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朧村正 - (2011/06/06 (月) 01:10:36) の編集履歴(バックアップ)
朧村正
【おぼろむらまさ】
ジャンル
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ARPG
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対応機種
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Wii
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発売元
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マーベラスエンターテイメント
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開発元
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ヴァニラウェア
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発売日
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2009年4月9日
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定価
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7,140円(税込)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:B(12歳以上対象)
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周辺機器
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ヌンチャク対応 クラシックコントローラPRO対応 ゲームキューブコントローラ対応
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メディア
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12cm光ディスク 1枚
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セーブデータ
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1ブロック使用(最大5ファイル保存可) SDメモリーカードへのコピー可
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備考
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みんなのおすすめセレクション:2010年2月25日発売/2,800円(税込)
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概要
江戸時代(元禄)を舞台にした横スクロール型のアクションRPG 。シンプルな操作で華麗なアクションを披露し、日本的な色彩を取り入れたグラフィックが特徴。
ストーリー
大悪党・飯綱陣九朗の魂に体を乗っ取られ、妖刀を振るう悪の剣豪となってしまった美濃国鳴神藩の姫・百姫が主人公の百姫伝と、過去もなぜ自分が妖刀を持っているのかも忘れてしまった忍者・鬼助を主人公にした鬼助伝の2つのストーリーで構成されている。
百姫伝では陣九朗の改心と百姫の人生の決意、鬼助伝では鬼助の身分違いの恋と復讐が語られる。
評価点
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真っ先に目にはいるのがグラフィックの美しさである。日本画の色彩を取り入れた、懐かしさと新鮮味を合わせ持った美しい画像。
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その中を昔話のイラストのようなデザインのキャラクターがなめらかなアニメーションで動くさまはつい見とれてしまうほど。
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特に凝っているのが食事の場面である。ふっくらと炊きあがったご飯。立ち上る湯気。もちもちとした団子。香ばしい色に焼きあがった魚。見ているだけで食欲をそそり、一口ごとに無くなっていくアニメーションはグルメ番組を凌駕したと言っても過言ではない。
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ベイシスケイプによるBGMも評価が高い。
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道中のBGMは各曲穏やかと激しい2つのバージョンが用意されており、敵との遭遇でそれが自然な形で切り替わるようになっている。
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システム面では、ボタン一つで攻撃とコンボ、防御ができる簡潔さと、画面上の敵を一度に攻撃する居合斬りで見られる爽快さを兼ね備える。防御や奥義の使用で刀の霊力を消費し、霊力がなくなると折れる。そのため3つの刀を使い分けながら戦うテクニックも要求されアクション性を高めている。
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低難度の「無双」と高難度の「修羅」の切り替えがほぼ自由にできる。
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条件を満たすとさらに高い難度の「死狂」が選べるが、体力1のままで進む、まさに決死のモードである。
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エンディングの分岐があり、ある程度やりこまなければ真のエンディングに到達できない。
難点
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内容の短さは大きな難点である。ただラスボスを倒すだけなら、各ストーリーとも5時間程度で終わる。セーブポイントも頻繁にあるので、ともすればあっと言う間に終わったと思うプレイヤーもいるだろう。
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話の始まりが説明不足と感じる部分もある。これは容量不足で内容を一部カットしたらしい。ただ、進めていけば理解できる範囲だ。同じくボスもあと4体登場する予定だった。
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操作が簡単ではあるが、その代わり戦闘中は常にAボタンを叩き続ける事になる。ボス戦は10分以上も連打を続けるので手が非常に疲れる。連写機能のない初期のシューティングゲームのようである。
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各刀に用意された特殊技である奥義は使い勝手が悪い。大きく霊力を消費する奥義は、刀の霊力をいかに消費せずに戦うかが肝となっているシステムにそぐわない。
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「死狂」では奥義を使った時の無敵時間が重要になるのだが・・・
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導入部とボスをつなぐ移動部分は単調で矢印の示す方向へ走って、出てきた敵を倒す事しかない。ショートカット機能であるカゴ屋もあるが、わき道に設置されており、さらに一方通行なので使い勝手は悪い。
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キャラの画風とは裏腹の本格的時代劇であるが、出演声優が時代口調のセリフになれていない節が感じられ、少々興を削ぐ。
総評
手軽で簡単と本格派を合わせ持ち、アクションが苦手な人も得意な人もやりやすく手応えを感じるバランス。だれもが心を奪われる美しいグラフィックは特筆すべき長所である。みんなニンテンドーチャンネルのアンケートで2番目に高い評価であるゴールドを獲得し、廉価版である「みんなのおすすめセレクション」第一弾に選ばれたことも見逃せない点だ。