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スーパーダライアス - (2011/03/16 (水) 02:22:12) の編集履歴(バックアップ)


スーパーダライアス

【すーぱーだらいあす】

ジャンル シューティング
対応機種 PCエンジン CD-ROM2
発売元 NECアベニュー
開発元 NECアベニュー、ビッツラボラトリー
発売日 1990年3月16日
定価 6800円(税別)
備考 バーチャルコンソールは2008年10月7日配信開始/800Wiiポイント
ダライアスシリーズリンク

概要

タイトーを代表する不朽の名作の一つで、世界初の3画面STG『ダライアス』の移植作品である。
人気作ではあったがそのあまりの特異な仕様により家庭用ゲーム機への移植は不可能と思われていたが・・・。

特徴

  • ACの原案段階で用意されていた「26ゾーンそれぞれに個別のボスを配置」を完全再現した。
    • 11種類に加え、ロケテスト後に諸般の事情で割愛されたボスも含め新たに14種類が追加された豪勢な仕様となった。更には裏技でボス戦オンリーモード「26体戦えますか?」モードも遊べる。
  • CD-DAでAC版のBGMをそのまま収録。サントラCDを持っていないユーザーにも重宝された。
    • 本ソフトはサントラよりも音質が良いと言われている。
    • しかし、洞窟面の曲は音のバランスがアーケードと比べておかしくなっている。
  • 戻り復活からその場復活への変更。
  • ストロングシェル(Vゾーンの海ガメ)等、ACの攻略パターンが通用しないボスが登場によりPCE版の攻略パターンを作る楽しさがある。

評価点

  • アーケード版は三画面連結であるが、当然家庭用ゲーム機で再現することは不可能である。本作品は一画面に収まるようにダウンサイジング化されているが、ゲーム性そのものはほぼ完璧に移植されており「画面サイズ以外はまさに原作そのまま」を再現してしまった。
    • グラフィックもオリジナルとほとんど遜色の無い再現度である。
  • BGMはアーケード版をそのままCD-DAとして収録している。しかもドルビーサラウンドに対応した豪華仕様となっている。
    • ちなみに本作と同時発売というわけにはいかなかったが、バーチャルクッションというボディソニックを体感出来るハードまで発売されている(92年)。

難点

  • PCEの移植STGにありがちな難点として、上下スクロールやちらつきを例外なく本作も備えてしまっている。
    • 本作をHuカードに移植した『ダライアスプラス』はPCESG対応ソフトとなっており、PCESGで遊ぶとスプライトのちらつきは大幅に緩和される(通常のPCエンジン、コアグラフィックス等でもプレイは可能。SGでプレイした場合、スプラト表示能力が倍であるSGの性能に対応した表示になる)。
    • エミュの仕様なのかちらつきはVCでは軽減された。
  • 開発初期段階に予定されていた2人同時プレイが無くなった。
  • グレートシング(Zゾーンのマッコウクジラ)のドリル弾を破壊した際の点数が減った。
  • ウェーブショットで倒した敵の点数が入らないバグがある。

総評

AC版は現在でも都市部の極少数のゲームセンターで稼動しているが、基板の寿命等の事情により容易にプレイ出来ない状況である。その魅力を損なうことなく1画面に詰め込んだ本作は、まさに奇跡の移植といっても良いだろう。VCで手軽に遊べるので、一度触れてみてはどうだろうか。