「ナイツ NiGHTS into Dreams...」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
ナイツ NiGHTS into Dreams...
【ないつ ないつ いんとぅ どりーむす】
ジャンル
|
アクション
|
|
対応機種
|
セガサターン
|
発売・開発元
|
セガ・エンタープライゼス
|
発売日
|
1996年7月5日
|
定価
|
5,800円
|
概要
-
夢の世界という舞台の3D空間を飛び回る新感覚アクション。
-
ステージを高速で進みつつ、テンポ良く連続でアイテムを取得したりする快感が味わえる。
ゲームシステム
全般
-
各ステージにおいて、プレイヤーは最初はエリオット(男の子)またはクラリス(女の子)という人間のキャラクターを操作する。
人間の時は非力で、敵を倒すことも空を飛ぶこともできないが、
冒頭でイデアパレスに幽閉されているナイツというキャラクターとデュアライズ(同化)することで飛行能力を得ることができる。
-
各ステージのフィールドは3Dで作られているが、基本的に真横視点で進行していくため、操作感は従来の2Dアクションゲームに近い。
-
ステージの進行に応じてカメラが目まぐるしく回転したり、画面奥に進んでいくといった、3Dを活かした要素も存在する。
ステージ詳細
-
このゲームのステージは「ドリーム」と呼ばれ、
エリオットのドリーム3つにクラリスのドリーム3つ、そして最終ドリームの全7ドリームで構成される。
一度出現したドリームは、何度でも自由に選択可能。
-
各ステージには4つのコースが設定されており、それぞれのコースを順番に攻略していく。
全てのコースをクリアするとボス戦となる。
-
コースによって行ける場所が全く異なる。
どのコースもイデアパレスを1周するようなルートになっており、イデアパレスがスタート地点兼ゴール地点となっている。
【クリア条件とゲームオーバー条件】
-
各コースのクリアまでの手順は以下の通り。
1.ブルーチップという青い玉のようなアイテムを合計20個以上集める。
2.各ステージのどこかにあるイデアキャプチャーという装置に入り、イデアキャプチャーを破壊する。
3.イデアパレスに帰還すればコースクリア。
-
コースを1周すると、そのコースのほぼ全てのアイテムやリングが復活する。
-
コースごとに制限時間(一律120カウント)が設定されている。
カウントがゼロになるとナイツとの同化が解け、人間状態に戻る上にそれまで集めたブルーチップが周囲に散らばってしまう。
-
ザコ敵の攻撃を受けると制限時間が減少してしまう。
-
人間状態のままでいると、アラームエッグという特殊な敵が出現する。
アラームエッグはプレイヤーをどこまでも追跡し、アラームエッグに捕まるとゲームオーバー(ナイトオーバー)になってしまう。
-
人間状態でもコースのクリア条件は同じ。全てのコースは人間状態のままでもクリアできるようになっている。
【スコア稼ぎ】
-
コースを1周すると、そのコースのほぼ全てのアイテムやリングが復活するため、時間の許す限り得点を稼げる。
イデアキャプチャー破壊後はアイテム取得などで得られる得点が2倍になるため、
ハイスコアを目指す場合は急いでイデアキャプチャーを破壊し、時間ギリギリまでアイテムを稼ぐというプレイになる。
-
各コースクリア時のスコアに応じて、コース別に評価が判定される。
評価はアルファベットで表され、最低Eランク、最高Aランクとなっている。
全ステージで平均Cランク以上を取得することが最終ステージ出現の条件となっているため、
ある程度高スコアを目指すことはゲームクリアには必須である。
-
このゲームのスコア稼ぎは独特で爽快感の高いものであり、
普段ゲームでハイスコアを目指したりしない人でもスコア稼ぎを楽しみやすい。
その他
-
ステージ上にはリングという輪の形をした物体が設置されており、
これを通過すると「ドリルダッシュ」という高速移動のために必要なゲージが回復する。
-
リングの他にも様々なアイテムが存在する。
連続でアイテムを取得したりリングを通過すると 「リンク(Link)」 というボーナスが発生し、高得点が得られる。
リンクすればするほど、アイテム取得やリング通過時の効果音が1音ずつ高くなっていくため、快感が大きい。
-
移動入力やL・Rボタンとの組み合わせにより、様々なアクロバット飛行を行うことができる。
-
アクロバット飛行は、通常は意味の無いお遊び的な要素だが、特定のリング通過後は一定時間「アクロバットタイム」に突入し、
アクロバット飛行で得点が得られるようになる。
-
あえてナイツと同化せずに人間状態のままコースをクリアするというプレイも不可能ではない。
-
ただしコースを一つクリアする度に必ず同化してしまうので、2コース目以降ではあまり現実的ではない。
-
人間状態の時の操作はナイツ操作時とは全く異なり、
自分でカメラを操作しながら3D空間を好きな方角に移動できるものとなっている。
-
ナイツでは行けない場所でも人間の時なら行くことができるなど、ナイツ操作の時とは違う新たな発見があったりもする。
A-LIFE
-
このゲーム独特の人工生命(ライフゲーム)。
ゲーム進行上のルールには一切影響しないが、各ステージのBGMに大きく関わる要素。
-
最終ステージを除く各ステージには「ナイトピアン」という天使のような外見の善良なキャラが生活しており、
ナイトピアンを殺したり敵から助けたり、ナイトピアンの卵を孵化させたりすることで各ナイトピアンの感情が変化する。
-
そのステージのナイトピアンの繁殖数や各ナイトピアンの感情によって、
そのステージのBGMの各小節の曲調が変化する。
-
基本的に明るい感情の時ほど明るい曲調になり、暗い感情の時ほど暗い(マイナーな)曲調になる。
必ずしもナイトピアンの感情が明るい方が良い曲になるとは言い切れず、プレイヤーの好みによるところが大きい。
-
ナイツのアクションによって、ナイトピアンに特定の敵をぶつけると、そのナイトピアンが新種に変化する。
-
このような変化を繰り返すことで、最終的には希少種であるスーパーピアンを誕生させられる。
スーパーピアンが誕生すると、そのステージのどこかにピアンタワーが建設される。
長所
-
3D空間を飛び回る新鮮な爽快感。
-
音楽が非常に良い。
賛否両論点
-
注意して飛ばないとナイトピアンを殺してしまいやすい。
-
普通に飛んでいるだけなのにパラループというナイツのアクションでピアンを巻き込んでしまうことがたまにある。
-
ピアンを一匹も殺さないように注意して飛ぼうとすると、ゲームのテンポや爽快感を若干削ぐことになる。
総評
その他
プレイステーション2版 『ナイツ into Dreams...』
-
2008年02月21日発売。3,990円(税込)。
-
ハードの性能に合わせてグラフィックがリメイクされている。
セガサターン版のグラフィックを再現したモードも遊べる。
クリスマスナイツ 『ChristmasNiGHTS 冬季限定版』
-
1996年11月22日~1997年1月31日の期間限定で、約130万本リリースされた。
-
通常版ナイツの体験版兼ファンディスクのような内容。
-
起動したその日の、サターンの内蔵タイマーの日付によって、ゲームのタイトル画面とグラフィックが変化する。
-
プレイできるステージは通常版ナイツにおける「スプリング・バレー」のみだが、
通常のスプリング・バレーとは別に、グラフィックや音楽がクリスマス仕様になったクリスマスバージョンでも遊べる。
-
ゲームクリア後、神経衰弱のようなミニゲームによって様々な特典を入手できる。
-
特典の一つであるサウンドテストモードでは、
通常版ナイツにおける各ステージのBGMの変化パターンを自由に編集し、好みのステージBGMを鑑賞することができる。
さらに、そのBGMでスプリング・バレーをプレイすることもできる。
続編 『ナイツ ~星降る夜の物語~』】