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星のカービィ - (2012/10/27 (土) 19:52:24) の編集履歴(バックアップ)


星のカービィ

【ほしのかーびぃ】

ジャンル アクション
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対応機種 ゲームボーイ
発売元 任天堂
開発元 ハル研究所
発売日 1992年4月27日
価格 2,800円
配信 バーチャルコンソール
2011年6月7日/400円
星のカービィシリーズリンク

概要

初心者でも簡単に遊べるアクションゲームとして製作された一作。
製作者自ら「ピンクだま」と呼ぶ簡単なデザインのプレイヤーキャラ・カービィをはじめとしたファンシーな世界観が特徴。

あらすじ

呆れ返るほど平和な国『プププランド』の大事件。
ある日、プププランドの『デデデ大王』とその部下達が、国中の食べ物とプププランドの秘宝『きらきら星』をすべてかっぱらってしまった!
このままじゃみんなおなかがすいて死んじゃう!

そんな時、春風と共に現れ、立ち上がったのは…ひと呼んで『星のカービィ』!いざ、冒険の始まり始まり~!

特徴

  • カービィのキーアクションとなるのは「吸い込み」と「ホバリング」の2つ(コピー能力は次作の夢の泉の物語から)。
    • 吸い込みは近くの敵を吸い込み、吸い込んだ敵を星として吐き出すことで遠くの敵へ攻撃できる。
    • ホバリングは上方向にボタンを押すだけでいつでも無制限に使える飛行能力。また、ホバリングを解除したときは空気砲という攻撃を前に発射する。
  • ステージは全5種類で最後にボスキャラが待ちかまえている。

長所

  • グラフィック・BGM共に当時のGBとしては高レベル。モノクロながらポップな世界観を表現。
  • 初心者にも遊べる優れたステージデザイン
    • 1面は吸って吐いてを繰り返すだけでも先に進め、またホバリングで敵を無視してガンガン進むこともできる。
      • が、2面以降は、吸い込めない敵やトリッキーな動きの敵、吸い込める間合いで攻撃してくる敵などが順を追って登場し、また、上方向に進むなどホバリングを使う場面でも罠が数多く用意され、単純に吸って吐いてで終わらせない配置が巡らされており、簡単ながら攻略性は高い。
    • ボス戦も吸い込みを使った攻略を要する。この辺りも、アクションゲームの攻略の鉄則である回避→反撃を忠実に守ったものであろう。
    • ゲームクリア後にはコマンドが表示され、タイトル画面であるコマンドを入力することでエクストラゲームという骨太の高難度モードも用意されており、こちらは敵の動きがトリッキーになっており吸い込みにもホバリングにも一苦労。一作目でありながらその難易度はシリーズ最高峰とも評される。
    • 特に、ラスボスである『デデデ大王』は、エクストラでは『ノーマルの2倍速』『事前動作無しのスライディングと吸い込み』『地上にいないと星を出さないハンマー』『異常に硬い』と、後の作品と比べても明らかに強く、『歴代最強デデデは初代エクストラのデデデ』と言う声が圧倒的に多い。
      • エクストラゲームクリア後はコマンドが表示され、タイトル画面であるコマンドを入力することでコンフィグモードという隠しモードがあり、ライフや残り人数の変更の他、サウンドセレクトをすることが出来る。

総評

今では主流となったコピー能力こそないが、吸い込みとホバリングにフィーチャーしたゲームデザインは手堅く完成度も高い。
ポップなデザインと初心者にも遊べるゲームバランスは、手軽に遊べるゲームボーイというハードも相まって多くのファンを獲得し、現在まで続くシリーズの始まりを飾った。

その後の展開

  • 1993年発売の続編『夢の泉の物語』以降も、数多くの作品が発売される人気シリーズに成長した。

余談

  • 元々は主人公の名前を「ポポポ」として『ティンクル・ポポ』という作品名で開発されていたが、宮本茂の提案により星のカービィとなった。
    • そのタイトル名をもじり、当初のスタッフはカービィを「チンクル」とよばれていたそうな。35歳独身で全身緑のタイツの妖精に憧れているオッサンのあるキャラとはえらいギャップである。本作とは関連性はないだろう。多分。
  • 海外版(Kirby's Dream Land)のパッケージではカービィが白い
  • CMは子供がカービィの絵描き歌を歌いながら描いていくという単純明快なもの。当時、この絵描き歌でカービィを描いたりした子供も多かったはず。