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ロックマンワールド - (2010/09/08 (水) 02:43:57) の編集履歴(バックアップ)
ロックマンワールド
【ろっくまんわーるど】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ゲームボーイ
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発売元
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カプコン
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開発元
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不明
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発売日
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1991年7月26日
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定価
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3500円
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概要
ゲームボーイ版ロックマンシリーズ第1弾で、ファミコン版『ロックマン』及び『ロックマン2?』を元に再構成したアレンジ移植作品。
この「ファミコン版の二作からボスを4体ずつ採用」という形式は、以降のワールド2~4にも受け継がれた。
最終作である『ワールド5』のみは例外だが、詳細は該当ページにて。
シリーズ20周年に発売されたムック「オフィシャルコンプリートワークス」にて、本家シリーズのプロデューサーの稲船敬二氏は「外部に発注して製作した初めてのロックマンだったが、そこの企画マンがロックマン好きで、ロックマンをかなり分かっていると思った。そのためにいい出来になった。」と語っており、
次作『ワールド2』を除く後のワールドシリーズは全て同じ会社が開発を担当している。ちなみにその会社は、『メダロット?』等の開発を手がけたナツメらしいが、どの作品もスタッフロールが無いため詳細は不明。
特徴
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基本システムは初代『ロックマン』(以下『1』)がベースのためスライディングやチャージショットなどは存在せず、ライフを回復できるE缶も無いため難易度は高め。
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ステージ中の仕掛けなどは基本的にはファミコン版がベースとなっているが、独自のギミックも多く、本家シリーズ経験者でも退屈することなく楽しむことが出来る。
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ボスキャラは『1』と『2』から4体ずつと、本作オリジナルの「エンカー」の計9体。また、「キャリー」という移動用アイテムも存在する。
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本作に登場しなかった『2』のボス残り4体は次作『ロックマンワールド2』に登場したが、『1』のガッツマン及びボンバーマンは結局GB作品には出られず仕舞いであった。
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エンカーから取得できる武器「ミラーバスター」は、前方にバリアを張り敵弾を跳ね返すというシリーズ全体から見ても非常に珍しいタイプのもの。
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ただし使えるのは最終ステージのみで、道中で使いすぎるとラスボス戦で詰むため実質対ラスボス専用。
問題点
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画面サイズが小さくなったためか、ロックバスターなどの弾速が遅くなり、連射が効きにくくなった。
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全般的に難易度が高く、特にカットマンステージはボス共々屈指の高難度。
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逆に、FC版で高難度だったエレキマンステージの難易度は相対的に低く感じられるようになった。
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ステージ数が少なく、『2』のボス4体及びエンカーはワイリーステージ前半の最後にボスラッシュ形式でまとめて戦うことになるなど、後半に詰め込み過ぎな感がある。
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そのため特殊武器を試し撃ちする暇が無く、全てのボスを倒して次のステージ(最終ステージ)に進むまで武器エネルギーは一切回復することが出来ない。
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フラッシュマンから取得できる「タイムストッパー」などは一度使うとエネルギーが切れるまで止まらないため、誤って無駄遣いしてしまうと悲惨である。ただし、バグか仕様かは不明だが、スクロールなどで画面が切り替われば武器変更が可能になるという抜け道も一応ある。
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ゲームオーバーになれば武器エネルギーは全回復するが、再開地点はワイリーステージの最初で、ボスラッシュで得た特殊武器も没収される。つまり振り出しに戻る。
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パスワード式コンティニューを採用しているが、最終パスワードから先が長い。と言うか、最終パスワードになるのが早い。
具体的に言うと、残りはワイリーステージ前半→『2』ボス4体&エンカー→ワイリーステージ後半→ラスボス(2形態)。
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こうして並べるとさほど長くは見えないが、ステージやボスの難易度の高さも相まって実際以上に長く感じる。
第1作ということもあってこの時点では問題点もやや多かったが、以降のシリーズではそのほとんどが解消され、本家シリーズにも引けを取らないほどの出来となっている。