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ソニック・ザ・ヘッジホッグ - (2012/07/04 (水) 12:34:35) の編集履歴(バックアップ)
ソニック・ザ・ヘッジホッグ
【そにっく ざ へっじほっぐ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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メガドライブ
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発売・開発元
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セガ・エンタープライゼス
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発売日
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1991年7月26日
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定価
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6,000円(税別)
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配信
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バーチャルコンソール:2006年12月2日/600Wiiポイント
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ソニックシリーズリンク
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概要
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後にセガの代名詞の地位を獲得した音速ハリネズミ「ソニック」が主人公の、2Dアスレチックタイプのアクションゲーム。6ゾーンに対しステージが3つずつの計18ステージ(+ラスボス戦闘)。
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方向キーとボタン1つの簡単操作で、かつてないスピード感が味わえる。
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BGMの担当は、「DREAMS COME TRUE」の中村正人。
システム
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ソニックは十字キーの左右で移動。押し続けて助走をつけるとダッシュする。
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ダッシュ中はリング状に一回転した道を駆け上がる事もできる。
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ボタン(どれでも)を押すとジャンプ。ジャンプ中は身体を丸めて回転するモーションを取り、体当たりで敵を倒せる。また、ダッシュ中に十字キー下を押すと身体を丸め、地形に沿って転がる。この状態にも攻撃判定がついている。
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丸まっていない状態で敵に触れたり、トゲ付きの障害物などに触れたりするとミス。
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ただし、ステージに落ちている「リング」を所持している場合は、持っているリングをすべてバラ巻いてしまう代わりミスにならない。
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リングを50個集めると、ステージのゴール地点の中空にスペシャルリングが出現する。これを取るとスペシャルステージに進める。
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スペシャルステージでは、全体がグルグル回転するステージの中でトラップを避けつつ、「カオスエメラルド」という宝石を取るのが目的となる。
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メガドライブ本体にはない、1軸回転、拡大、縮小表示は本ソフトでカバーしている。
評価点
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攻撃を兼ねているジャンプ、ダッシュは方向キーを押し続けるだけと、操作が極めて簡単。
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ソニックはダッシュ力・ジャンプ力ともに高く、ジャンプ中は普通の敵ならどこから当たっても一方的に打ち勝てる。自機の基本スペックが高いので、爽快感のあるアクションを楽しめる。
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素晴らしいスピード感。通常ダッシュの時点でそれまでのアクションゲームと比べるとぶっちぎりで早く、「ジェットコースターのような道を丸まって滑走する」などのアクションで更に加速する点が高く評価された。
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リングを持っていれば穴に落ちたり壁に挟まれたりしない限り即死しない点も、プレイしやすいと好評。
問題点
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一部のステージは、スピード感がありすぎて「なんだかよくわからないけど転がってるうちにクリアしてた」な状況になる事も。また、そういった構造のステージはゴール地点でスペシャルリングを取りこぼしてしまいやすい。
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一番現れるのは意外にも1-1と最初のステージ。無敵アイテムを取ると移動速度が上がるのだが、その速度上昇が異常で加速した状態でジャンプするものならカメラがソニックの速度に追いつけなくなって画面外に消えることなどざら。但し、その速度がまた爽快感があり、最初なのがまだ救いか。
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カオスエメラルドを6個全部集めた時のエンディングの変化が地味。
総評
初心者でも遊びやすく面白さがストレートに伝わるゲームデザインは、そのシンプルさ故に幅広い層から好評を博した。
また、今までのアクションゲームにはなかったスピード感とそれを生かしたステージギミックがウリであり、同じくアクションゲームの傑作である『スーパーマリオブラザーズ』との差別化が図られているだけでなく、他のどのアクションゲームともコンセプトが被っていなかった。
本作は間違いなくメガドライブの傑作であり、その存在感の大きさは、今なおセガの看板キャラクターとして方々で活躍しているソニックの姿が物語っている。
余談
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惜しむらくは、このゲームがローンチタイトルでは無かったことか。メガドライブが発売されて三年も経っていたという逆境に加え、一週間前に『FFIV』が出ていたため話題性を奪われてしまっていた。
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なおメガドラのローンチの2作はいずれもアーケードからの移植品でインパクトに欠けており、加えてメガドラ発売2ヶ月目にして早くもおそ松くんというクリア不可能のクソゲーが登場してしまい、メガドラ自体の評価自体が長らく冷淡だったのも逆風であった。
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更に言うなら、せっかく万人向けのゲームなのに、肝心のプラットフォームのユーザー層が「幅広い」とは言いがたかった事も悔やまれる。
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しかし、海外(とくに北米)では大ヒットしており、海外におけるアクションゲームの代表は「マリオ」と「ソニック」と言われているほど。
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本作の楽曲の一部は『NEW UFOキャッチャー』でも使用されている。セガ系のゲームセンターに行った事があるなら、ゾーン2、ゾーン6の曲や無敵中の曲を一度は耳にしているだろう。