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ミスティックアーク - (2012/04/09 (月) 21:23:05) の編集履歴(バックアップ)
ミスティックアーク
【みすてぃっくあーく】
ジャンル
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ロールプレイングゲーム
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高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売元
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エニックス
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開発元
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プロデュース
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発売日
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1995年7月14日
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定価
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11,800円(税抜)
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概要
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旅の最中、術によりフィギュアに変えられ神殿に連れ去られた主人公が、自らの世界に戻るため神殿から繋がる7つの世界を探索し、世界の扉を開くカギ「アーク」を探し出す物語。
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猫たちが目的も解らず争う世界、子供しかいない世界、色と音を失った世界、一人でしか行く事ができない闇の家と言った、童話的な世界観が特徴。
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32Mbit(ファイナルファンタジーVの2倍)の大容量ROMを使用。知恵、力と言った様々な得意分野を持つアークを武具に宿らせる、シンボルエンカウントに近いシステム(敵は直接見えず、レーダーで位置を把握する)など、少々変わったシステムを擁するが、大作ラッシュの時期と被ったためマイナー作品、或いはワゴンセールの常連となってしまった。
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スライドパズルやチェスと言った謎解きの他、各世界への入り口が哲学的な表現で曖昧にしか伝えられないなど、2000年以降で言うミニゲーム要素が強い。
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海外では「The 7th saga2」となっている(「The 7th saga」はエルナード)。世界観は共通である上、物語を進めると関連がわかってくる。
特徴
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今でこそ、リバイバルブーム或いはジャンルの違う続編『ミスティックアーク まぼろし劇場』の存在もあり「隠れた名作」の評価を得ているが、RPGとして見ると欠点も多い。
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物語のキーアイテムとなるアークの用途は、フィギュアに宿して仲間にしたり武具に宿らせたりと重要なファクターであるものの、前作とされる『エルナード』にて戦局を左右するメインを担っていた事に比べると、あくまで補助的な存在に過ぎない。
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仲間にもそれなりに設定が組み込まれているがそれがストーリーに絡むことはない。
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ラックス=ロボット防御型、ミレーネ=魔法使い・攻撃魔法が得意、リーシャイン=武道家・攻劇性重視、トキオ=忍者,メイシャ=治癒術師・回復魔法が得意、カミオー=亜人、やや物理重視 これくらいの認識があればとりあえず大丈夫
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主人公を含む仲間にはセリフや表情を示す動作が殆ど描かれおらず、モブキャラクターのテキストはある程度凝っており性能面でも全員が差別化できているものの、全体的には淡白な印象が残る。
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また、本作は主人公の能力面での中途半端さが深刻で、ドーピングを行わなかった場合パーティで最も足を引っ張るのが強制参加の主人公になってしまいがちである。特に男主人公の場合フルヘルスを覚えるのが女主人公より10レベルも遅いため普通のプレイをしていては一番必要な闇の世界で覚えられないことなどそれが顕著である。
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しかし32Mbitの容量は伊達ではなく、米田仁士・山田章博両氏のキャラデザを最大限に生かした、ドット絵の極致に至る幻想的なビジュアルは評価が高く、子供しかいない子供の世界や色や音が無くなる緑の世界など各世界はそれぞれ一つの本のようである。
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また、ワンダープロジェクトシリーズ等を手がけた故・森彰彦氏の名曲も、その幻想的な世界に大いに彩りを添えている。
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特にバトルのBGMはかなり熱い曲が多く、ファンが多い。またクセのある変わった曲名は現在でも語り種、以下にその一部を記したい。
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闘う君のひとみは,いつも美しい
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さぁ,ちからみなぎる,おれが相手だ!
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ここはどこ?私は森!
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ヘイ,たたかってるぜ!
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我々がそこで見たものは!?
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洞窟の深淵で僕たちを待ちうけるやつらは,ちょっと手強いぞ
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君のいないこの町は,もう僕には何も与えない
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前略,お元気ですか。こちらは相変わらずの毎日です。
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まだ,夜も明けきらないナナカの町を恐怖が襲う!
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しかしながら、そのBGMに反して戦闘は戦略性が全くないため単調で詰まっても基本的にレベルを挙げて物理で殴れば済んでしまう。
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ファンタジーRPGの体裁を採っているが、全体通して「生命の誕生」と言う哲学的なテーマを有しており、真っ暗な画面にサイレンの音と赤ん坊の泣き声が鳴り響くエンディングが用意されている。意図的に説明をぼかした風合いもあり、その強烈な印象がこのマイナーゲームの長く語られる要因になっている。
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しかし、システム面では発売当初で考慮してもかなり古臭い出来と言わざるを得ないため、雰囲気が好きという人以外は楽しめない人を選ぶゲームであるということも間違いない。
その他の展開
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月刊Gファンタジーにてコミカライズされた。作者は岩佐あきらこ。
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今作に出てくるデスナイト×3はありふれた名前とは裏はらに屈指の強ボスとして名をのこす