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3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! - (2013/05/01 (水) 17:47:35) の編集履歴(バックアップ)


3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!

【さんねんびーぐみきんぱちせんせい でんせつのきょうだんにたて!】

ジャンル アドベンチャー(メーカー公称:ロールプレイゲーム)
対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 チュンソフト
発売日 2004年6月24日
価格 7,140円
分類 良作


概要

  • 人気ドラマ「3年B組金八先生」の世界観を借りたアドベンチャーゲーム。
  • 「3年B組金八先生」と銘打ってはいるが主人公は金八の代打で3年B組を担任する事になる教師。
    • 金八は入院していて助言者的存在に徹している。

特徴

  • しかしドラマ版で作りにくいイベント(例えば3話の修学旅行や5話「星に願いを」など)やコメディタッチの話(7話「決戦! 激戦! 体育祭」)、ザッピングを活かしたシナリオ(4話「鉄ちゃんの恋」「連弾」)などシナリオのレベルは総じて高く、説教臭いドラマ版「金八」よりも余程「金八」らしいとも言われる。
    • 露骨に感動を誘うとする描写も説明的な口調なども一切ない。ただしネタ回と思われる話はかなりはっちゃけているが。
    • 他のADVと決定的に異なる点はテキストが存在しない事。そのかわりフルボイスかつフルアニメーションであるため、プレイヤーがあたかも参加しているような臨場感を作り出す事に成功している。
      • 1周目の場合はイベントスキップが不可能という歯がゆい仕様ではあるが、そうすることによって登場人物の表情や声を自然に受け止めさせるような工夫もなされている。
    • ゲーム自体は逆転裁判の推理パートのような感じ。ただし制限時間が用意されているため実際の緊張感はかなりのものでやり応えもある。
      • ちなみに制限時間を越えると強制的にバッドエンド。
    • その年のドラマ版「金八」が歴代有数の鬱展開*1だったため、前向きな終わり方が多かったゲーム版のシナリオがより相対的に評価が高くなったが。
  • 翌年CEROの関係でカットされた2つのシナリオを追加した「完全版」が発売。CERO:Cというだけであって重い内容であるが評価は高いので是非確かめて欲しい。
  • 助言役になっている金八先生の声はしっかり武田鉄矢氏本人。更にはクリア後にドラマで発せられた名言の数々を聞く事が出来るなど原作ファンへのファンサービスも怠っていない。大森巡査の声もドラマ版の鈴木正幸氏が当てている。
    • また、数学教師の高峰通の声は、ドラマ版で乾先生を演じている森田順平氏。

問題点

  • 金八先生いらなくね?
    • 元々「教師がクラスの中で起きる問題を解決する」というドラマを制作しようと製作者側は考えており、そのため「金八」の舞台を借りたのだが。現実に携帯アプリ版「伝説の教壇に立て! ~先生、事件です!」では金八先生と大森巡査は別のキャラに置き換えられている。
  • 通常版は発売間際になってシナリオをカットしたため、そのシナリオが唯一の見せ場だった生徒は非常に影が薄いことに。
    • カットされたシナリオのデータ自体はディスクの中に痕跡が残っていたため、完全版の発売前にシナリオが解析されてネットに流出してしまった。
  • OP・EDの「贈る言葉」を歌っているのが上戸彩とかふざけr(ry
    • 原曲にした場合「何で金八先生が主人公じゃないの?」なんて意見が生じる可能性もある。金八先生が脇役である以上、原曲は下手に流せないのだろう。
  • 台詞やムービーのスキップ機能は一応あるが、一度視聴したものでないとスキップできない上に一気には飛ばせないため、スキップボタンを連打しなければならない。