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モンスターハンターポータブル - (2010/01/13 (水) 20:46:59) の編集履歴(バックアップ)


モンスターハンターポータブル

【もんすたーはんたーぽーたぶる】

ジャンル ハンティングアクション
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元・開発元 カプコン
発売日 2005年12月1日
定価 5040円(税込)
2079円(税込):the Best版

概要

  • 主にPS2で展開していたモンスターハンター。その2作目である「モンスターハンターG」を元に移植した作品。
  • 化学や産業の及んでいない、原始的で野生的な自然溢れる世界を舞台に「狩り」を生業とするハンターが一人で、時には仲間と共に強大なモンスターを倒す3DACT。
  • PSP産では初のミリオンタイトルとなり、以降シリーズごとPSPの代表作に。その先駆けとなる存在となった。

ストーリー

  • かつて凄腕のハンターだった村長が起こしたココット村。主人公は新米ハンターとして最初は肉焼きや山菜集めなど簡単な依頼しか任せられないが、やがては肉食の小型、果ては村を脅かす大型のモンスターや村長との因縁のある凶暴なモンスターと対立することに。防具や武器を一新するためにモンスターに挑む者・力試しのために戦う者から仲間と共に戦うことに喜びを見出す者など。今日も彼らは自然が生んだ脅威に武器と知恵と勇気を用いて挑むのである。

特徴

  • ハンターが使う武器は大剣・片手剣・双剣・ランス・ハンマー・ボウガン(軽量と重量)がある。いずれも一長一短でありプレイヤーの腕前や敵との相性、好みに応じて使い分けることとなる。
    • 大剣  :両手持ちの巨大な剣を担いで振り回すバランス派。
    • 片手剣 :比較的小型な盾と剣を両手に構えた俊敏なスタイル。
    • 双剣  :二つ手につがいの剣を持ち踊るように戦う二刀流。
    • ランス :頭身サイズの大きな盾と長い槍による鈍重&鉄壁な重装備。
    • ハンマー:大型モンスター頭部ほどの巨大な塊で叩きのめす一撃必殺型。
    • ボウガン:弓の弦の仕組みで弾を打ち出す、唯一の遠距離手段。
  • 敵対するモンスターは世界征服を企むような悪意のある存在でなく、自然の恵みにより人間とは別の進化をたどり強大な力を得た「生き物」である。彼らと戦い、倒すのが今作の大筋である。
    • 倒したモンスターを剥ぎ取って、皮や鱗などの素材を回収。その素材を元に装備品を作り自身を強化。そして更なるモンスターと戦う…。それが当シリーズの大元であり魅力である。
    • 防具にはスキルポイントがあり、特定値に達すると有益なスキル(一部有害なものもあり)を習得できる。武器や防具は外見にも反映され単に実用性のみでなく外見にこだわる楽しみも出来る。女性ハンターには一部に非常に愛されているエロい装備もある。
  • 森や丘・密林から、砂漠や火山といった一般人立ち入り禁止の危険区域までを箱庭感覚で探索できる。あちこちに点在する花やクモの巣やキノコはただの背景ではなく道具の採集ができる。他にも、虫の住み場での甲虫採集や岩盤の裂け目から採掘できる鉱物はたまた財宝といった探求要素もある。(甲虫採集・採掘には特定の道具が要る)。普段は樹のざわめきや川のせせらぎ・小型モンスターの鳴き声といった自然の恵みを感じるのどかな地である。
    • しかし大型モンスターと対面すると雰囲気は一変。それは倒すか倒されるかの熾烈な戦場となる。大型モンスターの雄たけびや交戦時の緊張感溢れるBGMがまた雰囲気を盛り上げる。
    • 本作では新たに農場を設けてある。クエストをクリアするごとに村の近くで安全かつ確実に甲虫採集や採掘・釣りや栽培まで出来る。(しかも道具も貸し出しできるサービスも)いちいちクリアするたびに行うのは億劫かもしれないがそれらの素材だけでも結構強力な装備品ができて初心者でも安心。クエストが進行するごとに拡張し、更に多くかつ貴重な素材が安全・確実に入手できる。
  • そして本作の最大の魅力は仲間と共に強大な敵に挑むことである。単にダメージを与えるだけでなく状態異常や回復アイテムをかけての支援や、各自違う位置に立って役割分担などでその楽しさを知ることが出来るだろう。
    • それが最大の長所でもある。片方が得するのではなく、誘うもの・誘われたものいすれも得するシステムである。故に仲間とプレイしたくなりそこから新たな輪が生まれる。

問題点

  • 問題点と言うより特徴だが、ストーリーは大筋にはない。
    • ある意味本作の特徴でもあるが、そのためにプレイヤーは自主的に「この装備が作りたい・どうしてもアイツに勝ちたい」といった主体的に目的を作ることとなる。そういった面は従来のRPGとは真逆のスタイルである。
  • カメラワークがやや悪い。特に狭い場所や壁際は非常につらい。
    • 狭い場所や壁際では戦わないのも戦略の一つ。
  • 全体的に双剣が優遇されている。
    • 単に強敵と戦わなくても、採集するだけで最強クラスの武器が出来上がる。攻撃倍率も高い。
  • 初期PSPソフトの宿命だが、ロードが頻繁にありしかも長い。

総合

  • 本作では従来の高難易度を「より気軽にかつ奥深く」というコンセプトにより練り直し、簡単ではないがやりがいのある設定になった。
    それゆえにPSPのアドホック機能が本作の特徴と非常に相性がよい。
  • 現在においては本作をシリーズの特徴を纏め上げた『原点』とみなすファンは多く、同作「MHP2G」がある今でも通信プレイを友達や同僚で行う人もいる。
    • 現在ではベスト版もあるので、これからプレイする人は是非友達や家族を誘って、多人数のプレイの魅力を楽しんでほしい。