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カービィのエアライド - (2013/04/21 (日) 00:21:21) の編集履歴(バックアップ)


カービィのエアライド

【かーびぃのえあらいど】

ジャンル アクションレース
対応機種 ニンテンドーゲームキューブ
発売元 任天堂
開発元 ハル研究所
発売日 2003年7月11日
定価 5800円
星のカービィシリーズリンク

概要

数あるカービィシリーズの中でも唯一のレースゲームで、シリーズの生みの親である桜井政博氏がハル研究所在籍時に手がけた最後の作品である。

特徴

本作はレースゲームであるが、普通のレースゲームにはない数々の特徴がある。

  • どのモードも「スティック+1ボタン」だけで遊べるため、操作が単純で分かりやすい。
    • いわゆる「アクセル」にあたる操作はなくマシンは自動で加速していく。
    • 一つのボタンが「減速」「チャージ&ダッシュ」「攻撃」などかなり沢山の役割を担っているが、直感的に使い分けられるため混乱することはない。(時折吸い込みが暴発することはある。)
    • カーブではボタンを押して減速することで「チャージ」を溜め、曲がり終わったらボタンを離して一気にダッシュをするのが基本的な走行方法となる。ただしこれがまったく当てはまらないマシンもある。
  • プレイヤーは十数種類ある「エアライドマシン」を選んでレースをするが、各エアライドマシン毎の個性がかなり大きい。
    • 「直進性能に特化したマシン」や「空中での性能に特化したマシン」やさらには「止まらないと曲がれないマシン(ただしボタンを押すとすぐに止まり、離すとすぐに最高速になる)」や「通常時では減速性能が高い以外見所は無いが、レールの上にいる時や滑空直後に異常に加速するマシン」など様々なものがあり、使うマシンによってまったく異なる操作が要求される。
    • なお、エアライドマシンにはその名の通り飛行能力があるため、地上を走るだけでなく段差から宙へ滑空することが出来る。滑空の性能もまたマシンによって大きく異なる。
    • シリーズお馴染みのキャラの「デデデ大王」と「メタナイト」も条件を満たすと使用することが出来るが、彼らがカービィの代わりにマシンに乗るのではなく、彼ら自身が一つの「マシン」のような扱いになる。
  • レースゲームになってもカービィシリーズお馴染みの「吸い込み」や「コピー能力」は存在し、コース中に配置されているザコ敵を倒して加速したり、他プレイヤーを妨害することが出来る。
  • また、モードや設定によってはマシンの「体力」の概念が存在する。マシンによって体力の多さは異なる。
    • 体力がなくなるとマシンは大破し、リタイアになったり、カービィ単体の状態でマシンを探さなければいけなくなる。
  • 特殊走法と呼ばれる上級者テクニックがある。これはマシンの仕様やバグを使って、本来無い操作して特殊な動作をすると言うもの。
    • ほぼ全てのマシンに一つ以上存在し、その性能も様々。余りにも多彩すぎるのでエアライドモードでの中毒者も近年増加しつつある。
    • 特にスリックスターは5つ以上もの特殊走法があり、その全てがタイムや対人戦で深く関わってくる。
    • ジェットスターは実質1つしか無いもののその特殊走法が非常に強力な為、最強クラスのマシンとして君臨している。
      • ジェットスターの特殊走法はかなり有名で、難易度もあまり高くは無い上、非常に爽快でありかなり高く評価されている。
    • これらの特殊走法はプレイヤーには爽快感を、そして見る者を魅了させる。興味が湧いたのなら一度動画を見てみると良いだろう。
      • ただし、これらの特殊走法によって複数の問題が起こってしまっている。詳細は後述。

ゲームモード

エアライド

  • 一般的なレースゲームに当たるモード。コースを周回して一位を目指す。
  • 全部で9つのコース+隠しコース1つがある。1回辺りの所要時間は3分程度。
    • 草原のコース、火山のコース、機械のコースなどが存在する。各コースのグラフィックは非常に綺麗。
  • 順位の低いプレイヤーほど最高速度が上昇する補正あり(オプションで設定可)、離されてもまだ結果は分からない。
  • また、一人用のモードとして「フリーラン」と「タイムアタック」の二つがあり、敵やギミックの有無が異なる。特に後者はいかに効率よく敵を倒して加速するかが重要になる。
    • 現在でも研究が進んでいるモードで、マシンごとに記録更新が行われている。

ウエライド

  • エアライドを簡略化したような、上から見下ろす視点による固定画面でのレース。1周が短く、1回辺りの所要時間は1分強程度。
  • 敵は登場しないものの、それでも狭いステージにギミック満載、アイテム満載。

シティトライアル

  • 「エアライド」をベースにしたアクションゲーム。時間終了までアイテムを取りながらエアライドマシンを強化していき、最後に発表される「スタジアム」のルールに従って対決するモード。レースゲームというよりはパーティゲームの要素が強い。
  • 非常に高い中毒性を持つモードで、人気が高い。
  • スタジアムのルールには、できるだけ長い距離を飛ぶ「エアグライダー」、倒したプレイヤー/CPの数を競う「デスマッチ」、ほぼ直線に近いコースを突き進んでいく「ゼロヨンアタック」等多くのルールがあり、どれが選ばれるかは分からない。
    • スタジアムの内容が前もって予告されることがあるが、たまに外れることもあるため、やはり最後まで誰が勝つか分からない。
  • シティ内には何機かのエアライドマシンが落ちており、乗り換えることが可能。エアライドマシンの数はそれ程多くないため、先に確保しておきたいが…
    • パワーアップアイテムをあまり持っていない早期に乗り換えてしまうと操作が困難で、逆にパワーアップをあまり取れなくなってしまうということも。
    • 逆に、パワーアップをたくさん持った状態で乗り換えを行うと、アイテムを周辺に落としてしまう。その瞬間に他のプレイヤーが落としたパワーアップを根こそぎ奪っていくという可能性も否定できない。(ただし、ジャンプで機体に飛び乗れば防ぐ事が出来る。)
    • また、一定時間が経つと勝手に上に飛んでいってしまって乗れなくなるのも悩みどころ(いい意味で)。
    • エアライドマシンは破壊されるか飛んで行くかすると近くに新しいマシンが出現する。目当てのマシンが無ければ近くのマシンを破壊するのもあり。
  • 乗り換えをせずに、ドラグーンやハイドラといった「伝説のエアライドマシン」を狙うというのも戦略の一つ。
    • 伝説のエアライドマシンは通常のエアライドマシンとは異なりシティ内にそのまま落ちておらず、機体毎に赤コンテナからランダムで現れるパーツを3つ揃える事で乗り換えることが出来る。*1
      • ドラグーンは凶悪な飛行性能を持つマシン。スタジアムでエアグライダーが選ばれれば事故でも起きない限り勝ち組決定。
      • ハイドラは一度完全にチャージしないと走れないが強大な耐久力と戦闘能力を持つマシン。スピードを出した状態で敵のマシンに特攻すると高確率で敵マシンが盛大に吹っ飛ぶ破壊力を持つ。ただし、チャージを溜めなければ殆ど何も出来ないため、シングルレースではかなりキツい。
  • 1プレイに何度かイベントが起こる。倒すことでアイテムを落とす「怪鳥ダイナブレイド出現」やコンテナ内のアイテムが全部同じものになってしまう「コンテナの中身がかたよった」のようにハイリターン*2のものから、視界がほとんど真っ白になってしまう「街が深い霧につつまれた」のような利点の無いようなものまでいろいろ。見ているだけでも楽しい。
  • ちなみによく考えるとこのモードでマシンから降りた状態というのは、シリーズで唯一カービィを3Dの空間で自由に操作することが出来る状態である。といっても移動とホバリングができるだけですることはほぼない。

その他

  • 氏が手掛けたスマブラシリーズと同様、シンプルかつスタイリッシュなシステムやデザインは高い評価を受けている。
    • 反してステージは幻想的なステージが多く、こちらも高く評価されている。
  • 音楽が豪華。カービィシリーズでは珍しいオーケストラ風の曲調で、新曲はもちろん、隠し音楽として旧作のアレンジや、「シティトライアル」モードではアニメ版星のカービィのBGMが多く使われている。
    • 全体的に曲の質は高いが、特に「シティトライアル」「サンドーラ」「コルダ」「伝説のエアライドマシン」のBGMは名曲と名高い。一度聞いてみる価値アリ。
  • クリアチェッカー」と呼ばれる、やり込みリストを埋めるのが楽しい。一定数クリアする事で各モードごとにエンディングのムービーを見ることができる。
    • 各モードごとに項目がそれぞれ120個存在し、埋めていくごとに使用可能なマシンが増えたり、サウンドテストで聞けるBGMが増える。
    • 全てのチェックを埋めるとチェックリストが金色に輝くが、「空きのマスを1回だけチェック」という救済手段を使った場所は金色にならない。
      • そうすると逆に、救済なしでコンプリートを目指したくなるものである。
  • 本作とはレースゲームであること以外は何の共通点もないが、「カービィのエアライド」というレースゲームがNINTENDO64のソフトとして開発されていた。帽子を前後逆に被ったカービィが登場する画面がゲーム雑誌や児童向け雑誌に掲載されていたが、いつの間にか開発中止となっていた。
    • 本作より1年以上前に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のイベント戦には「カービィのエアライド」という項目がある。これは当時発売中止状態であった為いわば自虐ネタとして登場したものであった。

短所

  • 多人数用として作られているため、一人で遊ぶにはやや物足りない。
  • エアライドモードのコース数が少ない。
    • 一つ一つのコースの背景など、細部まで作りこんではあるのだが、やはり少なく感じる。
  • エアライドモード、シティトライアルモード共にマシン間のバランス設定が非常に悪い。
    • 同じく桜井政博氏が関わったスマブラシリーズではバランス設定の悪さが良く引き合いに出されるが、それらが霞んで見えてしまう程。
      + マシンのバランスについて
    • 4強と呼ばれるマシン、その中でも特にロケットスターはスマブラXのメタナイトを彷彿とさせるような性能。
      • 「通常速度が遅い代わりに、チャージダッシュが魅力のマシン」というコンセプトで作られたものなのだが、チャージタイムが割と短い、さらに特定条件でチャージダッシュによる加速幅が伸びるので慣れてしまえば他のマシンを圧倒する速さで走る事が出来る、加速がかなり高くダッシュプレート3枚あれば速度がカンストする、飛行能力(というより軽い)が高い為速度さえ乗せれば基本的にどこでも行ける、対人戦ではスタースリップの効果が非常に強いため一瞬で相手に追いつく事が可能、そして旋回もポンピングなどのテクニックを駆使すれば容易にカバー出来るレベルであり、耐久力も高いとまるで欠点が無い。
      • しかも何とこのマシン、特殊走法がオマケ程度のモノが一つあるだけ。ほぼ性能によってこの地位に君臨している事になる。
      • どれくらい酷いかと言うと、ギャラックスで速いイメージの強いフォーミュラより同条件で走ると数秒速い始末。ハイドラやヘビーを除いて最高速が最も高いマシンが最高速が最も低いマシンに、しかも最高速を活かしやすいステージで負けてしまう事となる。
      • 他の4強と呼ばれるウィリースクーター、ジェットスター、スリックスターも非常に強力なマシン。
        • ウィリースクーターは低い最高速と高い加速が魅力のデビルやジェットと同じような性能のバイク系マシン。特殊走法が非常に強力かつ多彩で、通常の走法と見事にマッチしているのが特徴。なんとこのマシンもギャラックスでフォーミュラより速い。冗談のように聞こえるが真実である。
        • ジェットスターはウィリースクーターと同じく低最高速高加速というマシンであるが、一つしかない特殊走法が非常に強力な為ギャラックスを除いたほぼ全てのステージでトップクラスのスピードを持つ。しかもこの特殊走法は非常に爽快感があり、見た目の人気も重なりプロ・アマ問わずに多数の中毒者が産まれてしまった程。地味に攻撃面や防御面も強い。
        • スリックスターは良く滑るというコンセプトで作られたマシンだが、滑るために非常に軽く設定されており、全マシンで最も多彩な特殊走法を持つマシンとなってしまった。この特殊走法はエアライドモード、シティトライアルモードでも強力な武器として機能する。
      • 3弱と呼ばれるレックスウィリー、デデデ大王、メタナイトの3体は満場一致で最弱クラスという烙印を押し付けられる程弱い。
        • レックスウィリーは攻撃力と防御力、そして最高速が高いというマリオカートのクッパを彷彿とさせるような能力…だったのだが、操作面に非常に問題があり、初心者には通常走行すらままならない。さらにバイク系の中では最低の加速で、挙動が全体的にトロい。魅力である最高速は操作面を特殊走法で補う事が出来るフォーミュラに負けてしまっている。それどころか特殊走法を使ってすらいないルインズの速度と同じ程度な為と言う始末。シティでの強化で中々化ける、特に最高速と防御面の能力値上昇は素晴らしく、他の2体に比べるとずっと救済されている。ただし操作面はセンカイを限界まで高めても全く改善されない。
        • デデデ大王はハンマーが振れて少し小回りが効くバイクと言ったところ。だがそのハンマーの範囲が非常に狭く、また攻撃力がかなり低いため最弱の武器とされる。さらに目立った特殊走法が全く無く、当たり前だがコピー能力は一切使用不可能。攻撃面、レース面共に非常に冷遇されてしまっている。
        • メタナイトはソード+ウィングと言った能力値を持ち、近づいた敵を剣で斬る。これだけ聞くと強そうだが、カービィのコピー能力を2回り程弱くさせたガッカリ性能。あらゆる面がウィングカービィの完全劣化となってしまっている。特にソードの火力は非常に低く、相手を破壊するのに十数発も振らなければ行けない事もある。しかも割と当て辛い。反面スピンアタックでの攻撃は中々の火力で、「真の武器は剣ではなく体当たり」などと揶揄される事になってしまった。
    • シティでは能力強化が出来る分そこまで格差が出ていないが、ルインズスター、ドラグーン、ジェットスターの能力強化幅があまりにも高すぎて他のマシンを使うメリットが殆ど無いとまで言われてしまう程。
    • 伝説のエアライドマシンであるハイドラはチャージタイムが長過ぎるため、充分に強化してないと一部のスタジアム(ゼロヨンアタックやシングルレースが代表的)が相手次第でほぼ勝てない試合となってしまう。他のマシンをシティ中に倒す事で能力低下を狙い封殺させるのが基本戦術となるが、性能上時間切れまで逃げ切られる事が殆ど。上級者勢の間では伝説(笑)という呼び方が通称となってしまっている。
      • デデデ、メタナイトに至っては弱いだけではなくシティやスタジアムでも使えないなどかなり冷遇されている。
    • これらのマシンのバランスの問題は、スマブラと同じくやりこまなければ気付かない程度であるのが救いか。
    • 特殊走法などの影響により、エアライドモードでの対人戦では力量の差が大きく出てしまう
      • 仕方ないと言った面もあるがマリオカートのような逆転要素が乏しいため、ここは良く批判される。
        • シティトライアルでシャッフルにすれば嫌でも運が絡んでくる為そこまで力量の差は出ない模様。
    • 一部のクリアチェッカーを埋めるのが非常に困難。
      • 特にシティトライアル絡みのチェッカーは運の要素が非常に大きい。特定のアイテム収集系は割と根気が要る。
      • 2人以上でプレイしないと、埋めるのが非常に困難なものもある。
      • 不可能ではないので試してみる価値は大いにある…がどう見ても2人じゃないと現実的に無理なのもあったり(「参加者全員がレール上でタイムアップする」など)。
    • 3D酔いが顕著。
      • 慣れたプレイヤーはあまり感じないが、慣れていないプレイヤーにとっては 吐き気を催すレベル。
        • 一応、カメラを引くことで軽減出来る。
    • シティトライアルのグラフィックがやや荒い。
      • これはこれで味が出ているとの声もあるためそれほど気にはならないが…エアライドやウエライドのコースはどれも非常に綺麗なため、落差が激しく感じてしまう。
    • モードごとのコンピュータの強さが安定していない。
      + 各モードにおけるCPの特徴 エアライド
    • CPレベル上昇による変化が乏しい。
      • 一応チャージを利用したスタートダッシュを行ったり、最高速などのステータスに補正がかかる。しかし後者は内部的な変化ゆえに見た目だけでは分かり辛い。
      • 扱いにクセのあるマシンに振り回される傾向があり、フォーミュラスター、レックスウィリーなどの旋回能力が低いマシンは急カーブ・起伏の激しい悪路に対応できず失速する光景がよく見られる。
      • 一方で、レベルを上げると前述の「止まれないと曲がれないマシン」であるルインズスターを見事に使いこなしてみせたりと、一部例外も存在する。
    • 搭乗マシンに関わらず、コピー能力を取らせた途端に怒涛の攻撃を繰り出してきたりと油断ならない事もある。プラズマ持ちのレベル9カービィの前へ出るのは(マシンの耐久力にもよるが)自殺行為に等しいと評されるほど。 ウエライド
    • エアライド同様、最高速=レベルの高さ。
    • モードの仕様上、マシンの速度以外の性能差が無いことから、最高レベルに設定するとデッドヒートになりやすく純粋に手強い。 シティトライアル
    • エアライドに比べると自由度が高いからか、気まぐれで読みづらい行動をたびたび引き起こす。
      • 例を挙げると「目の前にパワーアップアイテムがあるのに無視」「他のイベントには消極的なのに巨岩*3やシャッター開放*4の時だけ妙に積極的」「いきなり自分のマシンへ突っ込んで来て大破させられる*5」等など...
    • 確率論と言ってしまえばそれまでだが、3番目に関しては意外と結構な頻度で起こりやすく、忘れた頃に泣きを見るなんて事もザラである。
    • CPの乗り換え行動について。
      • 基本的にCPは他の野ざらしマシンに近寄った時、対象の基本スペックが自身のよりも優れていると乗り換え行動に移る。そしてマシンが段差の上にあれば、ホバリングを駆使して登ろうと試みる。
      • 実はこの思考ルーチン、「ホバリングで届かなかった場合の行動が用意されていない」という重大な欠陥を抱えている。そのため、例え乗り換え先のマシンがホバリングの限界高度より高いビル上にあってもこの行動を延々とし続けてしまう*6。酷い時にはプレイヤー以外の全CPカービィが集まって一心不乱にホバリングしまくるシュールな光景が繰り広げられる事も・・・ これらは敵として対峙する分にはありがたい欠点だが、1人でプレイする際には何とも張り合いを感じにくい。しかし、多人数プレイの楽しさを知ってもらう為にあえてCPの強さを抑えた可能性もある。
        ナメてると競技内容によっては痛い目に遭うこともあり、CP自体は決して弱くはない。単にちょっとお馬鹿なだけである。
  • 「ボウギョ」を高く上げすぎると無敵になってしまう仕様*7。この状態でシティトライアルからの「VS.デデデ」に挑むと、肝心のデデデ大王までもが無敵になってしまうため実質詰み試合と化す*8
    • 防ぐには予言で把握している事が前提となるが、ボウギョを取り過ぎないようにしたり、ボウギョが抜きん出ているようなマシンへの搭乗を控えるしかない。
  • 一部バグ・フリーズが存在する。
    • 5機のエアライドマシン編隊が通過するイベントで、プラズマの最大タメ攻撃やボムの爆風で5機いっぺんに落とそうとするとフリーズする事がある。興味本位で試すのはあまりお勧めできない。
    • 「バトルロイヤル」で自機をわざと大破させると確実にフリーズする。しかし1人プレイであれば止まるのは画面だけで、何事もなかったかのように結果発表が始まることから実質的な致命性は低いと思われる。

余談

  • 海外版限定のエンディングがある。使用曲も専用のもの。
  • 2011年の夏頃に最終生産分が出荷された模様。新品を手にしたい人は早めの購入を。
  • CPのカービィにはマシン搭乗中に自動で能力強化されるという隠し仕様が搭載されている。適当にフラフラ走行しようが平然と強化されているのはこれが原因である。検証動画(※要ニコニコアカウント)
  • VSデデデの時にのみ、そこらへんにオールアップが落ちている事や、コンテナから出現する事がある。
  • 今作でのメタナイトが非常に弱く、後ろから見た姿がコウモリにしか見えないとネタにされていた。そして、同じく桜井氏が手掛けたスマブラXで異様な強化(実質最弱から最強へ)を遂げたのでメタナイトの逆襲としてまたネタにされてしまった。
  • 現在、全てのモードのタイムアタックやフリーランなどで、あらゆるステージとマシンの組み合わせのタイムを競うのが上級者達の流行。
    • 記録サイトが出来ているので興味がある人は覗いてみるのをオススメする。新しい世界が開くかもしれない。

総評

数あるレースゲームとはいろんな意味で一味違うレースゲーム。3つあるモードもそれぞれ違った特徴があり、十分楽しめる。
カービィのキャラクターはあまり出てこないが、その分エアライドマシンの個性の豊富さが際立つ。
簡単操作ということで、初心者にもパーティゲームとしてオススメできる。また、上級者でもやりこみ要素の豊富さ、記録更新などで楽しめる。
10年経った現在でも愛されているゲームで、多くのプレイヤーに支持されている。