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仮面ライダーV3 - (2010/07/15 (木) 11:06:28) の編集履歴(バックアップ)


仮面ライダーV3

【かめんらいだーぶいすりー】

ジャンル 対戦格闘
対応機種 プレイステーション
発売元 バンダイ
開発元 KAZe
発売日 2000年9月14日
定価 5800円
備考 廉価版は2002年6月20日発売/2800円

概要

同名の特撮ヒーロー番組を原作としたゲームソフト。 98年に発売された格闘ゲーム「仮面ライダー」(以下「前作」)に準じた仕様だが、使用できるキャラ数やゲームモードは増強されている。

登場キャラクター

  • ()内は変身前の姿。オプションの設定で戦闘中に変身するか、最初から変身しているかを選択できる。
  • 最初から使えるキャラ
    • 仮面ライダーV3(風見志郎)、ハサミジャガー(黒神父)、ジシャクイノシシ(怪人戦闘員)、ガマボイラー(怪人戦闘員)、カニレーザー(ドクトルG)、原始タイガー(魔女スミロドーン)、死人コウモリ(ツバサ大僧正)、カマクビガメ(怪人戦闘員)、ザリガーナ(ヨロイ元帥)
  • 隠しキャラ
    • ライダーマン(結城丈二)、仮面ライダー1号(本郷猛)、仮面ライダー2号(一文字隼人)、デストロン首領(変身前も同じ)、カメバズーカ(怪人戦闘員)、サイタンク(ブラックサンタ)、親衛隊戦闘員(通常戦闘員)
    • 他に、スペシャル隠しキャラとして立花藤兵衛(珠純子)がいる。

特徴

  • デジタルカードゲットモードは、前作同様所有済みのカードを何度も入手する可能性があるが、「好きなカードを入手できるミニゲーム」という救済措置が加わった。
    • 「仮面ライダーストロンガー」最終回における、ライダー1~7号が素顔で勢揃いしているシーンの写真もカード化されている。
  • 豊富な隠しオプションの他、着ぐるみショーを思わせるコミカルな姿のキャラで対戦をすることもできる。
  • ストーリーモードは、原作を再現したメインストーリーの他、1号・2号を主役とした「特別編」や、ライダーマンを主役とした「ライダーマン編」も用意されている。
  • 「前作」の音声はテレビ本編からの流用だったが、本作は新規録音となっている(ただし、立花藤兵衛と珠純子はテレビの音声を流用)。ライダーV3、1号、デストロン首領、ナレーションはオリジナル俳優・声優がアテているが、それ以外は代役である(もっとも、ライダーマン、ヨロイ元帥は故人)。

ライダーマン編

本ソフトにおける白眉と言えるものが、このライダーマン編である。テレビ本編では、「プルトンロケットを奪い、自爆させる」という不遇な最期を遂げた(しかも、乗り込んだ時点では「V3が戦死した」とライダーマンは思っており、他に被害を回避する方法が無かった)が、本作では首領と決着をつける事ができる(首領はライダーマンの恩人でもあるため、因縁の対決である)。

このモードでは、ライダーマンは原作とは違ってザリガーナを倒し、最終面でデストロン本部に乗り込む。以下がその顛末である。

首領「よく来たなライダーマンよ。ヨロイ元帥のいない今、お前をデストロンの最高幹部に迎えても良いぞ」 ライダーマン「……(無言で身構える)」 首領「(姿を現し)どこまでも愚かな男だ、結城丈二!」

挿入歌「ぼくのライダーマン」(歌入り)をバックに、ライダーマンと首領の一騎打ちが始まる。勝利すると…。

首領「よく聞け結城丈二!私を倒せば、この基地の自爆装置が作動するのだ。バカめ!我々の勝利は、最初から決まっていたのだ!わはははは!!」 ライダーマン「………、パワー・アーム!!」 首領「ヒッ!?」 ライダーマン「ライダーマン・結城丈二の最期を見よ!!」

パワーアームが首領を貫き、画面暗転。そしてスタッフロールが始まる…。

ライダーマンを演じた俳優・山口暁は既に故人であるため、本ソフトのボイスは代役である。 しかし本シナリオは、制作側のライダーマンに対する愛情に溢れた名シナリオと言えよう。