「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ソニック・ザ・ヘッジホッグ - (2013/07/09 (火) 16:38:11) の編集履歴(バックアップ)


ソニック・ザ・ヘッジホッグ

【そにっく ざ へっじほっぐ】

ジャンル アクション
対応機種 メガドライブ
発売元 セガ・エンタープライゼス
開発元 ソニックチーム
発売日 1991年7月26日
定価 6,000円(税別)
分類 良作
ソニックシリーズリンク

概要

  • 後にセガの代名詞の地位を獲得した音速ハリネズミ「ソニック」が主人公の、2Dアスレチックタイプのアクションゲーム。6ゾーンに対しステージが3つずつの計18ステージ(+ラスボス戦闘)。
  • 方向キーとボタン1つの簡単操作で、かつてないスピード感が味わえる。
  • BGMの担当は、「DREAMS COME TRUE」の中村正人。

システム

  • ソニックは十字キーの左右で移動。押し続けて助走をつけるとダッシュする。
    • ダッシュ中はリング状に一回転した道を駆け上がる事もできる。
  • ボタン(どれでも)を押すとジャンプ。ジャンプ中は身体を丸めて回転するモーションを取り、体当たりで敵を倒せる。また、ダッシュ中に十字キー下を押すと身体を丸め、地形に沿って転がる。この状態で敵を攻撃できる。
  • 丸まっていない状態で敵に触れたり、トゲ付きの障害物などに触れたりするとミス。
    • ただし、ステージに落ちている「リング」を一枚でも所持している場合は、持っているリングをすべてバラ巻いてしまう代わりにミスにならない。
  • リングを50個集めると、ステージのゴール地点の中空にスペシャルリングが出現する。これを取るとスペシャルステージに進める。
    • スペシャルステージでは、全体がグルグル回転するステージの中でトラップを避けつつ、「カオスエメラルド」という宝石を取るのが目的となる。
  • メガドライブ本体にはない、1軸回転、拡大、縮小表示はソフト側でカバーしている。

評価点

  • ボタン操作は攻撃を兼ねているジャンプだけで、ダッシュは方向キーを押し続けるだけと、操作が極めて簡単。
    • ソニックはダッシュ力・ジャンプ力ともに高く、ジャンプ中は普通の敵ならどこから当たっても一方的に打ち勝てる。
      自機の基本スペックが高いので、爽快感のあるアクションを楽しめる。
  • 素晴らしいスピード感。通常ダッシュの時点でそれまでのアクションゲームと比べるとぶっちぎりで早く、「ジェットコースターのような道を丸まって滑走する」などのアクションで更に加速する点が高く評価された。
  • ステージマップは縦横いずれにも広大で、動く足場やダメージトラップ、隠しアイテムといった細かいギミックと探索要素に溢れている。
  • リングを持っていれば穴に落ちたり壁に挟まれたりしない限り即死しない点も、プレイしやすいと好評。

問題点

  • 一部のステージは、スピード感がありすぎて「なんだかよくわからないけど転がってるうちにクリアしてた」な状況になる事も。また、そういった構造のステージはゴール地点でスペシャルリングを取りこぼしてしまいやすい。
    • 一番現れるのは意外にも1-1と最初のステージ。無敵アイテムと移動速度が上がるアイテムが比較的近い位置にあるため、その速度上昇が異常で加速した状態でジャンプするものならカメラがソニックの速度に追いつけなくなって画面外に消えることなどざら。但し、その速度がまた爽快感があり、最初なのがまだ救いか。
  • カオスエメラルドを6個全部集めた時のエンディングの変化が地味。

総評

初心者でも遊びやすく面白さがストレートに伝わるゲームデザインは、そのシンプルさ故に幅広い層から好評を博した。
また、今までのアクションゲームにはなかったスピード感とそれを生かしたステージギミックがウリであり、同じくアクションゲームの傑作である『スーパーマリオブラザーズ』との差別化が図られているだけでなく、他のどのアクションゲームともコンセプトが被っていなかった。
本作は間違いなくメガドライブの傑作であり、その存在感の大きさは、今なおセガの看板キャラクターとして方々で活躍しているソニックの姿が物語っている。

余談

  • 惜しむらくは、このゲームがローンチタイトルでは無かったことか。メガドライブが発売されて三年も経っていたという逆境に加え、一週間前に『FFIV』が出ていたため話題性を奪われてしまっていた。
    • なおメガドラのローンチの2作はいずれもアーケードからの移植品でインパクトに欠けており、加えてメガドラ発売2ヶ月目にして早くもおそ松くんというクリア不可能のクソゲーが登場してしまい、メガドラ自体の評価自体が長らく冷淡だったのも一因であった。
    • これが災いして、万人向けのゲームにもかかわらず肝心のプラットフォームのユーザー層が「幅広い」とは言いがたい事態になっていたことも悔やまれる。
      • しかし、海外(とくに北米)では大ヒットしており、海外におけるアクションゲームの代表は「マリオ」と「ソニック」と言われているほど。
  • 本作の楽曲の一部は『NEW UFOキャッチャー』でも使用されている。セガ系のゲームセンターに行った事があるなら、ゾーン2、ゾーン6の曲や無敵中の曲を一度は耳にしているだろう。
+ CM動画(クレイアニメ)

+ CM動画(セルアニメ)


3Dソニック・ザ・ヘッジホッグ

【すりーでぃー そにっく ざ へっじほっぐ】

ジャンル アクション
対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 セガ
開発元 M2
発売日 2013年5月15日
定価 600円(ダウンロード専売)
分類 良移植
ソニックシリーズリンク

概要

『ソニック1』の移植版。立体視に対応している他、オプションが非常に充実している。

オプション

  • ゲームバージョンに国内版と海外版の選択が可能。
  • スピンジャンプに追加。オプションでオンオフ切り替えが出来る。
  • 「スペシャル」でステージセレクトが可能に。
  • 立体視を奥行きかズーム重視かの選択が可能。
  • 画面モードに当時のブラウン管テレビでの出力(色のにじみと画面の丸み)を再現した「クラシック」の追加。立体視にも地味に対応。
  • BGM出力バランスにメガドライブ、メガドライブ2の選択が可能。
  • ボタンカスタマイズ。