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クインティ - (2012/05/17 (木) 20:33:36) の編集履歴(バックアップ)
クインティ
【くいんてぃ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売元
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ナムコ
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開発元
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ゲームフリーク、キッド
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発売日
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1989年6月27日
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定価
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5145円(税込)
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概要
後にポケットモンスターを制作することとなる、ゲームフリークの初回作。
ゲームフリークがゲーム制作集団としてアマチュア時代に開発機材が無いところから開発を始め、ほとんど完成品の状態でナムコに持ち込み、ナムコの要請でキッドとゲームフリークで手直しを行い市販されたらしい。
ストーリー
ここは不思議な人形の国。ボクの名前はカートン。ボクは3人の兄ちゃんと、かわいい妹の5人で楽しく暮らしていたんだ。
ところが!ある日、ボクのガールフレンドのジェニーが、妹のクインティと3人の兄ちゃんたちに、さらわれていってしまったんだ。
ボクがジェニーとばかり仲良くしているのが、くやしかったらしい。よーし、ジェニー、いま助けに行くぞ。待ってろよ!
特徴
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パネルを「めくる」と言う斬新なシステム。
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「新しいアクションゲームとは、新たな動詞を考えること」と言う田尻智氏の思想を元に考えられたアクションである。
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パズルをめくって敵を滑らせ、壁にぶつければ面クリア。
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ステージは画面上に配置された横7縦5マスある画面固定型のゲーム。
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めくると効果があるアイテムパネル。
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スターパネルを100枚取ると1UP、さらに主人公のスピードが1段階上昇する。
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クロスパネルをめくるとそのパネルを中心に上下左右のパネルがめくられる。
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アタックパネルをめくると主人公の向いている方向に飛ばされ敵にぶつかると、敵を倒すことが出来る。
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ルーレットパネルは短い周期で次々と絵柄が変化し、中心を通過した時の絵柄の効果が表れる。
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ステージは自由に選ぶ事ができ、自分の好きなように攻略できる。
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アクションゲームではあるが、パズル要素が強めである。
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コミカルな世界観とは裏腹に昼ドラのようなストーリーも印象的。
評価点
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シンプルだが奥深いシステム
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簡単だけど頭を使わないといけない場面が多い。
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パネルをめくる時に爽快感がある。
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難易度は面が進むにつれ絶妙に上がって来る。しかしランダム要素はそれほど多くないため、パターンを練りこんでいけば安定してくるようになっている。
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ステージ数は全100面ありなかなかのボリュームがある。
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クリアしたプレイヤー向けには、隠しコマンドを入力することで難易度の高いEXTRAが用意されている。こちらも全100面だが、ステージセレクトが無い。
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単純に面クリアするだけではなく、高得点パネル探しや高得点を得られるクリア方法を目指すやり込み要素もある。
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パネルアイテムを無視すれば、10秒以内にカタをつけられるほど速攻できる面もあり、展開のメリハリは効いている。
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敵も味方もとても可愛らしくキャラクターの動きや表情が細かい。敵キャラにはそれぞれ味のある個性があり、プレイヤーへの印象づけに成功している。
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2人同時プレイをして協力したり邪魔したりできる。ちなみにプレイヤーキャラの2Pは「パートン」。
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パートンがいる状態でクインティを倒すと少しだけエンディングの演出が違ったりと、細かい点にも気が配られている。
問題点
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エンディングまで行くにはかなり時間がかかる。
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パスワードやバッテリーバックアップが無いため、一度にぶっ続けで攻略する必要があるのが難点か。
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プレイヤーのスピードが遅い。スターパネルを100枚集めることにより解消はされるが、このスピードの上がり方に癖があり、段階によってはスピードが一時的に遅くなることもある。
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どことなくアーケードを意識した作りになっており、クリアのためにはある程度の稼ぎが必須。特に後半は敵のスピードが速いため、それなりにスピードアップしていないとノーミスでいくのはまず無理。
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パネルで敵を倒しまくる爽快感やリアルタイムパズル的な思考ゲームを目指したのだろうが、どちらとしても中途半端。どちらかを期待してプレイすると裏切られる。
エネミーマスがうずまきになっている。これだらけのステージもあるので目が疲れやすい。
総評
「めくる」と言う斬新な発想やシンプルだが奥深い操作性等、ゲームフリークの処女作として相応しいゲームである。
その後の田尻智やゲームフリーク活躍にもかかわらず、続編、リメイク、バーチャルコンソール配信はされていない。
その他
ユーゲー(ユーズドゲームズ)2005年3月号にこのゲームのサウンドトラックが付録として付いてきた。
プランプステージの曲が不完全ではあるが、ゲーム音源がそのまま収録されている。
海外では『MENDEL PALACE』という名称でハドソンから発売された。