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Serious Sam - (2012/10/24 (水) 00:58:54) のソース

*Serious Sam The first encounter
【しりあす さむ ざ ふぁーすとえんかうんたー】
|ジャンル|FPS/アクション|&amazon(B00005OJ2F)|
|対応機種|Windows XP/Vista/7|~|
|開発元&br()現地版発売元|Croteam|~|
|日本語版発売元|サイバーフロント|~|
|発売日|2001.03.21|~|
|定価|$19.99|~|
|備考|[[体験版あり>http://www.4gamer.net/patch/demo/data/sam.html]]|~|
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#contents
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**概要
ストーリーとFPSの融合を目指し見事それを果たしたHALF-LIFEが世に出され、FPS界は以前のようなアクション一辺倒ではなくストーリーも重視するようになった。~
だが、それは古き良きアクション性に富んだFPSを衰退させた。~
そんな中クロアチアから立ち上がった「CROTEAM」。彼らが作ったのは古き良き時代のFPS…つまり、撃って避けるを追求したFPS。それがこの作品Serious Samだ。~
説明に入る前にPVをご覧頂きたい。なにを言いたいか分かるはずだ。
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=uOgnIKjtKyE&feature=related)
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**ゲームエンジン
-このゲームの特色の一つはきれいなグラフィックであり、2001年のゲームとしては最上級。いま見ても通用する程。
--更にMAPがバカでかく、大量の敵を処理してのけるこのエンジンは称賛に値するだろう。
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**ゲームバランス
-このゲームの醍醐味は''撃って避ける''。これだけですごく気持ちよく、面白い。
-わらわらと群がる敵をたった一人でなぎ倒していく。四面楚歌の状況から、後一撃当たれば死ぬと言ったスリリングな状況からクリアすれば、達成感もひとしお。
--このゲームは数で押してきて大量の弾幕を撒く。それを避けつつ一体一体倒す。空間把握が重要である。
--プレイヤーの移動力も高く、爽快感を底上げしている。
-どの武器も使いドコロがあり、それぞれ有効な場面や敵がいる。使いドコロを見分ける事でこのゲームに緊迫感を与えている。
--ショットガンは一対一やそれが続く状況では有利だが、大量の雑魚がいる場面はマシンガン。強敵が大量なら容赦なくロケットを叩きこむと言った具合。
--最強武器は無く、どれも欠点を抱えている。使えない物などない。

-難易度は優しい順からTOURIST、EASY、NORMAL、HARD、SERIOUS、MENTALの6つ。
--TOURISTはその名の通り、ただのエジプト旅行かと思う程の温さ。EASYもこの手のゲームに慣れてれば死ぬことはめったにない難易度。NORMALから牙を剥き、正確な操作、効率的な立ち回り、適切な武器選択が要求される。生半可な気持ちだとそこそこのゲーマーであっても、クリアすら許されない。
--このゲームの経験者からするとNORMALからシリアスサムであり、ここからこのゲームの本質がわかってくるようになる。
--SERIOUSは文字通り「真剣勝負」であり、この難易度を選択しようとすると、画面に『Are You Serious?』(本当にやるつもりか?)というメッセージが表示される程。
---ちょっとしたミスでも即、ゲームオーバーになり、まさに腕に自信があるヤツ専門の難易度である。
--さらにSERIOUSを全ステージクリアするとMENTALが登場する。これは少々特殊で、HARD難易度に加え敵が消えるようになる。
---大量の敵が出現するこのゲームで敵が消えると予想以上の手強さになり、人によってはSERIOUS以上に難しいとも。
--今作は高難度で有名だが、EASYでなら手軽に楽しめる。別に無理をして高難易度にチャレンジする必要はないので、ライトゲーマーからヘビーゲーマーまで、あらゆるゲーマー層が楽しめるFPSとなっている。
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**バカなキャラ達
-B級SFなノリと悪ふざけが同居したキャラが''大量''に襲いかかる
-代表的な敵として「アアァァアアァアーー!!」と絶叫しながら両手に爆弾を掲げ特攻してくるその名もズバリな「Kamikaze」は一度見たら忘れられない
--因みに、「kamikaze」は外国語で戦死を前提とした体当たり・自爆攻撃として通じている。
-プレイヤーを苦しませる敵としては、馬の蹄の音を鳴らしながらこちらに飛びかかる骨の怪物「Kleer Skeleton」がおり、ゲームの緊迫感を高めている。
--こいつのいやらしい点として、地味に硬く攻撃力がある上大量に出てくるところ。こいつが100体出てくるところは屈指の難所として有名。
-もちろんデカイ敵も完備。
--ビルほどの大きさがある「Aludran Reptiloid」大量のミサイルを送ってくるロボット「Bio-Mechanoid」が代表。
-主人公であるSamもこのバカなノリで作られていて、Tシャツジーパンのマッチョであり、脳筋としてどんな敵でも野太い声を振りまきながら戦う。
--開発者も隠しキャラとして存在するが、''キモく''、バカなノリを上乗せしている。
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**問題点
-全体的にグロテスク
--敵を倒せば肉片になるといった所が爽快感を生み出しているのだが、それが苦手な人には向かないだろう。
-エジプトの風景ばかりなので飽きやすい
--ステージの構造こそ違うものの延々とエジプトの遺跡でドンパチするので、マップに新鮮感が薄れていく。
-発売当初はスムーズに動作されるためにはかなりのマシンパワーが必要だった。
--フルパフォーマンスを引き出すにはCPUがPentium3 800MHz、メモリが256MB、ビデオカードがVRAM32MB以上必要だった。2011年現在なら「なんだ、たったそれっぽっちか」という人のほうが圧倒的に多いだろうが、2001年ではその条件を満たせるマシンは少なかった。
--重いことで知られていたため、ベンチマークテストの際、このソフトを基準として使う人も多かったと言われる。
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**総評
シンプル・イズ・ベストを地で行くFPSの傑作。これが参考にしたDOOMは出来の良さに「あのタイプのゲームはシリアスサムで十分」と言い、続編を全く違う方向性に変えた。~
それほどまでのゲームが出来たのは奇跡と言ってもよく、時代を経ても色褪せない魅力がある。
//地球防衛軍2の記事から改造させてもらいました