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ロックマン&フォルテ - (2010/10/09 (土) 21:33:01) の編集履歴(バックアップ)
ロックマン&フォルテ
【ろっくまんあんどふぉるて】
ジャンル
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アクション
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高解像度で見る裏を見る
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売・開発元
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カプコン
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発売日
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1998年4月24日
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定価
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5800円
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備考
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ゲームボーイアドバンス版あり
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概要
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ロックマンシリーズの番外編作品。前作『ロックマン8 メタルヒーローズ』が、足早にサターン、プレイステーションに移行した事に対し、『スーパーファミコンユーザーへのいわば「お詫び」として制作された』という経緯を持つ作品である。
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『ロックマン』と『フォルテ』のどちらかを選び、謎のロボット『キング』が率いる軍団に挑むアクションゲーム。
主な要素
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『ロックマン』の他に、「7」から登場したライバルキャラ『フォルテ』がプレイヤーキャラとして使えるようになった。
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『ロックマン』は、従来同様「チャージショット」「スライディング」が使用できる。また、数少ない救済措置である「エディ」「ビート」が使用可能。
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『フォルテ』は、「バスターのオート連射&方向撃ち分け」「ダッシュ」「二段ジャンプ」が使用でき、攻撃的かつ軽快なアクションが持ち味。一方で狭い通路が通れないほか、ボス戦中のライフ回復手段がない。
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なお、特殊武器は両者共通。ゲーム途中で交代は出来ない。
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8ボスのうち6体のデザインは、児童誌「コミックボンボン」においてロックマンのコミカライズを手がけた漫画家3名が担当した。残る2体は「8」から復活の2体となる。
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ネジによるアイテム購入が「7」方式に戻った。ただし購入出来るアイテムは、「8」同様に強化パーツがメイン。
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「8」同様、『E缶』が無い。
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8ボスステージが、枝分かれしたような変則的な構成になっている。
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初期は3ステージが選択可能。後半5ステージは対応するステージをクリアするたび、徐々に解放される方式になっている。
特徴
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難易度は「今更SFCで作るんだから…」と高めに設定されている。「5」以降、難易度低下の傾向だったが、本作は「1」や「2」に匹敵する難易度となっている。
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難しいといっても、一撃死トラップが鼻に付くという事もなく、練られた敵配置と地形設計によるバランスの良い難しさである。
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「E缶」が無くボス戦時のライフ回復手段が限られる為、攻略パターン確立が重要に。
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特殊武器のバリエーションが豊富。
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囮になる分身を出す「コピービジョン」、複数の攻撃パターンを使い分けられる「テングブレード」、足場としても使用できる「アイスウォール」が特に個性的。
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「8」の特徴だった、特殊武器を利用して道を切り開く流れは継承している。
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ボスの攻撃パターン、アクションが多彩。
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グラフィックの一部は「8」から流用しているため、SFCとは思えないほど質が高い。
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ステージ内に隠されている『CD』を集めることで、歴代キャラクターのデータベースを見る事が出来る。
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GBのワールドシリーズのオリジナルキャラが、カラーで見られるのは興味深い。
問題点
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やはりボスの無敵時間が長め。特に溜め撃ちの無いフォルテは、弱点武器無しでは長期戦になりがち。
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まあ、お約束ではあるが「やっぱり黒幕はw(ry
総評
今更ながらのSFCでの発売となった作品だが、作り手のハードの制約を超えようとする意地を感じる出来となっており、本編作品に負けない完成度である。
移植、関連作品
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2002年にゲームボーイアドバンスに移植されている。
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また、1999年にワンダースワンで『ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者』が発売されているが、本作の移植ではなくオリジナルの作品である(制作もライセンスを得たバンダイが担当した)。残念ながら黒歴史すれすれの作品。
余談
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番外編的位置づけの作品だが、その後制作された『ロックマン9 野望の復活!!』では、ナンバリング作品と同格で本作のシーンが使われている。
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本作はSFC最後の通常販売ソフトである。
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前述の通り、コミックボンボンとのタイアップを全面に出したソフトだったのだが、よりによってその連載中にボンボンが紙面刷新を行ってロックマンシリーズと手を切ってしまい、漫画版も打ち切られてしまった…。