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F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE - (2011/08/05 (金) 22:24:01) のソース

//意見箱で移転案を出して反対意見がなかったので移転しました
*F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE
【えふぜろ ふぉー げーむぼーいあどばんす】
|ジャンル|レース|&amazon(B00005OVEA)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|エヌディーキューブ|~|
|発売日|2001年3月21日|~|
|定価|4,800円|~|
|>|>|CENTER:''[[F-ZEROシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1015.html]]''|

**概要
-GBAのロンチタイトルの一つ。~
過去のレーサーの活躍から25年が経過した設定になっているため、シリーズで唯一キャプテン・ファルコンが登場しない作品となっている。~
しかし、原点回帰を狙ったコース設計やルール構築などから、今作もファンの期待を裏切らないゲームに仕上がった。

**特徴
-ゲームシステムはスーパーファミコン版『[[F-ZERO]]』と同一。更に具体的に説明すると『F-ZERO』のコースとマシンをリニューアルした作品である。
--マシンは隠し含めて10台、コースは4カップ20コース+αとボリュームアップしている。爽快なスピード感、手に汗握るタイムアタックの熱さはSFC版譲り。
-世界観はSFC版・Xから一新され、時系列としてはキャプテン・ファルコンの時代より未来にあたる。ビッグブルー・ポートタウンといったお馴染みの地名は出てこず、ミュートシティは「全覇権を別の都市に奪われてしまった」というかわいそうな設定に(ゲーム中では未登場)。
-BGMは『[[F-ZERO X]]』と同じハードロック系。GBA音源を生かしたギターの音色や、疾走感のある熱い曲調は他のシリーズ作同様評価が高い。
-SFC版と比較しての本作からの新要素としては、通信機能を生かした4人までの対戦プレイがある。いわゆる「ゲームシェアリング」として1カートリッジのみを使っての対戦も可能。
-ある条件を満たすとチャンピオンシップというモードが出現。専用のコースでタイムアタックを行うというもので、コースレコードを更新した場合そのリプレイが保存される。
--専用のコースはトラップ盛りだくさんで、難易度が非常に高いがうまく各セクションをクリアしていくことで高いスピード感の味わえるレイアウトであり完成度は高く、地雷を踏むことによる加速や合力走行と呼ばれるテクニックなど、SFC版のミュートシティIを彷彿とさせる攻略が行われた。任天堂公式タイムアタック大会も開催され高い盛り上がりを見せた。公式サイトにはチャンピオンシップの攻略資料のアーカイブが残っている。

**問題点
-最後の隠しマシンであり、タイムアタックに必須の性能を持つジェットバーミリオンの出現条件が困難。
--ジェットバーミリオン以外の全てのマシンでマスタークラスの全てのカップをクリアする、またはチャンピオンシップで何百回も完走するというもの。
--過去には公式サイトで「バーミリオンコード」というジェットバーミリオンを出現させるパスワードを配布するページがあったが、現在では配布が終了している。

**総評
「SFCのF-ZEROをほぼそのまま携帯機で楽しめる」というのは、新ハードであるGBAの性能の一端を示すには十分であるし、SFC初期の名作と呼ばれた元のゲームと同じかそれ以上のクオリティを本作においても発揮できていると言える。~
そして、N64『F-ZERO X』が高い人気を博していたことや、10年前ほぼそのままの見た目から本作を見て受ける印象がいまいちであったにも関わらず、蓋を開ければレースゲームとして非常に高い完成度を誇った今作はGBAの普及に一役買ったと言えなくもない。~
しかし、本作の特徴である世界観の一新が今後の作品では全く触れられることがなかったため、シリーズ中では本流から外れた地味な位置づけとなっている。

**その後の展開
本作発売から3年後に同じくGBAでアニメ版とタイアップした『F-ZERO ファルコン伝説』と、ファルコン伝説のパワーアップ版であり現時点でのシリーズ最終作『F-ZERO CLIMAX』が発売された。~
システムは本作と同じ2Dのものだが、こちらはエネルギー消費制のブーストやサイド・スピンアタックといったXの要素も取り入れている。