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ASO - (2010/07/29 (木) 17:22:51) の編集履歴(バックアップ)
ASO
【えーえすおー】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード
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販売・開発元
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SNK
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稼働開始日
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1985年
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概要
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『B-WINGS』(データイースト)の流れを汲む縦スクロールSTGの名作。
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自機「SYD」を操り、自己思考・自己修復・自己補給能力を持つ生化学部品によって造られた兵器群「メカノクレート」の殲滅を目指す。
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操作は1レバー+レーザー(対空ショット)・ミサイル(対地ショット)・アーマーの3ボタン。
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いわゆる『ゼビウス』タイプの構成だが、このゲームの最大の特徴はアーマーボタンで展開する「Armored Scrum Object」の存在(タイトルの由来でもある)。
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全8種類のアーマーが存在し、任意に使い分けることが可能。これによって他に類を見ない独自性と高い戦略性を実現している。
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残機制の全13ステージだが、厳密には6ステージ×2周。13ステージ目に突入した直後にボーナス得点が入ってオールクリア。
特徴
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ショット
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アイテムによって対空・対地それぞれ3段階まで強化できる。
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対地攻撃は多くのゲームが採用していたピンポイント爆撃式ではなく、軌道上にいる敵にも当たる。ただし弾速が低く、射程制限あり。
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アーマー
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エネルギーゲージが一定量以上あるときにアーマーボタンを押すことで装着。装着中にアーマーボタンを押すと解除。
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初期状態ではオクトとシールドの2種類しか持っていないが、敵から入手できる3つのパーツ(ヘッド、左ウィング、右ウィング)を続けて取ることで新たにストックできる。
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アーマー装着中は被弾してもエネルギーが減るのみでミスにはならないため緊急回避(ボム)の役割を兼ねている。エネルギーがゼロになると強制解除され、一度解除されたアーマーは再びパーツを揃えないと使用できない。
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アーマーは各1つずつ、最大8種類ストック可能。それぞれ効果や消費エネルギーなどが異なる。
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オクトアーマー…8方向に敵弾消去可能なショットを単発で撃つ。使いどころは少ない。
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シールドアーマー…自機の周囲に防御壁を展開。被弾しない限りエネルギーは減らず、被弾しても消費するエネルギーが少ない。
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キャノンアーマー…対空ショットが高性能なレーザーに変化。装着中はエネルギーを消費し続ける。
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ホーミングアーマー…1ゲージ消費で対地ショットが誘導弾に変化。ミサイルを撃たない限りエネルギーは消費しない。
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パラライザーアーマー…対空ショットに敵弾消去と敵を凍らせる効果が付く。凍らした敵に接触すると破壊可能。装着中はエネルギーを消費し続ける。
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ニュークリアアーマー…対地ショットが高威力・広範囲の核弾頭に変化。ミサイルを撃たない限りエネルギーは消費しない。
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ファイヤーアーマー…前方直線状に火炎放射。高威力・敵弾消去可能だが射程に制限があり、装着中はエネルギーを消費し続ける。
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サンダーアーマー…ミサイルが超高威力・敵弾消去可能な全画面攻撃に変化。非常に強力だが、エネルギー消費量が最も多い。
長所
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STG史上屈指の戦略性の高さ
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8種類ものアーマーの使い分けによる自由度の高さから、やり込めばやり込むほど味が出る。
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基本は典型的な「パターンゲー」だが、パーツの取り方やアーマーの撃ち分けでプレイヤーそれぞれが独自の進め方を追求できる懐の深さを持っている。
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「全てのアーマーを同時に揃えると20万点ボーナス」という高難度だが狙い甲斐のあるフィーチャーやノーアーマーの稼ぎ要素もあり、スコアアタックも熱い。
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高い爽快感
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このゲームの自機ははっきり言って弱いが、アーマーを装着することで性能が跳ね上がり、狙いを定めて一気に敵を殲滅するカタルシスを得られる。
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特にボスをも一撃で葬り去る桁違いの威力と、全画面に広がるド派手なエフェクトを持つサンダーアーマーはASOの象徴と言える。
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ブレのないコンセプト
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この頃のSTGは有機的な世界観を押し出す作品が台頭し、本作のような硬質な雰囲気を持ったゲームは逆に珍しい。
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つまり時代遅れだった訳だが、良質なグラフィックやBGM、何より世界観よりもシステムの面白さと爽快感で勝負する「正統派」な作風はシューターに受け入れられた。
短所
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激烈な難度
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当時のSNKのゲームは全体的にそうなのだが、このゲームはひときわ難度が高く、面白さを体感できるまでの壁が厚い。
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アーマーシステムが複雑。完成までに3つもパーツを取らないといけない上に、途中で違うアーマーのパーツを取ると集めていたパーツが消えてしまう。
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当然最初はプラクティスの意味で簡単なステージから始まるかと思いきや、ところがどっこい1面のボス「ヘカテリアン」がいきなりの強敵。アーマーを計画的に駆使しないと初心者はおろか上級者でも撃破は困難。
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中盤以降は敵が赤い誘導弾を放ってくるため、回避のコツを掴まないと防戦一方になってしまう。自機の当たり判定もでかい。
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5面ボス「ギガビット」は特に難所として知られ、常時ワープをし続けるため攻撃が非常に当たりにくい。ただしサンダーアーマー一発で撃沈できるという救済措置もある。
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さらにポイント(いわゆるアイテム)の種類がやたらと多く覚えるまでが一苦労な上に、パワーダウンアイテムまで混ぜてくるという意地悪ぶり。
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1周だけならきっちりパターンを構築すれば十分にクリア可能な範囲だが(シールドを活用するパターンが有名)、2周目はさらに難度が上がり続ける。
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もっとも、ここまで来られれば例外なく上級者なため、歯応えのある2周目は評価されるべき点である。
移植・続編など
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同じ系譜を持つ作品として1987年に『バミューダトライアングル』、続編として1991年にMVSで『ASO II -Last Guardian-』が稼動したが、評判は芳しくない。
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特に正統続編のASOIIはネオジオ発売直後の「数撃ちゃ当たる」戦略の中、同年にヒットした『餓狼伝説』の影に埋もれて注目度も低いまま消えていってしまった。
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その後20年の時を経て、SNKプレイモアの『ネオジオヒーローズ ~アルティメットシューティング~』(PSP)にASOシリーズの自機の後継機「SYDIII」が登場。
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サンダーアーマーなどの特徴的な攻撃も一部引き継がれており、ファンにとってはなかなか感慨深い。
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オリジナルの(美少女)パイロットも新たにデザインされ、並み居るネオジオキャラを差し置いてメインビジュアルを飾っている。