「beatmania」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

beatmania - (2011/10/10 (月) 09:14:58) のソース

*beatmania
【びーとまにあ】
|ジャンル|音楽ゲーム|~|
|対応機種|アーケード|~|
|販売・開発元|コナミ|~|
|稼動開始日|1997年|~|
|備考|本データはAC版初代のみに絞り、続編及び家庭用については割愛します|~|
//分類はここではいらない。
※記事未完。編集求む※
----
*概要
-コナミ社内においてメダルゲームを担当する部署であるGM(ゲーミングマシン)事業部が開発し、1997年末にゲームセンターで稼働を開始。1998年にリリースされた、beatmania 2ndMIXは、老若男女問わず、幅広いプレイヤーを惹きつけた。シリーズとしては、2002年にbeatmania THE FINALをもって終了しているが、兄弟機種のbeatmania IIDXシリーズは現在もゲームセンターで稼働中。2011年現在の最新バージョンは『19 Lincle』である。


//とりあえずひな形になるようなものを作って見ました。加筆修正等よろしくお願いします。

----
**内容
-5つのボタンと1つのターンテーブルを用いて楽曲をプレイする、音楽シミュレーションゲームのはしり。1998年の2ndMIXで、一大ムーブメントを引き起こした。ほどなく3rdMIXがリリースされると、その人気は頂点に達する。20,november、Super highwayと言えば、このゲームを代表する楽曲であると言える。
--それまでゲームセンターになかった、装飾の派手な筐体、筐体から響いてくるダンスミュージック特有の重低音など、今までのゲームセンターのゲームという概念を覆すことに成功した。
--その後も、コナミはカジュアル層を狙ったpop'n music、ダンスをモチーフにしたDance Dance Revolution、バンド演奏を体感できるGUITARFREAKS & drummaniaなど、多くの人気音楽シミュレーションゲームを次々と送り出し、特にDance Dance Revolutionでもテレビや雑誌などで取り上げられるほどの人気を誇るまでに至った。コナミの音楽シミュレーションゲームのブランド名「BEMANI」も、このゲームの略称から来ている。


***ゲームルール
-画面上から落ちてくるオブジェクトに対応したボタン・ターンテーブルを操作し、楽曲を正確に演奏することで、画面中央下に表示されたグルーヴメーターを、楽曲終了までに赤のゾーンまで上げることでステージクリア。
-難易度は☆の数で表示され、THE FINALの時点で最高が☆9である。


***楽曲
-ヒップホップやレゲエ、ブレイクビーツ・ドラムンベースやスカなど、ジャンルを問わず、広くダンスミュージックをコンパイル。それまでこういったダンスミュージックに触れることのなかった層に、大きな影響を与えた。現在の日本のダンスミュージック界で活躍するDJにも、このゲームに刺激を受けて、DJ・作曲家活動を始めたと言う人もいるほどの影響力をもっていた。(有名どころではDJ TECHNORCHなど)


***インターフェース
-5つの鍵盤に対応した5レーン、ターンテーブルに対応した1レーンが、画面両端に、BPMやクリア目標を示すグルーヴメーターが画面下、画面中央にはムービーが表示される。
--ムービーはボタンを押したり、ミスをするとそれに対応して絵や色が変わるといった形式になっている。

----
**問題点・賛否両論点
-当時の基準からしても大分古い基板を用いていたため音質が悪く、ムービーもいくつかの素材を使いまわすことが多かった。
--beatmania THE FINALではシリーズの総決算として100曲を超える楽曲を収録したため、ムービーが大幅にカットされることになった。
--その基板性能の問題を解決するため『beatmania III』が発売されたのだが、発売時期が悪く、先行出荷分しかゲームセンターには出回っていない。こちらは高音質・高画質でゲームを楽しむことができる他、基板性能を活かして版権以外のオリジナル楽曲は全て収録、更にDJユースのサンプラーが1台まるまる入っていることにより、多彩なエフェクト機能を搭載している。
--人によっては「この筐体のこもった音だからこそ味が出る」といった意見もあり、一概に悪いことだとも言えない。

-シリーズを重ねるごとに進む高難易度化。
--シリーズものである以上仕方のないことではあるが、徐々に初心者がとっつきにくくなったのも事実である。中でも4thMIXに収録された「DRUNK MONKY」、THE FINALに初代drummaniaから移植された「IMPLANTATION」は今でも語り草になるほどの難易度を誇っていた。

-後続の兄弟機種『beatmania IIDX』との差別化を図り、徐々にアンダーグラウンドな路線へ
--beatmania IIDXが、m-floなどのアーティストやavexのSUPER EUROBEATシリーズからの提供楽曲を取り入れ、きらびやかでキャッチーな路線に行ったのに対応して、beatmaniaシリーズはR&Bやテクノ、ビッグビート、ヒップホップなどの渋い(人によっては地味とも)路線を歩んだ。
---中でも6thMIXはイギリスの大物アーティストの大量の書き下ろし楽曲を収録していたのだが、いかんせんゲームとしての派手さに欠けた面は否めない。

----
**総評
ゲームセンターに音楽シミュレーションゲーム、という新しいジャンルを開拓したことは大いに評価されてしかるべきである。現在中高生を中心に、若年層に人気の「jubeat」シリーズも、このbeatmaniaがなければ生まれていなかったものである。
現在では、beatmania IIDX、Dance Dance Revolution、GuitarFreaks&DrumMania(V/XG)、pop'n music、jubeat、REFLEC BEATといった派生作品が多く誕生しており、それぞれのユーザーにあった展開をしている。また、ゲームに楽曲を提供するコンポーザーも人気で、各サウンドトラックはもとよりコンポーザーのソロアルバムも多数発売されている。先述の通り、このゲームをきっかけにプロの音楽家になったという人も決して少なくはなく、このゲームが与えた影響はかなり大きかったと考えられる。
この記事をきっかけに、当時プレイしていた人は、またゲームセンターに行って好きなBEMANI機種を遊んでみるのもいかがだろうか。beatmania当時よりは、現行のどの機種でも初心者へのアプローチが盛んに行われているため、想像以上にハードルは低い。
----

**家庭用
-家庭用はACの純粋な移植版としては、2ndMIXから6thMIXまで行われている。機種はプレイステーション。
--2ndMIXを移植した『beatmania』は、100万本を突破するほどのキラータイトルとなった。また、家庭用で新たに追加される楽曲、通称「CS曲」が始まったのも、初代からである。
---家庭用オリジナルタイトルとしては『APPEND GOTTAMIX』『APPEND GOTTAMIX2 ~GOING GLOBAL~』『THE SOUND OF TOKYO!』が発売されており、GOTTAMIXでは谷啓・せんだみつおの2人を起用した楽曲を収録するなど、AC版とは違った方向性の楽曲を収録したことが、大きな反響を呼んだ。

-7thMIX及びTHE FINALは家庭用への移植は行われていないが、beatmania IIDXの家庭用に数曲移植されている。

-ゲームボーイカラーにも移植されており、AC版の楽曲の8bitバージョンを始めとして、GBオリジナルの楽曲やJ-POP、アニソンなどの版権楽曲も収録している。
--ワンダースワンにもアーケード版3rdMIXを元にしたものが出ているが、こちらは音源をそのままサンプリングしており、当時としてはかなりの高音質でゲームをプレイすることができた。
--また、ビーマニポケットシリーズとして、たまごっちなどのようなストラップ型でのバージョンもリリースされている。
----