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SIREN - (2012/02/15 (水) 23:58:00) の編集履歴(バックアップ)
SIREN
【さいれん】
ジャンル
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ホラーアドベンチャー
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
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発売日
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2003年11月6日
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定価
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6,090円
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SIRENシリーズ
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SIREN / SIREN2
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ストーリー
三方を山に囲まれ、外界との接触を拒むかのように存在する内陸の寒村、羽生蛇(はにゅうだ)村。独特の土着信仰や伝承を持つこの村が物語の舞台となる。
1976年8月2日深夜。大規模な土砂災害が発生し、村に甚大な被害をもたらす。
災害から27年後、2003年。夏休みを利用し、村に関する都市伝説を確かめるべく東京からやってきた高校生「須田恭也」や、自らの学説を裏付ける為に村の秘祭の調査をしにきた民俗学者「竹内多聞」らが村を訪れる。
8月3日午前0時、村の四方を囲うように出現した赤い海からサイレンの音が鳴り響き、羽生蛇村は外界から隔離された異界と化す。異界化に伴って現れる異形、赤い水の影響によって人が変貌した存在「屍人」。
人々は状況的に、そして精神的に追い詰められながらも、人として生きるために絶望的な戦いに身を投じていく。
これは人でありたいと願い、人として生きたいと祈る人々の群像劇である。
概要
SIRENは昭和78年(作中では「昭和」の年号が続いている設定)の日本を舞台に、土着的・民俗的なモチーフを題材とした3Dアクションホラーゲームである。
一種のテレパシーのように敵が見ている映像を盗み見る、「視界ジャック」というシステムを特徴としている。
難解なストーリー構成や謎をあえて残したまま終わるエンディング、また近年の和製ゲームの中でも群を抜いた難易度などは賛否両論あるものの、ホラーゲームには珍しい日本的テーマや独特のストーリー、挑戦的なシステムなどから一部で熱狂的な人気を集めた。
「怖すぎて放送中止になったCM」でご存知の方も多いであろう。
特徴
敵に見つからないように進めていくホラーゲーム
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日本を舞台に戦闘に慣れていないキャラクター達が、後述の「視界ジャック」を駆使して敵から身を隠しながらシナリオを進めていく。メタルギアシリーズなどに代表される「ステルスゲーム」的な要素が強いホラーアドベンチャーゲームである。
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キーアイテム入手といったフラグ立てによる攻略手順が要求されるため、ステルスアクションだけでなくアドベンチャーゲームとしての側面も強い。
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アクションの腕に任せた力業が通用しにくい。
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敵を強引に倒しながら進んだり、敵に見つかっても振り切ってガンガン進むといった攻略法は困難で、ほぼ不可能な場面も多い。
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プレイヤーキャラが使用できる武器は基本的に、鉄パイプやバールなどの鈍器である。銃器は警察官が携行するような小型拳銃か、狩猟で使われている狙撃銃に限られ、弾数も少ない。
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敵には銃持ちがわんさかいて、所持弾数も無限。銃器が使えないプレイヤーにとっては脅威の存在である。
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狙撃手タイプの敵は高所に位置しており、こちらの攻撃が届かないケースも多い。
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敵は倒しても一時的に行動不能にできるだけであり、時間経過で復活する。
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ただし一貫してステルスに徹するというわけでもない。
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敵との接触を避けることが困難な場面では、敵に見つかりつつもその敵から逃げ切ったり、武器を利用して敵を倒して進むといった臨機応変な対処が要求されることもある。
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隠れたりするよりも敵と戦うことの方が多いシナリオもいくつか存在する。
敵の視界と聴覚を盗む「視界ジャック」システム
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これは、自分の周辺にいる屍人や同行者の視覚と聴覚をあたかも超能力のように盗み見ることができるシステムである。
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プレイヤー側からは名前の通り視界を「ジャック」するだけであり、ジャックした対象の操作等は一切できない。屍人は「ジャック」されていることには気付かず徘徊し、キャラクターを見つければもちろん攻撃してくる。ジャック中はプレイヤーが無防備になるため注意が必要。
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詳細
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左スティックの傾け具合によって、その方角・その距離の辺りにいるキャラクターの視界をジャックできる。
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左スティックを強く傾けるほど、遠距離のキャラクターをサーチする。サーチ位置と対象キャラクターの位置が近いほど視界や音声が鮮明になる。対象が遠距離なほど視界の外周が暗くなる。
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敵である屍人は夜目がとても利くので、主人公達が見ている光景より、より明るく見ることが出来る点も嬉しい。
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ジャックした視界からは、プレイヤーやプレイヤーの同伴者のいる位置が十字マークで表示される。距離が近いほど十字マークが鮮明になる。
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ジャックした視界はホールドが可能。
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最大4つまでホールドでき、○×△□ボタンを押すことでそれぞれ任意で割り当てられる。該当ボタンを押せばすぐに呼び出せるので、いちいち対象をサーチする手間が省ける。
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このシステムにより、今敵がどの方角にいるか、自分からどれくらい離れているか、敵がどこを向いているかを把握できる。
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視界ジャックを活用して、今敵がこっちを向いているからこっちは安全に通れる、といった敵の目をかいくぐって進むスタイルが基本となる。
シナリオ進行の手順
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本作のストーリーは、ある限定された「時刻・場所・登場人物(プレイヤーキャラ)の視点」で展開される物語「シナリオ」がいくつも集まって構成されている。
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シナリオごとに、プレイヤーキャラや現在の日時、舞台が異なる。
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「バイオハザード」等他のホラーアクションのような"次のステージへのアイテムやステータスの持ち越し"という概念がなく、どんなに前のステージでアイテムを節約したり使ったりしても、次のステージでは所定の値になる。そのため、どちらかといえば「ミニゲームの集合」に近く、アイテム不足による「詰み」も起こり得ない。
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一つのシナリオをクリアすると、別のシナリオへと進む。シナリオの順序は時間の流れ通りではなく、現在のシナリオより過去の時間で起こったシナリオに進むこともある。
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各シナリオには二通りの「終了条件(クリア方法)」がある。
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終了条件によって、次に進むシナリオのルートが異なる。
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ルートによっては、過去にプレイしたことのあるシナリオに戻る(ループする)場合もある。
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「終了条件1」は比較的簡単に達成できるが、「終了条件2」は難易度が高め。真のエンディングに進むためには、終了条件2をクリアしていく必要がある。
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各シナリオの終了条件2は、初期段階ではロックされた状態となっており、挑戦できない(終了条件2を達成するためのアイテムが入手できなかったりする)。
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終了条件2のロックを解除するためには、別のシナリオで別のキャラクターが一定の条件を満たす(ロック解除の必要行動を起こす)必要がある。一度ロックを解除すれば、以後は対応するシナリオの終了条件2が常に開放された状態になる。
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ロック解除の必要行動をするために、さらに別のシナリオでまた別のキャラクターが何か行動を起こす…というように、全てのキャラクター、シナリオが深くつながっている。
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リンクナビゲーター
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ゲーム全体のシナリオ構成を確認できる機能。ゲーム中にいつでも利用できる。
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一度プレイしたシナリオはリンクナビゲーター上に一覧表示されている。
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シナリオ間のルートの繋がりや、どのシナリオの終了条件2がロックされているのか、どのシナリオでロック解除できるのかといったことも確認できる。
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後述のステージセレクトを行うこともできる。
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シナリオセレクト
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ある程度ゲームを進めると、既にプレイしたシナリオならいつでも任意でプレイできるようになる。
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これにより、同じシナリオを延々ループすることがなくなり、終了条件2のロック解除および、未知のシナリオへの進行も楽になる。
他のホラーゲームに比べて圧倒的に高い難易度
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マップに自分の位置が表示されないのは当たり前、シナリオのクリアのために表示される終了条件もかなりあいまいなものがあり、シナリオ開始5秒で超遠距離からの狙撃で何も出来ず死ぬことはSIRENではよくある話。
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これには賛否両論あり「久々に歯ごたえのあるゲームが出た!」といった意見から「初心者に不親切すぎる!」という意見までさまざまである。
評価点
深く練り込まれたストーリー
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本作では、夏休みを利用して都市伝説を興味本位で見に来た高校生が、偶然村で行われていた儀式を目にしてしまうことから始まる。
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須田恭也と、儀式の生贄にされかけていた謎の盲目の美少女「神代美耶子」を中心に進むストーリーもさることながら、村の求導師「牧野慶」と村医者「宮田司郎」の二人が織り成すストーリーは人気が高い。
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舞台となる羽生蛇村も、近隣の村との関わり合いを持たない閉鎖的な村であり、村民のほとんどが信仰する眞魚教(まなきょう)という土着信仰があり、生贄を伴なう秘祭が行われているなど、不気味な世界観を出すのにも一役買っている。
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また、ステージ中に隠された100個の「アーカイブ」もストーリーをより面白く理解できるだろう。
実際の俳優を取り込んだフル3Dポリゴンやリアルな光の質感
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登場する全てのキャラクターは実際の俳優をモデルにしており、体格から顔つきまで全て本人を再現している(キャラクターの声も、モデルになった俳優があてている)。
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このため、従来のゲームにあったような「整った左右対称の顔」とは一味違う(実際の人間の顔は全て左右非対称である)、生々しく写実的な雰囲気が出ており、本作の世界観と非常にマッチしている。
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そして山奥の寒村という設定上、主人公達は懐中電灯を頼りに進んでいくこととなる。
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このときの懐中電灯の光の質感が非常にリアルであり「懐中電灯に照らされていない」部分の闇がより際立つ。
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懐中電灯を消したときの「少し青みがかった暗闇」も評価が高い。
今までにはない「絶望感」
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前述の通り、本作は「バイオハザード」シリーズが確立した「火器の扱いに慣れた主人公が、ゾンビをなぎ倒して進む」ゲームではない。主人公は戦いの素人であり、敵に発見され戦闘状態に入ることは文字通り生死に関わる。
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この主人公の「弱さ」はよりリアルな恐怖の演出に一役買っている。
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また、操作キャラクターは長く走っているとバテて移動速度が落ちてしまうため、襲い掛かる敵から全速力で逃げることもできない。
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身体能力も低く、敵に触れられただけでゲームオーバーになってしまう女子小学生「四方田春海(よもだ はるみ)」を操作し、屍人が徘徊する民家から脱出するシナリオは、襖一枚を隔てて屍人たちの息遣いまで聞こえてきて、否応無しに恐怖を演出する。
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また、ストーリー上で死亡したキャラクターが通常の屍人より数段グロテスクな姿に変異した特別な姿の屍人でかつての大切な人の前に現れるシーンは、キャッチコピーの通り「どうあがいても、絶望。」である。
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かつての教え子に「春海ちゃんの匂いがするよおおおおおおおおおおお!!!!!」と襲い掛かってくる校長は、別の意味で「絶望」であるが…。
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ネタバレ注意
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ちなみに、各キャラクターの結末も「絶望」で埋め尽くされている。
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高校生「須田恭也」
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「赤い水(一定量体内に入ると屍人化するが、少量であれば異常な再生能力を持つ)」の力と「神代家の呪い(神代家に代々伝わる死ねない呪い)」が合わさり不死となり、延々異界をさまよう「異界ジェノサイダー」となる(SIREN2に須田を操作して敵を「ジェノサイド」するおまけシナリオがある)。
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大学教授「竹内多聞」とその教え子「安野依子」
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安野は須田から輸血を受け、須田と同様の不死となる。
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竹内は須田と傷と赤い水溜りを介して神代の呪いをわずかに受け不死となる。半端に赤い水が体内に入ったため意識だけ屍人状態となり、2人で延々羽生蛇村をさまよい続ける。
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求導師「牧野慶」
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牧野も神代の呪いを受けつつ赤い水が入り、宮田に殺害された。その後不完全な不死の呪いにより、意識を持ったまま肉塊となる。
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「恩田美奈・理沙姉妹」
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怪異前にナースであった美奈は、あるトラブルで交際していた宮田に殺され怪異後すぐ屍人化する。たまたま里帰りしていた理沙は怪異に巻き込まれ、屍人化した美奈に追い詰められた際双子であったためか意識が同調し、姉の格好をして宮田に迫るが絞殺されその際に屍人化してしまう。その後、美奈とともに宮田を追い続けるが、最期は宮田に廃坑道で理沙は生きたまま杭で串刺し、美奈は坑道を爆破され生き埋めにされる(その後、宮田の手によりとある方法で消滅させられた)。
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元アイドル「美浜奈保子」
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一時期は雑誌で特集が組まれるほどの売れっ子だったが落ちぶれたため、村に都市伝説ロケでやってきた。永遠の若さ、美しさを求めるあまり自ら赤い水の中に沈んだが、最終盤でとても醜い「犬屍人」となって立ちはだかる。
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など、登場するほぼすべてのキャラクターが死亡、もしくは報われないエンディングを迎える。
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攻略法を模索する楽しさ
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基本的にはホラーゲームであるが謎解き要素の出来も良い。
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複雑なマップからキーアイテムを探し出し、その用途、使う場所をマップ探索の過程で予測、さらに使うタイミングも定められている場合があり、ゲーム内で得られる情報やプレイヤーの想像力をフル活用することが求められる。また、獲得したアイテムをすぐには使わず次回以降のシナリオで使うケースもあり、そのキャラが今何を所持しているか、逐一確認しておく注意力も重要。
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『バイオハザードシリーズ』のネタにされるような仕掛けではなく、身近にあるものにちょっとした工夫を加えて活用するというのがポイント。
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ゲームに慣れてくると、更に攻略の幅が広がる。
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最初は何度も死んで苦労しながら攻略していたシナリオでも、短時間で一発クリアできるようになり、上達を実感しやすい。
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ほとんどのシナリオはいくつかの同じマップを使い回しているので、マップさえ覚えてしまえば、他のシナリオでも道に迷うことはまずなくなる。
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屍人の位置や視界や耳の良さや行動パターンなどを把握すれば、屍人の隙を突いて強引に進みやすくなる。例えば屍人を避けるために遠回りするようなルートを進むところでも、屍人のいる場所を突っ切って早く先に進むといった攻略法が可能になる(運が絡む場合もあるが)。
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戦闘のコツを掴めば、近接武器だけでも大半の屍人は余裕で倒せるので、邪魔な屍人を倒しながら進むこともできる。
批判点・賛否両論点
異常なまでの難易度
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本作の評価点の一つでもあるが、ここでは批判点としてとりあげる。
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数々のユーザーに不親切な点もさることながら、本作の難易度を押し上げている存在として、しばしば狙撃手の存在が挙げられる。
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生前狩猟を生業としていたであろう彼等は、超遠距離から、超高精度で、超高威力の狙撃をしてくる。
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どんなキャラクターでも2発食らえば即死であり、女性キャラクターは1発で死んでしまう。
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中盤以降どのステージにもほぼ一人は配置されているため、どのキャラクターでも脅威である。
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そのため、「羽生蛇村にはゴルゴ13がいる」というネタがプレイヤーの間に語り継がれている。
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こういった要素は「体力に物を言わせて強引に突破する」といったごり押しプレイを阻止するための措置であるが、前述のマップ表示の不親切さとあわせ、何度も死んでいるうちに恐怖より理不尽なゲームオーバーに対する怒りの方が上回ってしまうという事態を招いてしまった。
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何故ただの古びた村に大量の銃火器があるのか?といった点も話題に上がった
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一応、特定の条件を満たすことで、ゲームオーバー後にそのシナリオの途中から再開できるようになる箇所はあるので、死んだとしても、必ずしもシナリオの最初からやり直しになるわけではない。
同じシナリオを何度もやらなければならない
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終了条件2のロック解除の必要行動を満たすために、ひたすら試行錯誤することになる。
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終了条件1と終了条件2を両方クリアするために、同じシナリオを最低でも二度しなければならない。
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都合上、最低でも3回はクリアしなければならないシナリオもある。
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また、プレイヤーキャラの起こす行動に不審な点が多く見られる。
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終了条件1を達成するだけなら割と常識的な行動なのだが、終了条件2を達成したり、終了条件2のロック解除の必要行動を起こす上では、かなり不審な行動を取ることになる。
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自らが命の危機にさらされている状況に関わらず、なぜか面倒な仕組みの倉庫の鍵を開け、武器になりそうなものには目もくれず手ぬぐいを取り、水道で手ぬぐいを濡らし、わざわざ冷凍庫のプラグを刺し、濡れた手ぬぐいを凍らせるなどの「今それをしなきゃならないのか?」と聞きたくなるような行動をする。
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これらは、「永遠に繰り返すループの世界」の中でほんの少しの行動の差異が、ループ脱出への鍵となっているということである。
全体的に動きがもっさりしている
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長く走っているとバテるシステムに加え、モーションが全体的に遅く、敵の攻撃を潰せないこともしばしばである。走っている時に壁にぶつかると、1~2秒ほどその場で動けなくなってしまう。
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これらの仕様がむしろ良いという意見もある。
複雑すぎるストーリー
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本作のウリとなっているストーリーも、人によってはついていけなくなってしまう恐れがある。
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この点に関しては様々な考察サイトがあり、さまざまな観点から深く考察されたSIRENの世界を楽しめるが…。
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どちらかというとゲーム内の謎を考察してネット上の掲示板で自分たちの意見をやりとりしながら、自分なりの回答を見つける事の方が重要である。
公式ホームページに掲載されているSIRENの外伝「羽生蛇村異聞」で、少しずつ謎を明かしてはいるが、逆に新たな謎が派生することの方が多い。
顔の裏(裏顔)
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このゲームではカメラの位置とキャラクターの位置が丁度重なると、キャラクターの内部(裏側)がカメラに映ってしまう仕様になっている(内部といっても中身は3Dモデルらしく当然スカスカで、表面と同じテクスチャが裏側からも見えるだけだが)。
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プレイヤーの後方から付いてくるような同伴者と共に行動している場合は、この現象が起きる可能性が結構高い。プレイヤーを後方から捉えているカメラと、プレイヤーの後方から付いてくる同伴者の顔が重なってしまうのだ。
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慎重に行動している時に、いきなりカメラ全体に顔のアップが表示されるのはかなり怖く、ビビらされる。ある意味、屍人を差し置いてこのゲーム最大の恐怖要素。
総評
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今までにないシナリオ・システム・難易度など、これまでのホラーゲームとは全く違う斬新な一作。