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A列車で行こうDS - (2011/06/26 (日) 06:11:40) の編集履歴(バックアップ)


A列車で行こうDS

【えーれっしゃでいこうでぃーえす】

ジャンル 経営シミュレーション
対応機種 ニンテンドーDS
メディア DSカード(容量不明)
発売元 アートディング
開発元 同上
発売日 2009年4月23日
定価 5,500円(税込)
プレイ人数 1人
セーブデータ 3個
レーティング CERO:A(全年齢対象)

概要

鉄道を主眼に置いた人気シミュレーションゲーム『A列車で行こうシリーズ』の第16作目。今回は複数のマップが用意されており、それぞれに設定された条件をこなすことでステージクリアとなる。

評価点

  • DSの機能を限界まで使ったであろう「車窓モード」
    • 車窓モードとは、普段の2Dトップビューから視点を切り替えフル3Dポリゴンマップで表現されたリアルタイムで育つ街を歩き回るモードのこと。さすがに据え置きやPCと比べれば粗は多いが、自分が作った街を散歩出来るという面白さをしっかり感じることが出来る作り込みの深さ。
  • チュートリアルがしっかり組まれているので初心者も安心。非常に自由度の高いA列車の世界に段階をふんでじっくり浸かることが出来る。
    • 基本システムを理解している常連の上級者には「いばらの道」という高難度モードが用意されており、こちらはシリーズトップクラスの難易度との評判。
  • 携帯機向けに上手くアレンジされた要素の数々。
    • 二画面ということで上画面はステータス表示に丸々使っており現状把握がやりやすい。下画面はタッチ操作にすることでボタン数が少な目なDSでも快適な操作を実現、いくつかの操作はボタンにも対応している。
    • タッチペンによる操作は画面の小ささなどの要因により難しく感じられるが、慣れてくれば線路や建物の設置といった何度も繰り返す作業がやりやすくなる。
    • スリープモード中でもゲーム中の時間が進むか否かを設定出来る。何月何日に時間を停止するといった指示も出せるので、休憩していてふと忘れてしまった時大事故を引き起こさずに済む。
  • 久々にトラックとバスが復活。使いこなせばより高度な経営が楽しめる。

難点

  • セーブ数の少なさ。言ってしまえば「僕の考えた最強の街」を作るゲームにおいて、最大で3つのマップしか保存出来ないのは辛いものがある。特に今作はバラエティ豊かなマップが揃っているので尚更。
  • 上記のタッチペン操作は、慣れなければただやりにくいもので終わる可能性がある。特に後半は高層ビルがいくつも立ち並ぶ状態になることが多く、さらにタッチしづらくなる。
  • 登場する電車は全てオリジナルで、実在の物は出てこない。色やデザインは多少変えることは出来るが、従来のファンからは不満の声が出た。

総評

DSという限られた箱に、A列車の面白さを上手く抽出して詰め込んだ本作。箱庭シミュレーションというジャンルに興味があるなら、是非一度はプレイしてもらいたい一品である。

余談

  • 3DSにて『A列車で行こう3D(仮)』が2011年に発売される予定となっている。
    • 本作に登場する秘書と証券会社の女の子はその容姿から高い人気を誇る。新作が3DSで発売ということで、彼女達の続投と立体視に期待するというよからぬ(?)社長が増えているとか...。