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アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 - (2010/09/05 (日) 17:07:23) の編集履歴(バックアップ)
アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団
【あんちゃーてっど おうごんとうときえたせんだん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション3
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発売元
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
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開発元
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ノーティドッグ
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発売日
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2009年10月15日
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定価
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5,980円
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概要
前作『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』の続編。海外名は『Uncharted2 : Among Thieves』。前作とセットにしたツインパックも発売されている。
キャッチコピーは『本能が冷や汗をかく』。もちろん前作のコピー『プレイする映画』も引き継いでいる。
開発は『クラッシュ・バンディクーシリーズ』等の制作元として有名なノーティドッグが前作に続いて担当、発売前から海外のゲームサイトでは満点に近いレビューが続出し注目を受けた。
発売後は前評判を裏切らない出来で多くのゲーマーの支持を受け、中でも2009年のGDCゲーム・オブ・ザ・イヤーでは
技術賞、美術賞、音響賞、脚本賞、最優秀ゲーム賞の5冠
という圧倒的な評価を受けた。
これは2009年で最も評価されたゲームと言っても過言ではない。世界で約420万本の売り上げとセールス的にも成功したソフトである(販売本数はwiki参照)。
前作から評価の高かったグラフィックは更に磨きがかかり、次世代機で出たソフトの中でもトップクラスと評する人は少なくない。
特徴
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次世代機最高レベルのグラフィックと演出
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PS3やXBOX360といった次世代機に慣れ親しんだゲーマーでも思わず声を漏らしてしまうグラフィック。
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グラフィックに目を奪われがちだが物理演算も優秀で、迫力の表現に大きな貢献をしている。本当の意味で「映画を越えたゲーム」と言えるかもしれない。
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落ちてくる列車、雪山でのアクション、崩壊する建物、カーチェイス、最初から最後までアクション映画のクライマックスのような演出が続く。おかげで全く飽きない。
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更に音響も優秀。高品質のヘッドフォンやサラウンドシステムを使うと、本作の音響がどれだけ拘られているかよく分かる。
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豊富なロケーション
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トルコ、ボルネオ島、ネパール、ヒマラヤ山脈、チベットと豊富な舞台が用意されている。
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絶妙なバランス調整
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派手さこそないものの、普通に遊んでて素直に『楽しい』と感じられるバランス調整はさすがノーティといったところか。
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新要素『ステルスアクション』が追加。敵に悟られないように一人づつ確実に屠っていく様は、ハラハラして実に面白い。
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難易度イージーでは敵に照準が合わさるとオートエイム状態になったり、敵も障害物に隠れなくなったりと初心者にも優しい。逆に難易度を上げていくと当然照準はマニュアルになり敵も身を隠したりとAIも賢くなっていく。アクションゲーム初心者から上級者まで楽しめる様に配慮して作られている。
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グレネードの操作方法や銃弾の視認化・単調な格闘など、前作の不満点もほぼ全て解消されている。
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ロードフリー
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ゲーム開始時のロードを除けばムービーシーンから戻る時やステージが変わる時でさえロードが無い。この技術が本作ののテンポの良さを更に際立たせている。
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ストーリーを進める為のカットシーンはどれもテンポが良く、プレイを中断しない様に作られている。
マルチプレイ
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要望の多かったオンラインプレイが実装された。もちろんボイスチャットにも対応している。
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シングルプレイがメインなのでこっちはあくまでオマケだが、もともとのアクションの完成度が高いため非常に面白い。
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豊富なルールやスキン(コスチューム)も用意されている。常時45000~50000人のプレイヤーがおり、相手によるがラグも殆どないため、長く・ストレス無く楽しめる。
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後に新ルールや新マップ・スキンが追加された。有料でちょっと値段が高めだが、新たなマップを新たなルールで楽しめるのには多くのファンが歓喜した。
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ちなみに追加されたスキンは、なんと『KILL ZONE2』のゼブさんや『inFAMOUS』のコールさん等である。ファンには堪らないサプライズ。
協力プレイ(ミニミッション)
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協力プレイ用に調整されたマップで協力してミッションをクリアしていくミニミッション。プレイ人数は最大3人。
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あまりポイントを稼げないものの若干のストーリー性があり、本編を協力プレイで遊びたかったユーザーからは大変好評。
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ちなみに協力プレイでは「敵が適度に馬鹿」。ついやっつけてあげたくなる。
協力プレイ(サバイバル)
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ミニミッションとはまた別のオリジナルマップで、全10ラウンドに渡る敵の猛攻を撃退するというルール。敵は最大で250人現れる。プレイ人数は同様に最大で3人。
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ルールこそ少ないもののマップの数が非常に多く、それぞれのマップも籠城等が出来ないように丁寧に作り込まれているため、非常に長く遊べる。
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「サバイバル」は次々に現れる敵を撃退するという、最もスタンダードなルール。序盤はそうでもないが終盤の戦闘の激しさは苛烈を極める。
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よほど上手くない限り個人技ではまずクリア不可能、仲間と連携しうまく立ち回らないといけない。難易度は高いが、それ故に面白い。
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「ゴールドラッシュ」は基本的にサバイバルと同じだが、ルールが『特定の場所に配置されるお宝を特定の場所まで運ぶ』というものに変更されている。
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タイムボーナスがあり、早く運べば最大で3倍ものスコアボーナスが付く。ボーナス3倍が終わるギリギリまで稼いで運ぶ、という風に立ち回ればサバイバル以上に稼げるが、難易度はそれよりも高い。この緊張感がたまらないのである。
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「サバイバトリー」はDLCで新規に追加されたルール。特定の陣地に籠城し、一定時間そこを守り切ればクリアとなる。
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完全に守りに回る上に装備の回収が難しいため難易度は最も高いが、その分上手く戦えば最もポイントが稼げる。
対戦プレイ
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定番のチームデスマッチとデスマッチの他、宝探しや陣地の奪い合い等が用意されている。こちらではヘルガストやキメラ・悪のコールさんなどのスキンを使用可能。
問題点
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マルチプレイの調整不足
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発売時には武器のバランスの調節不足、バグが多い等問題点も多かった(メンテナンスやver.upが頻繁に行われており、現在は解消されている)。
ローカライズ
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実力派声優陣によるクオリティの吹き替えにより、大作映画の雰囲気を味わえる。
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設定を変える事で、タイトル画面・音声・字幕などを海外版のものに変更できる。日本語吹き替えが嫌いな人にもバッチリ対応。
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海外版に比べてパッケージがダサい(B級臭い)、ゴア表現が一部規制されているという不満点もあるが、ローカライズ全体のお仕事としては丁寧で文句の無いレベルといえる。
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余談だが、海外版と違い日本語版のタイトルにはナンバリングタイトルが付いていない。これは前作の日本国内での売上が芳しくなかったのが影響している。
総評
革新性は無いが、それを帳消しにするほど完成度の高いド派手なアクション部分と下手なB級映画を越えた演出。
それを支えるのは美麗なグラフィックだけではなく、プレイの邪魔をしないテンポの良いストーリー展開やロードを感じさせない技術。
あらゆる部分で完成度が高い本作は、次世代アクションゲームの一つの集大成と言えるのではないだろうか?
シングルプレイ中心のソフトとは言え、マルチプレイもオマケというには十分すぎる出来。
PS3を所有していてアクションゲームにアレルギーが無いのなら間違いなくオススメできる一本であろう。