**ガイアポリス 【がいあぽりす】 |対応機種|アーケード|~| |ジャンル|アクション|~| |開発・販売元|コナミ|~| |稼動開始日|1993年|~| *概要 得点によるレベルアップや隠し武器の存在など、RPGの要素を持った縦画面のアクションゲーム。天空の城を奪い地上を滅ぼさんとするザハーク帝国を倒すため、プレイヤーは天へ到る道を求めて世界を旅する、という内容。 ファンタジー風の世界観や縦スクロールという点では「ワルキューレの冒険」らに似るが、シューティングやジャンプアクションの要素を持たない点では「ファイナルファイト」等の流れを汲んでいるといえる。 亡国の王子ジェラード、妖精の生き残りエレイン、追放された竜人ガラハッドといった、特徴ある3人のキャラクターからプレイヤーを選ぶ方式をとっている。 正式タイトルは「ガイアポリス ~黄金鷹の剣~」である。 //「黄金鷹」の読みが不明であるため、勝手ながら記事タイトルからは省かせていただきました。 ***特徴 王道ながら質の高いオーケストラ調のBGMや美しいグラフィック、世界中を股にかける壮大な展開がユーザーを魅了する。 また、自キャラの周囲をなぎ払い人型ザコをほぼ確実にダウンさせる回転攻撃が緩い制限で使えることや、自キャラの代わりに敵を攻撃させる使い魔(傭獣)の存在により、類似ゲームに比べて安全確保がやりやすくなっている。 集めた宝石アイテムを消費して、切り札である魔法を使うことができる。宝石4個分の魔法より2個分の魔法の方が強かったり、宝石9個の魔法が役に立たなかったりというような妙なミソがついているが。 ただ、攻略をスムーズに進めるためには隠しフィーチャーの有効活用が要求されることがあり、知識の有無が難易度を左右しがちである。&br()また後半になると、体力ゲージ(最大8本まで増える)のうち2本弱を平気で奪う敵が群れを成して現れたり、攻撃範囲も攻撃力も洒落にならないものを持った壁ボスがいたりするなど、難易度そのものの上昇も顕著である。&br()その代わりに、ゲームオーバー時のレベル、装備や進行状況をパスワードとして保管する機能があり、難易度がある程度下がった状態で続きをプレイできる、というような一種の救済措置が用意されている。 ***時代の影響 本作の出た1993年は、ストIIの新バージョンである「スーパーストリートファイターII」や、餓狼シリーズ初期の集大成である「餓狼伝説スペシャル」をはじめ、対戦格闘ゲーム全盛期の時代であった。 そのためアクションゲームである本作はさほど注目されず、また下手するとプレイ時間1時間オーバーに至りインカムに悪影響を与えかねない内容であったため、業務用ゲームとしての寿命は短いものであったという。 ***その後の展開 1998年に発売された格闘ゲーム「バトルトライスト」にて、プレイヤーキャラの紅一点であるエレインが隠しキャラとして出ている。しかしトライスト自身が殆ど知られていない。&br() 現在は「クイズマジックアカデミー」シリーズの問題でちょっと触れられるくらいの扱いである。移植版も存在しない。 ----