「エヌアイン完全世界」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

エヌアイン完全世界 - (2012/04/12 (木) 23:22:49) のソース

*エヌアイン完全世界
【えぬあいんかんぜんせかい】
|ジャンル|対戦格闘アクション|
|対応機種|アーケード(SYSTEMBOARD Y2、NECICAxLive)|
|販売元|SUBTLE STYLE|
|開発元|SUBTLE STYLE、るつぼゲームワークス|
|稼働開始日|SYSTEMBOARD Y2:2010年6月25日&br()NECICAxLive:2012年2月22日|
----
#contents(fromhere)
----
*概要
-同人サークル「SUBTLE STYLE」によって製作された2D対戦格闘ゲーム『[[アカツキ電光戦記>アカツキ電光戦記 Ausf.Achse]]』の続編。
--本作はSUBTLE STYLE単独ではなく、ACゲームのX68000への移植や[[ティンクルスタースプライツ]]のDC移植など高クオリティの移植で知られる「ゲームのるつぼ」ことるつぼゲームワークスが開発に参加している。

*特徴
-基本操作
--1レバー+4ボタン。使用するボタンはそれぞれA(弱攻撃)・B(中攻撃)・C(強攻撃)・D(攻性防禦)。A+Bで投げ。攻性防禦が新たに追加されたDボタンに振られているものの、従来通りB+Cでも使用可能で、特別攻撃のB+Cも(完全者のシュテルンブレッヒャーを除き)Dボタンで代用することが可能である。最終特別攻撃(3ゲージ技)も前作と同じA+B+C。
--「完全煉鎖」という新システムが搭載。A>A>A>AやB>B>B、C>Cというようにボタンを続けて押すことで違う技に派生するシステム。チェーンコンボに近い。次の強さに派生することも可能(たとえばA>AからB煉鎖の二番目に派生する)で、一部の煉鎖は必殺技や特殊技でキャンセルできる。煉鎖すると少しずつ前進する。
--A+B+Dの同時押しで「完全世界」が発動可能。1ラウンドにつき一度だけ使用可能で、使用したラウンド中はゲージが残り時間を示すものに変化し、終了すると完全に消滅する。使用中は時間が停止し、攻撃力が増加。さらに発動時に少量だけ体力を回復し、その後も攻撃を受けなければヴァイタルソースとして赤線で記されているところまで体力が徐々に回復していく。のけぞり中にも出すことが可能で、相手のコンボから回避する手段としても使える。
---世界中の時間は発動時のゲージ保有量と発動状況で決まり、ガード中やのけぞり中に出した場合はペナルティとして時間がかなり短くなる。
--完全世界使用中にA+B+Dの同時押しで「完全神殺」が使用可能。最終特別攻撃に匹敵する威力の攻撃を出し、完全世界を強制終了する。
--2段ジャンプが可能。2段ジャンプ後も普通に攻撃できるがガードは着地するまでできなくなる(攻性防禦は可能)。
--ニュートラルガードが搭載され、レバーニュートラルでオートガードできるようになった。ただし、防禦ゲージの減少量が増加するリスクが存在する。
--ダッシュ攻撃の搭載。ヒットした相手は大きく飛ぶ。さらに画面端に貼り付ける特殊なやられを誘発する。
--一部の技を当てた相手が画面端に到達すると壁やられを誘発。地面に相手が落ちるまでのけぞりが無くなるので独自のコンボを決められる。
--ゲージを保持していると攻撃力が増加する。ゲージレベル1(ゲージ一本)につき5%増加。本作は3ゲージまで保有できるため、最大15%の増加となる。
--トレーニングモードは削除された。後述のストーリー簡略化と合わせ対戦ツールであることを意識した内容になっている。
--タイムリリースでタッグモードが解禁される。二人で一つの体力とゲージを共有しながらキャラクターを操作しCPU(こちらは一体)に立ち向かうモード。
-使用可能なキャラクターは全14人''+1台''。
--前作のキャラが引き続き登場するがミュカレがリストラされた((ネタバレになるが、ミュカレは完全者と同一人物という設定であり、その完全者が別の肉体(前作のアノニム)に憑依したためにカティに戻った、というのが正しい表現か。))。新キャラとして主人公のエヌアイン、ミュカレが憑依していた少女カティ、完全教団の女性戦士テンペルリッターの3名追加された。また、前作から引き続き登場するキャラでも名称が一部変更になっており、アノニム・ガードは前作のアノニムとは別人の設定。またエレクトロゾルダートも前作のとは別の個体という設定となっている。
--旧キャラクターのデフォルトカラー(衣装の色)が前作から変更されている。前作では登場人物のほとんどが軍人ということもあり薄汚れたような色や迷彩色・カーキ色のようなカラーのキャラが多かったが、本作は全体的に青・赤・白・緑といった原色系の明るい色が使われ派手になっている。
--本作ではキャラごとのステージは存在せず、CPU戦では特定の順番でステージが変化・BGMは対決キャラのものとなり、対戦時にはランダムでステージとBGMが選ばれる。
--なお、CPU戦のキャラの順番はある程度決まっている(カティ(カティと塞のみエヌアイン)→2キャラランダム→エヌアイン(カティは塞、塞はカティ、エヌアインはアカツキ)→アカツキ及び前作のゲゼルシャフト関連の5キャラのうち2キャラがランダム→完全者(塞・鼎・大魏・完全者はムラクモ)→ヴァルキュリア)。同キャラ戦は発生しない。
-その他
--前作ではストーリーに力が入れられていたが、本作では簡略化されている。
---また、神武天皇即位紀元(皇紀)を用いていた前作と違い本作では西暦を用いている。第二次大戦を思わせるような表現はほぼ排除された。
--ヒットエフェクトはカラフルになり、地味な色合いが多かった前作に比べ派手なビジュアルとなっている。ガード時のエフェクトなども変更。
--独特のアナウンスは健在だが、一部削除されたものもあり。ゲージなどは計器類を思わせるデザインだった前作と違いグラデーションのきいたものや単色の四角形などのシンプルなデザインになり、攻性防禦や相対攻撃(カウンター)の際に出てくるテロップは同時にそのテロップと同じ文字が書かれたテープが流れるようになっている。全体的にモダンな雰囲気に。
--イラストも影がはっきりしていた前作に比べハイライトや影が薄まり、明るくスタイリッシュな雰囲気になっている。
--ズーム演出が追加され、ステージを広く利用できるようになった。また、特別攻撃の際もアップとなり、カットインが入る演出が追加された。特別攻撃中は背景の色が反転し、一番奥にある建物や雲などが猛スピードで動く演出が入る。

*長所
-前作同様、シンプルかつ分かりやすいゲームデザイン。初心者から上級者まで幅広く遊べる。
--システムは多く追加されているが、ゲージ管理は前作同様でコマンド入力も簡易。覚えなければならないことは前作からそれほど増えているわけではない。
--完全煉鎖の追加によりコンボゲー化が進行していると思われがちだが、前作同様コンボは一部除き複雑なものは必要としない。
--また、完全煉鎖の搭載によりヒット・ガードの確認がやりやすくなっている。このためコンボ自体の難易度も前作から下がっている。
-非常に個性的なキャラクター達
--前作のキャラが引き続いて参加している他、新キャラもそれらに負けず劣らずの個性あふれるキャラクターである。

#region(新キャラクターたちについて簡易に解説)
-エヌアイン
--主人公。勝利台詞で思いっきり相手を見下すが、その実態は…。
--少年の割にドットの手足が長い。さらにモーションは腕を自分に巻きつけてたり反り返ったりと中二病っぽい。しかし声はかわいい。
--長いリーチと優秀な必殺技を生かして丁寧に立ち回る万能キャラ。
-カティ
--ミュカレが離れて独立キャラ化。面妖な杖を持った少女。前作のどぎつい眼鏡っ子が''八重歯がきらめくかわいい魔女っ子に。''一人アルカナハートとも。
--台詞回しといいモーションといい一人だけギャグっぽい。「カティちゃんの登場なのです!」あまりに狙いすぎて本作の中ではさらに浮いているイロモノ化。
--杖を振り回しとにかく寄って叩くキャラ。ゲージを使った時の火力はなかなか。
-テンペルリッター
--完全教団の宮殿兵士。彼女達もまたエレクトロ・ゾルダートと同じくクローン体。その身一つで空を飛ぶ能力を持ち、蛇腹剣を武器に戦う。
--一人称が「拙者」、二人称は「お主」と話し方が侍っぽい。太もも丸出しな見た目に驚かされるが中身はわりとまとも。しかしストーリーでは…。
--地上技の性能は悪いが、空中では高い機動力と豊富な技を持つ。また、空中攻撃をジャンプキャンセル可能な唯一のキャラである。
#endregion

-対戦バランスはやはり整っている。
--旧キャラでの新システムの恩恵の差がやや出ているものの「詰んだ組合せ」というほど酷いものは前作同様ない。やりこめばどのキャラクターでも十分に戦える。
--とはいえ、後述する短所のように上位キャラには尖っているキャラが多く、上位と下位の差は前作に比べると離れているが。
-BGMは前作からの使い回しがほとんどだが、新規のBGMも良質。
-ストーリーは簡略化されているものの、前作より明るい結末が多い。
--特に前作では死亡してしまう結末だったキャラのEDはいずれも明るく希望が見える展開を見せている。

*賛否が分かれる点
-前作の硬派な雰囲気が大きく変わってしまったこと。
--世界大戦を思わせる演出は削除されてしまい、エフェクトのカラフル化やキャラクターのカラー変更など明るい雰囲気になったが、悪く言えば「ありがちなデザイン」になってしまい、前作の雰囲気が好みだったファンからは否定的な意見も出た。
--一方、明るい作風になったことで前作の短所であった地味さを改善し目につきやすくなったと肯定的な意見も出ている。
-システムもより一般的になったこと。
--「完全煉鎖」等の新システムの導入により、比較的近年の他の格闘ゲームに近づいた。前述のように、完全コンボゲーと化した訳ではないが、覚える事、やらなければならない事はやや増えた。
-雰囲気もシステムも、全体的にアクの強さが減っている。より一般向けとなり間口が広がったとも取れるし、わざわざ他の格闘ゲームではなくこの作品を選ぶ魅力が薄れたとも取れる。
--その一方、設定(特にキャラクター)は相も変わらずイロモノ。

*短所
-''マイナーすぎる''。
--前作もそうだったが、本作はさらに厳しい。稼働店舗はNECICAxLiveでの配信が決定するまで非常に少なく、前作よりも少ないと言われるほどだった。
--現在ではNECICAxLiveの配信により全国でプレイ可能である。しかし、筺体の都合や新作の稼働などによって埋もれてしまうことも…。
-エフェクトはカラフルになったが、演出がそれほど大胆なわけではなく、まだ地味な印象はぬぐえない。
--また、一部の演出が削除・変更されている。
---不律とムラクモの最終特別攻撃は前作AC版ではそれぞれ紅葉と桜の花びらが舞う演出があったのだが、本作ではそれがカット。代わりに不律は背景文字が赤背景と白と黒の文字となり、納刀時にヒット数が加算される演出となったが、ムラクモはそういった演出面での変更がないばかりか効果音に台詞の一部がかき消されやすくなってしまっている。
---背景に文字が出てくる演出は、その技の途中でKOしてしまうと見られない。また、前作キャラ中エレクトロゾルダートのみ背景に文字が出る演出がカットされている。
---電光戦車での対戦時の「対戦車戦用意」のアナウンスが流れなくなった。このほかキャラクター選択時や対決キャラの表示画面、削り殺しや乱入などのアナウンスも削除されている。
--ドット絵の枚数が少なく動きが硬いのは前作同様で、やはりあまり大胆な動きもしない。
---また、新しいシステムが追加されたにもかかわらず前作キャラは使い回しが多い。ニュートラルモーションが若干変化した程度のキャラや全く追加がないキャラもいる一方、エレクトロゾルダートは煉鎖のモーション全てに新規ドットを用いられているなど妙にちぐはぐしている。
--ボイスもほぼ前作からの使い回し。新録されたボイスは非常に少ない。アノニム・ガードは前作のアノニムとは別人なのに同じボイスを使用していたり、勝利台詞では本性を現し強気になっているマリリン大姐の台詞が猫を被っているままなど、設定との間に齟齬があるものもある。
-キャラバランスが壊れているわけではないが、一部に対策を知らないと厳しいキャラがいる一方で、全く意味のわからない弱体化を受けたキャラもいる。

#region(キャラ性能について)
-以下、厳しい相手の例。
--&b(){アドラー}
---Cブリッツボンベを用いたゲージ回収能力が非常に高く、二回使えばほぼ一本ゲージを回収してしまえる上、ダウン追い討ちのコンボに安定して組み込むことができる。ゲージ依存度の高さをある程度補えたばかりか、煉鎖によって中央でも浮かせコンボの始動となるAフラクトリットやブリッツボンベが当てやすくなり安定した立ち回り能力と火力を手に入れた。さらに最終特別攻撃のブリッツガイストが強化。相手を拘束する能力と威力が非常に高く、これを絡めた3ゲージ使用時の爆発力も最強クラスとなった。キャラによっては立ち回りで圧倒することは可能だが、刺さってしまうとごっそり体力を持っていかれてしまうので常に気が抜けない。
--&b(){塞}
---C攻撃の煉鎖で何故か壁貼り付けを誘発する上に、中央でもさらにそこから拾えてコンボに行ける。ダッシュ攻撃も含めて運び能力はさらに向上したばかりか、壁貼り付けコンボの締めに邪視(状態異常にするコマンド投げ)が入るので相手を非常に不自由な状態で10秒間も拘束できる。ゲージ回収率も高いため、一度画面端へ押しこんでしまえばそのまま同じパターンが繰り返される。要するに相手をハメ殺してしまうキャラクターなので、一度ペースを握られてしまうと何もできずそのまま負けてしまうということも。
--&b(){鼎}
---本作ではジャンプへ完全に移行するまでに最速のキャラでも3F、最遅のキャラだと5Fかかる。それは良いのだが、コマンド投げでのみこの移行モーション中を投げてしまえるため、当て投げが前作に比べ非常に回避しにくい。新技である空中投げの「地獄車」も投げ抜け不可で間合いが広く、決めた高さによってはさらに追撃可能と高性能で、ダッシュ攻撃や煉鎖が追加されたために打撃戦もかなり戦い易くなった。おまけに前転の性能まで強化されている。元からゲージ技に頼るタイプでなかったために完全世界と非常に相性が良く、完全神殺技も全キャラ中で屈指の高性能なため、アドラーや塞とは違った意味で『最後の最後まで逆転を狙える』キャラとなっている。
--アドラーは前作では下から数えたほうが早いぐらいの弱キャラだったため、本作で強化されるのはある意味順当とも言える(強化の仕方が明らかに狂っているとはいえ)が、塞や鼎は同人版・ACアカツキと上の方のランクに位置しているため、本作の強化は明らかに調整ミスだと言われることも。
---なお、前作では弱キャラだった電光戦車や完全者にも強化がされており、完全者は準上位の強キャラと評価されているが電光戦車は本作でも最弱扱いである。
-以下、弱体化の例。
--&b(){アノニム・ガード}
---前作のアノニムから通常技の射撃の種類が減り、さらに通常射撃では体力を削れなくなっているため遠距離でのアドバンテージは減少、接近戦での火力も立ち回りも特に強くされた部分がなく、機動力に関しても空中制御ができる特殊技が削除され、ダッシュ性能が低下。全体的に大きな弱体化を受けたため、電光戦車と並ぶ最弱クラスという意見が一般的。
--&b(){不律}
---本作のシステムと噛み合わせが非常に悪く、誰でも2段ジャンプが可能になったことで対空の威圧感が減少。前作であった『B攻撃以上の斬撃でガードの上から体力を削れる』仕様も削除、削りで止めを刺すことはほぼ不可能と言えるほど厳しくなった。近距離で出せる煉鎖には使いやすいものが一つもなく、斬撃技は相変わらず隙が大きい。ゲージ効率が全体的に向上しているため、斬撃技ガード後に特攻技で反撃確定できるキャラ・状況が増え、立ち回りが非常にリスキーかつ厳しいものに。
--大なり小なり弱体化したキャラはいるが、アノニムと不律は前作では中堅クラスであったにもかかわらず露骨に弱体化を受けているという点で余計に疑問視されている。
#endregion

-ミュカレが削除されたこと。
--カティの性能は大きく変わってしまったため、ミュカレ使いにとっては痛手であった。
-CPU戦でのラスボス・ヴァルキュリア(テンペルリッターの色違いボス仕様)の行動パターンが異常で、ここだけ別のゲームになる。
--特攻技がノーゲージ、最終特攻が1ゲージで出せる仕様のため、多段ヒットでダメージが大きく無敵も長い「特攻滅心斬」をかなりの頻度でぶっぱなしてくる。
--普通にガードすると防禦崩壊して残った部分だけでも3割ぐらい持っていかれるため、攻性防禦が重要となる。ぶっぱを待って、いざ出してきたらひたすら攻性をとって、隙に最終特攻や高い火力のコンボをたたきこむというパターンを繰り返すことになる。
--難易度設定を上げても行動パターンは変わらないのでむしろ(普通のCPUに対して)弱くなるとの情報も。
-&b(){タッグモードが誰得仕様すぎる。}
--タッグにしたからと言ってストーリーは変わらない。筺体の都合上タッグ同士の戦いは不可能。同人版アカツキのようにアイテムが出るわけでもない。隠し要素としてはお粗末すぎる。
--二人でCPUのキャラを挟みこんで簡単な永久コンボを繰り返す他、勝利画面が1Pの台詞で画像はどちらかランダムになるためこれを使って他のキャラの台詞を言わせるというネタがある(たとえばエヌアインと電光戦車だと&b(){戦車が「僕が人間で君たちがそれ以下になった」と見下すというシュールな絵が見られる})が、本当にただそれだけ。
-評判の良かったトレーニングモードが削除されていること。今回は対CPU・対人戦と実戦の中で腕を磨いていかなければならない。
--敷居は低い方で、格闘ゲームをすでにやっている人や前作のファンならすんなり受け入れられるだろうが、本作が始めての人が練習を重ねていくには、少し厳しい環境になったと言わざるを得ない。
--とは言え、(筺体の難易度設定にもよるが)CPU戦はそこまで高難易度ではなく、序盤はほとんど動かず勝ち進むごとに行動パターンが増えていくといった形のためコンボなどの練習台としては十分。

*総評
一部にやや難が見られるが、それでも対戦格闘ゲームとしての完成度は高い。~
また、刺し合い重視だった前作からコンボの難易度がやや下がったことでコンボゲーの爽快感も程よく取り入れている。~
前作同様に初心者の格闘ゲーム入門としてはお勧めの作品である一方、新システムが多く追加されたことで上級者同士での戦略も幅が広がっている。~
前作の硬派な雰囲気から大きく変化しながらもどこか微妙に派手に成り切れていない、そんな雰囲気を受け入れられたらとても楽しめる作品であろう。

----