「大合奏!バンドブラザーズDX」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

大合奏!バンドブラザーズDX - (2011/05/05 (木) 18:12:21) の編集履歴(バックアップ)


大合奏!バンドブラザーズDX

【だいがっそう ばんどぶらざーずでぃーえっくす】

ジャンル リズムゲーム
対応機種 ニンテンドーDS
発売・開発元 任天堂
発売日 2008年6月26日
定価 4,800円
通信機能 ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
レーティング CERO:A(全年齢対象)

概要

「大合奏バンドブラザーズ」の続編。 ニンテンドーDSを楽器代わりに曲を演奏するハンディ楽器ソフト。

収録曲はj-popのメジャーな曲(『世界に一つだけの花』『ロビンソン』など)の他、
クラシックの有名曲(『白鳥の湖』『展覧会の絵』『G線上のアリア』など)をポップス風、ロック風などにアレンジされたものがある。

これらのあらかじめ収録されている曲は30曲ほどだが、作曲機能があるため、自分で曲を打ち込んで100曲まで追加することが可能。
さらにそれとは別枠で、Wi-Fi通信で任天堂のサーバーに登録された曲を100曲までダウンロードできるのがこのゲームの特徴。
Wi-Fi通信で追加した曲はもちろんゲーム内の全てのモードで使用することが可能。


解説

このゲームにはプレイするモードとして、

  • 演奏
  • 歌う
  • 作曲

の3つのモードが存在する。

演奏

  • それぞれの曲は楽器ごとに最大8つのパート(ギターやドラムなど)に分かれており、プレイヤーはそのうちの一つを担当。
    画面に流れてくる指示通りにボタンをタイミングよく押すことで曲を演奏する。操作方法は一つのボタンだけを使用する「ビギナー」から、十字キーと6個のボタンを駆使する「マスター」までの4種類があり、自分の腕に応じて選択が可能。
    • ワイヤレス通信機能で、複数のDSを使った多人数による合奏も可能。一つのカートリッジだけでもDSダウンロードプレイで8人までの演奏が出来るが、ソフトも人数分用意すれば参加人数の上限は存在しない。

歌う

  • DS本体にあるマイクを使って、カラオケのように歌を歌うモード。
    • 疑似カラオケと言っていいもので、メロディガイド、キーの上げ下げ、声のエコー、採点システムを搭載している。
    • 「歌声診断」というものもあり、自分の声質がどのようなジャンルの歌手向きなのかを診断してくれる。
      • テレビCMでは歌手の青山テルマがこの歌声診断をプレイしている様子が流されていた。

作曲

  • 文字通り、作曲するモード。五線譜に直接音符を打ち込む方法やピアノの鍵盤で演奏して楽譜にする方法がある。
    • 作曲した楽曲はインターネットを通じて投稿が可能。これについては後述。

その他のモードには、

  • 楽曲ダウンロード
  • ラジオ

などがある。

楽曲ダウンロード

  • Wi-Fiによる楽曲の追加ダウンロード機能で、本作最大の特徴である。前作『大合奏!バンドブラザーズ』にも作曲機能は存在していたが、プレイヤーに音楽の知識が無ければ活用することは難しかった。
    しかし本作では、あるプレイヤーが作成した曲のデータをネットを通じて任天堂に投稿することで、審査に通った曲がプレイヤーがダウンロードできる楽曲に追加される。そのため、自力で曲を打ち込む能力が無いプレイヤーでも追加の曲を入手することが可能。投稿可能曲はJASRACが管理しているタイトルのみに限られ、自作の曲は不可。
    • ダウンロードできる曲は2010年9月10日の時点で7200曲以上(タイトル重複含む)。さすがに発売当初の勢いはなくなったが、発売から2年以上過ぎた現在でも毎日新曲が追加されている。
    • 配信曲のジャンルはクラシック音楽や歌謡曲、アニメのテーマソングなど多岐にわたる。また、ドラクエシリーズのBGMやコナミのビーマニシリーズの曲等、他社のゲームミュージックも多数登録されている。
    • 注意すべきなのは、一つのカートリッジにダウンロードできるのは100曲までという制限があること。これは容量からくる制限ではなくJASRACとの著作権契約によるものであるため、既にダウンロードした曲を消して増やすことは出来ない。そのため、中古で本作を購入した場合は、前の持ち主がダウンロードした曲でダウンロード可能数が消費されている可能性がある。

ラジオ

  • これはゲーム内の収録曲をランダムに流していくというモード。
    • 曲を流す「演奏イメージ」を設定できるようになっていて、同じ曲でも様々にアレンジされたものを聞くことができる。
      例えば、既存のポップスアレンジされたクラシック曲をオーケストラ風に流したり、Wi-Fi通信でダウンロードしたJ-pop曲をファミコン音源風やオルゴール風に流したりする・・・・なんてことが可能。
      • アレンジにはジャズ風、ピアノ風、ホラー風、沖縄風など14種類がある。
  • 自分で再生リストを作り、好みの順で曲を流すことも可能。
  • このゲームのチュートリアルを行ってくれるキャラクターがこのモードではDJをやってくれる。もちろんDJ無しにも出来る。

総括

通常の音楽ゲームでは、収録されている曲以外をプレイするには続編を待つしかないが、本作はインターネットを通じて他のプレイヤーが投稿した曲をダウンロードできるので、選択の幅が飛躍的に広がった。

今までにない新曲追加システムを確立したという点で、非常に画期的なソフトといえる。