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シムピープル - (2012/10/24 (水) 01:31:07) の編集履歴(バックアップ)


シムピープル(原題:The Sims)

【しむぴーぷる】

ジャンル SLG
対応機種 Windows
発売元 Electronic Arts
開発元 Maxis
発売日 2000年
定価 オープン価格


概要

架空の生物「シム」の街を築いていく箱庭ゲーム『Sim』シリーズの集大成として出されたソフト。 ユーザーが自由にオブジェクトやスキンを作成・配布可能という点が受けて大ヒットにつながった。
日本では『シムピープル』というタイトルで出されており、その通りシム一人一人にスポットが当てられた設計になっている。
2000年に本編が発売し、その後7つのアドオンソフトが追加リリースされ、それらを整理する意味で、完全版もリリースされた。
2000年から2005年までの間だけで2000万本という驚異的なセールスを記録したゲームである。

評価点

一人ひとりの人間の人生に介入でき、楽しみ方に際限が無い。
  • シム一人ひとりに個性があり、プレイヤーは神に近い視点で彼らの生活に仕事・恋愛・娯楽あらゆる要素に介入できる。
  • やってる事を例えるとしたらシルバニアファミリーやリカちゃん人形などを使ったおままごと連想するとお分かりいただけるだろう。
キャクターは自らの性格によって勝手に行動するので眺めているだけでも面白い
  • 操作してないシムやNPCはあらかじめシムに与えられたパラメーターにそって自由に行動する。ジゴロや悪戯好き、潔癖症など千差万別の行動をとる
家屋や区画までも自分でカスタマイズできる。
  • 建物の構造から家具の設置まで一からできる為、本編よりこちらにハマってしまう人も多い。
  • 自分の家を再現するもよし、理想の豪邸を作るもよし、発想次第でビックリハウスだって作ることもできる。
ユーザーメイドのオブジェクトやスキンや外部データを追加することができる。
  • カスタムオブジェクトを入れることで本編にはないデザインのカスタムハウスを作ったり、通常では実行できないコマンドも導入することが可能。
  • ユーザーメイドのオリジナルスキンを導入する事で自分の好きなキャラクター同士を住まわせて生活させたり、交流させることができる。
    • ガチャ○ンのご近所にハ○ヒを住ませたりするなんて事も可能。ユーザー有志の手によって数多くのキャラクタースキンが作られている。
    • さらにスキンだけではなく、シムたちの動きも(慣れれば)自分で作ってしまうことも可能。スキンや建築と組み合わせれば、それこそ楽しみ方は無限大。
  • ブログや動画サイトのリプレイも現在でも活発に行われており、それに感化されて購入する人も多い。
建築・購入モードのBGMがつい本編を止めて聞きたくなるくらい良い。

難点、及び賛否両論点

  • 店舗経営ができない。その点はユーザーからも惜しまれ、Sims2にて実現する。
  • シムは基本的に成長しない。後のシリーズでは寿命と成長の要素が導入される。アクシンデントで死なない限り不死身ということでそれが良いというプレイヤーもいる。
  • シムのAIが細かい点でよくない。シム同士で道を塞いだりすると片方が途中でアクションを中断してしまう場合もしばしば。
  • 快適にプレイできるかどうかは個人の所有するパソコンのスペックによる。
    • スキンやオブジェクトを次々と足して行ったり、アドオンソフトを追加インストールすることによって、環境によってはゲームの起動に10分以上かかる場合もある。
  • ユーザーメイドのオブジェクトを足していくことによって、フリーズや強制終了してしまうことがある。しかし当然ながらElectronic Artsはユーザーメイドのオブジェクトに対して何かをしてくれるわけでもなく、どう対処するかはユーザーに任せられてしまう。

総評

究極の箱庭ゲームシリーズの初代にして金字塔。自由度の高さ、自分で作る喜びなど、楽しみ方は様々。
パソコンのスペックによって快適にプレイできるかどうかが決まってしまう点が難点だが、現在でも高い人気を誇っており、発売から10年以上経った今も新規購入・オブジェクト配布が行われている。

余談

  • 2010年現在は第三シリーズまで出ているが、新品での入手はほとんど不可能
    • AMAZONなどを見れば分かるが日本で発売されたすべての拡張がセットになった完全版3までもがプレミアが付いて非常に高額。
    • ただし海外で発売されているThe Sims: Complete Collectionは同等の内容で非公式ながら日本語化もできる。(元々世界向けにローカライズされている)購入の際には検討してはどうだろう。