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スーパーマリオギャラクシー2 - (2011/01/23 (日) 15:48:01) の編集履歴(バックアップ)


スーパーマリオギャラクシー2

【すーぱーまりおぎゃらくしーつー】

ジャンル 3Dアクション
対応機種 Wii
発売・開発元 任天堂
発売日 2010年5月27日
定価 5,800円

プロローグ

これはもう一つの星くずの物語。 光り輝く星くずが、キノコ王国の大地に降りそそぐ百年に一度の季節。 ピーチ姫からおさそいをうけたマリオは迷子の星の子と一緒にお城へむかうことに。 しかし、お城では、星の力を手に入れたクッパによってピーチ姫がさらわれてしまいます。 大切な人を守るため、宇宙の冒険が始まろうとしています。

概要

  • スーパーマリオギャラクシーの続編。
    • 内容はほぼ前作をベースにしているが、ステージはどれも完全新作。
    • 新たに新しい仕掛けや敵キャラクターが次々と登場し、より多彩になったマリオのアクションを楽しむことができる。
  • 始めてマリオシリーズ及びマリオギャラクシーに触れる初心者のためにと言う事で「かんたん解説DVD」が同梱されている。
    • 間違ってもWiiで再生しようとしないように。WiiにDVD再生機能は無い。
    • 「オレ初心者じゃねーし」って人も一度見ておくことをお勧めする。後半には説明書にも載っていない特殊な操作の映像も収録されているからである。

特徴

  • 操作方法などの基本的な部分は前作と同様であるが、目立つ変更点としては、ヨッシーの登場とマップシステムの変更がある。
    • ヨッシーは一定の場面において乗って冒険する事ができ、ヨッシーの力を利用した仕掛けやギミックも登場する。
    • 新たにマリオの能力が追加されており、動かす楽しさはかなり上昇している。
  • マップシステムは、前作の、冒険の拠点である天文台の中を自分で歩き回りながらステージを選択していくシステムから、2Dマリオに見られるようなスゴロク型マップを進めていく形式になった。
  • 難易度に関しては前作より上昇。ヌルゲーにならないよう緊張感を持ってプレイしてほしいとの理由で、今までのシリーズより大幅にライフが下げられた(8→3)ことが要因と言われている。
    • ただしステージ構成は初心者でも渡り合えるように自然と動作を覚えられるような任天堂らしい構成になっており好評。そのため初心者が恐れる心配はない。
      • また、何度も同じステージを失敗すると自動でクリアしてくれるという救済機能も搭載。いわゆる「嫌なら使うな」という機能。
  • 前作で大好評だった2人同時プレイは今作でも実装されている。また、前作と比べると2Pアシストにできる事が増えている。
    • 前作でも敵をポイントして動きを止めるまではできたが、今回はそこからスピン攻撃を行って直接倒す事ができる。
    • コインや1UPキノコをポイントするとそれを拾ってくる。また、拾ってくる時にボタンを押しっぱなしにすると、それらをキープできる。画面上に見えてはいるが取りに行けない1UPキノコを拾ってきたり、コインをキープしてダメージを受けた時にタイミング良く回復したりといったアシストができる。
    • 動く足場や仕掛けの一部をポイントして静止させる事ができる。動きが止まるだけで実質無力化する仕掛けも多く、ゲーム初心者の助けになる。

評価

  • 前作同様、とにかくステージのギミックの豊富さが凄い。ここではあまりにも多すぎて書ききれないが、徹底的にプレイヤーを飽きさせないくらいの量があり、楽しいイメージが沸く。
    • ボリュームも相当増え、少なくとも前作の2倍以上と断言できる量になっているためかなり長く楽しめる。
  • 操作性が良く、ロード時間のストレスを感じにくい点も相変わらず。
    • よく話題に上がる「wiiリモコンはあまり反応が良くない」と言う点も今作は克服しきっている。
    • 前作ではやや癖のあったカメラワークが大幅に改善されている。基本的には2D寄りのカメラワークになったことで3D酔いを軽減する事に成功している。
  • 音楽に関してはかなり評価の高かった前作から更に良質な物になった。その質は捨てる曲がないとまで言われるほど。
    • 作曲陣には前作の横田氏(56曲)と近藤氏(3曲、アレンジも考慮すると5曲)に加え、「New スーパーマリオブラザーズWii」や「マリオカートWii」などの音楽を担当した永松亮氏(8曲)が新たに加わった。また、サックス奏者の郷原繁利氏(1曲)がゲスト参加している。
    • 当然ながらこれも多すぎるためここには書ききれないが…最初のステージからしてかなりの名曲が登場し、全体的に明るさを感じさせる背景も相まって冒険に出ようという気持ちをこれでもかと引き立ててくれる。
    • 音楽自体が良質なのはもちろん、それが流れるタイミングがまた絶妙なのである。「作曲家」ではなく「音楽担当」の目論み通りといった所か。
  • グラフィックの質も相変わらず非常に高いクオリティを誇っている。ステージのデザインの豊富さも相変わらずのごった煮(無論良い意味で)。
    • ただ、全体的に前作よりかなり明るい雰囲気になり、前作の独特な暗さが好きだった人からは残念がる声も聞かれる。
  • ストーリーに関してはあまりにもいつものマリオ。まあ評価するとしたら分かりやすいって言うなら非常に分かりやすい。
  • マリオシリーズにしてはステージの解法の自由度があまりないとの意見もあり、やや遊び応えがないとの否定的な意見もある。
    • 特に、縦横のみに動ける2Dステージが前作より大幅に増え、箱庭的ステージはさらに少なくなった。箱庭ゲーが好きな人を切って捨てた形になる。
    • マリオシリーズにおける一つのターニングポイントと言えるだろう。これは「3D空間」ではなく「歪んだ2D空間」のゲームなのである。宮本氏もそんな感じのことを言っていた。
  • 「かんたん解説DVD」についてはWiiではDVDを読み込むことは出来ないのになぜ同梱したとの意見が多く、これについて任天堂の岩田社長は「殆んどの家庭にDVDプレイヤーが普及しているはずだから」と答えた。

総評

間違いなく前作に匹敵する作品。 前作ほどの衝撃はないものの、前作で好評だった部分は今作でも健在。音楽も更に素晴らしくなっている。 やや自由度がないとの意見もあるが1つのアクションゲームとしてみた場合は間違いなく傑作。 前作をやっていないというような人、またはアクションゲーム自体やった事がないという人でもぜひ手にとって遊んでみてほしいと言えるような作品。親しみやすさは前作に劣っていない。 今作はより初心者に優しく且つ、歯ごたえもある、新しいスーパーマリオギャラクシーなのである。