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セクロス - (2011/11/07 (月) 01:00:42) の編集履歴(バックアップ)


セクロス

【せくろす】

ジャンル シューティング
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売・開発元 日本物産
発売日 1986年5月15日
定価 4900円
備考 バーチャルコンソール:2011年9月20日より配信/500Wiiポイント

概要

  • 横強制スクロールSTG。元はアーケードゲームのセクターゾーン。本作はFC移植版だが、大幅な改修が施されており上位互換というべきである。
  • ストーリーはペトラ人という異星人を救出する内容。だが、ゲーム中のストーリー展開はない。
  • 自機はエアバイク。自機同様エアバイクに乗った敵はレースのように後方または前方から出現する。
    • エアバイクの敵に接触すると弾きあいになる。これで敵を障害物に衝突させると撃破となる。同様にショットを打ち込むことで撃破もできる。
    • エアバイクにはエネルギーがあり、時間経過で減少。エネルギーがなくなるとゲームオーバー。道中にあるカプセルで回復できる。
    • エネルギーはショットを撃つことでも減少する。そのため、無駄撃ちを控えながら進む必要がある。
  • 道中ペトラ人が立ちすくんでいる。接触することで回収でき、ステージクリア時にもらえる点数が増加する。
    • 同時に救出できる人数に上限はないが、救出する人数が増えるほどエネルギーの減りが早い。
  • 高速スクロールステージと低速スクロールステージが続くループゲー。エアバイクは高速ステージにのみ出現し、低速ステージでは固定砲台がこちらを攻撃してくる。

長所

  • BGMは通称ニチブツサウンド。地味ながらかっこいいと高評価。
  • 敵エアバイクとのぶつかり合いは中々に心地が良く、爽快感に満ちている。
    • 後ろから前からガツンガツンと突き合って気持ちいい。
  • 一見ただのオブジェに見えるものや、破壊した砲台の残骸などを攻撃してスコアを稼げるなど、なんでも壊せるフルブレイクの要素も。

短所

  • 20年以上経った今なお、隠語として使われてしまうタイトル。元となったアーケード版がセクターゾーン(Sector Zone)であったあたり、わざとかもしれない。
  • グラフィックは地味。

総評

  • 体力を温存し無駄撃ちを控え、着実に接触し大量のスコアを稼いでいく。前から後ろから、ねちっこくガツンガツンと突いていく。後半の難易度増加も上級者には熱く、子どもから大人まで、誰もが徹夜で楽しめるゲームである。

その他

  • 元となったアーケード版『セクターゾーン』は難易度が高く敵の種類も少なく、サウンドも地味でグラフィックもFC版に毛が生えた程度の凡~駄作である。
    • アーケード版は、横スクロールなのに縦画面故に先の見通しが悪かったのがネック。そのため、家庭用TVに合わせた横画面へ変更された本作はプレイしやすくなったと言える。
    • ただし、最大で3人までだが救出したペトラ人が自機に乗っていたり、乗せすぎるとスピードが遅くなったりと排除されたギミックも多い。
  • 一見演出にしか見えない、ステージクリア時の「回収したペトラ人一覧」の表示に接触することでまた回収できるという変わったギミックがある。
  • 今では「セクロス」という単語はインターネットスラングの意味のほうが有名になったためか、多くの場所で本作のタイトルは禁止用語に設定されている。
    • 本作を知らない世代が増えてきたため、セクロス=日物のゲームと言っても反応が薄いことが多くなってきたのは悲しい。
    • そもそも、同作が出た当時この単語にそういった意味合いを持たせることはなかったのだから如何ともしがたい*1