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エレベーターアクションリターンズ - (2010/08/30 (月) 18:28:34) の編集履歴(バックアップ)


エレベーターアクションリターンズ

【えれべーたーあくしょんりたーんず】

ジャンル アクション
対応機種 アーケード
開発元 タイトー
稼働開始日 1995年

概要

  • 前作エレベーターアクション登場から12年後に登場したアクションゲーム。8ボタンレバー2ボタン式、2人同時プレイ可能。
    • グラフィックやサウンドは大幅に進化。システムもエレベーターアクションをベースに大幅なパワーアップを施している。

システム

  • 残機ライフ制。ライフが0になるとミスとなり残機が1消費する。
    • ライフは敵の攻撃で減少する。しかしエレベーターに挟まれる・1階分の高さから落ちる・タイムオーバーでライフ関係無しにミスになる。
      • エレベーターに挟まれる際、地面に血が滲み出る演出が挿入される。微妙なグロさも継承済み。
  • 前作からの継承
    • ジャンプボタンによる飛び蹴り、エレベーター操作、エレベーターによる押しつぶし、電灯破壊。クリアに必須の色違いのドアに入って重要文章の回収。
  • 攻撃方法が増加
    • 攻撃とジャンプ同時押しで強力なボム攻撃を実行可能。ボムの効果はキャラクターによって異なる。
    • 青いドアに入り特殊アイテムを入手すると武器がパワーアップする事がある。敵を貫通し、接触する物を炎上させるミサイルランチャーや、連射が可能なマシンガンに変化する。残弾制。
    • 更に斜め上方に攻撃角度を調整する事が可能。天井についた照明や、上の階を攻撃できる。
  • 操作方法の変化
    • 移動方向にレバーを二回入れるとダッシュする事が可能。
    • 敵と至近距離にいる場合は格闘攻撃に変化。連続で攻撃ボタンを押すとコンボになり威力が増す。銃で撃つよりもスコアが高い。
  • キャラクター選択システム搭載
    • カート・ブラッドフィールド軍曹
      • 金髪のイケメンヤサ男。移動スピードが速く、連射速度・体力は平均的。ボムは手榴弾で、横一列に攻撃範囲を広げる。
    • イーディー・バレット伍長
      • ロングヘーアタンクトップの女。連射速度が速く、必然的に攻撃力が高いが、体力は低い。ボムは焼夷弾で、一定時間攻撃力をその場に残す。
    • シャド・ザ・タフ
      • 筋肉達磨。移動速度と連射速度が遅いものの体力があり、さらにダッシュ移動に攻撃判定がつく。ボムは敵が近づくと爆発する反応弾。見た目にそぐわず初心者向け。
  • ステージの大幅な変化
    • 全6ステージの非ループゲーム。最初のステージである廃ビルこそ前作をそのままリニューアルした物だが、空港では横スクロールとなり、左側へ進軍していく。
  • 微妙な変化とギミック
    • 前作では天井についた電灯を破壊すると真っ暗になったが、本作では壁についたコントロールパネルを射撃で破壊しても事情が変わる。
    • ドラム缶や砂袋が点在。ドラム缶は爆発炎上する固定攻撃が可能で、砂袋は銃撃を防ぐ効果があるので、防御に使えるが攻撃の邪魔になる。

長所

  • 見た目が綺麗になりギミックも細かく、前作の否めなかった古臭さがなくなってよりプレイしやすくなった。
  • 難易度低下。より簡単に先へ進めるようになった。
    • キャラクターの耐久力が高いのでなかなか死なないのも要因。
    • 青いドアの体力回復アイテムやパワーアップアイテムを用いる事で更に難易度は低下。使わなくても十分クリアできるつくりになっている。
  • 相変わらずの単純ながらも多彩で奥深い攻略。
    • 更に前作に比べて敵の種類が増えたので攻撃方法も増加している。
  • BGMの担当は渡部恭久。ステージ毎に2曲以上用意されている。そしてあいも変らず展開の節目で曲が変わる。

難点

  • ギミックやシステムの追加が豊富すぎて、従来のエレベーターアクションらしさがあるにはあるのだが印象深くは無い。
    • 主人公達は特殊部隊で、前作のスパイはどこへやら。
    • リターンズと言う名前をつけたため「リメイク」っぽくなってしまったのも要因の一つ。素直にⅡとつけておけばまだ違ったかもしれない。
  • 前作同様、エレベーター待ち時間があるので若干冗長。

総評

 大変解りやすいシステムで手軽にできる2Dアクションゲーム。グラフィックも美しくなってギミックも豊富。攻略を目指さなくても十分楽しめる作りになっている。だが、エレベーターアクションらしさはあまり無い。皮肉にも、「ああ、前作の血を色濃く受け継いでるな」と実感するのはエレベーターの待ち時間くらいである。