA-10、ホーミングミサイルの探知を受けないステルス機など、こちらでも差別化が図られている。
  • 通常ショットのセミオート連射の性能が上がった代わりに、同時発射数に制限が課せられた。そのためAC版での「通常ショット超連射でゴリ押し」が通用しない。特殊武器を使いこなせないとクリアは難しい。
  • ライフ制ルールが若干変更。「残機+ライフ制」という複雑なものに。
    • ダメージを食らうと数秒間の間「Danger」状態に陥る。この状態ではあと一発でも食らうと即撃沈。
    • Danger状態からの復帰はグレッグが最も早い。原作でも不死身っぷりを発揮していただけのことはある。
    • ライフが無くなると常時Danger状態に。
    • 残機全滅でゲームオーバー。コンティニューは可能だが、回数に制限あり。
  • ステージ構成がAC版と異なる。SFC版では容量の問題でいくつかのステージが削られた。
  • BGMはAC版のアレンジ。こちらも非常にファンが多い良曲ぞろい。

その後

その後カプコンは、今作のゲームデザインを踏襲したシューティング「USネイビー」を開発。 今作での反省点を活かし、さらに練られたゲームバランスを持つ良作である。