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ダブルドラゴン - (2013/09/08 (日) 22:38:40) のソース

ここでは、『ダブルドラゴン』と続編『ダブルドラゴンII・ザ・リベンジ』を紹介する。
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*ダブルドラゴン
【だぶるどらごん】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000068HK6)|
|対応機種|アーケード|~|
|販売・開発元|テクノスジャパン|~|
|稼動開始日|1987年|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

**概要
前年に稼動されたアーケード版『熱血硬派くにおくん』の流れを受け継ぎつつ、ベルトスクロールアクションというジャンルを確立したゲーム。
「暴力表現」にかなり力を入れてあり、相手を殴る爽快感、そして攻撃方法の豊富さ(マウントで殴打、ベルトコンベアや剣山に突き落とす、金属バットをフルスイング、ナイフを刺すか投げる、ドラム缶で相手を轢くなど)が人気を集めた。
だが、当時としては過激な暴力描写のために一部のファンからは「発禁になるのでは」と噂され、実際にアメリカの一部の州で稼動禁止の措置が取られたこともある。

**評価点
-ベルトスクロールの確立。
-アーケード第一、二作目はステージ1から最終面開始時までが途切れることなく繋がっている。
-タイトル画面やステージ1など優れたBGMが多い。
--ちなみに、タイトル画面の曲は後の『ダウンタウン熱血物語』でダブルドラゴン兄弟(りゅういち・りゅうじ)とのバトルのシーンでも使われている他、数多くのシリーズ作品にも使用される名曲である。
-敵に打撃を与えた時の「バギィッ!」という爽快感あるSE。バットのスイング音なども妙に生々しい。
-「どう敵をひるませて」「その敵にどう追い打ちを加えるか」が、本作を楽しむポイント。

**難点
-多彩な攻撃方法があるにも関わらず、実際は「肘打ち」だけで最後まで進めてしまうのだが、本作をより楽しむのであればいろんな技を試してみるべきだろう。
--2面終盤のベルトコンベアに敵を引きずり込むのも一興。
--ちなみに肘打ちを使用禁止にすると、かなり難易度が上昇する。通な方は是非試して欲しい。
-最終面のトラップが難しい。
-最終面の前半には「せり出してくる石壁」と「槍を突き出してくる彫像」のトラップが存在しており、いずれも体力の3/5以上奪われた挙句大きく押し戻される。
-このうち石は飛び出し方にムラがあって何とか避けられるものの、槍は近づくと間断なく突いてくるため、祈りながら像の手前を通過するしかなかったりする(一応、ジャンプしながら通過すれば多少当たりにくくなる)。
-2人プレイ時では、ラスボスを倒した後ヒロインを賭けてプレイヤー同士が対決する超展開。

**家庭用移植
-本作はFC GB Atari Lynx ジェネシス(海外MD) GBA XboxLiveに移植されている。
--FC版とGB版はアレンジが加えられた移植となっており、レベル制や新たな敵が追加されている。肘打ちがやや弱体化されたほか、特にアボボは非常に強い。
---FC版とGB版はバーチャルコンソールで、前者はWiiで後者は3DSでそれぞれ配信中。
--GBA版は初代をベースに様々な要素を加えたアレンジ移植となっている。詳しくは『[[ダブルドラゴンアドバンス]]』参照。
--ジェネシス版とAtari Lynx版、XboxLive版はAC版ベースの移植となっているが、ともに処理落ちがなくなりゲームスピードが速くなっている。またジェネシス版ではリンダ(女ザコ)の髪型と髪の色がAC版と違う。
---ジェネシス版ではセガから承諾されてない非公式ソフトであり、XboxLive版では現在は配信終了となっている。

その2年後。続編が発売された。

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*ダブルドラゴンII・ザ・リベンジ
【だぶるどらごんつー・ざ・りべんじ】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000148IVI)|
|対応機種|アーケード|~|
|販売・開発元|テクノスジャパン|~|
|稼動開始日|1989年3月|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

**概要
元々は海外で先行発売するために作られており、キャラ・マップパターンなどは前作の使いまわしが大多数であった。手堅い作品ではあったが新鮮味に欠ける点は否めず、そのため国内では今ひとつマイナーな評価で終わってしまった。

**賛否が分かれる点
-一作目で救出したヒロインがいきなり''射殺される''という衝撃のプロローグ。
-敵キャラのデザインが前作に比べやや色物じみている。女ザコの「リンダ」はモヒカンヘアーになっていたり、など。
-オカルト要素が含まれるようになった。倒されると鎧を残して消滅し、消滅したかに見せかけて一度復活してくるものもいる敵キャラ「ブルノフ」や、ラストボスなどはその典型例。更にラスボスを倒してもEDは一枚絵が表示されるのみになっていて、ストーリーのフォローは全く無し。
--当時としても賛否両論であったが、この後のシリーズはオカルト要素をさらに強めていくことになる…。
-本作では「肘打ち」に調整が加えられており、全く使えないほどではないが肘打ち一本でラストまでいけるほど甘い作りにはなっていない。そのため、難易度は前作よりもかなり高め。
--代わりになる攻撃方法として「敵に背を向けてバックキック→敵のほうを振り向いてアッパー」があるが、間合いをしっかり計って出さなければならないため、慣れるまでは難しい。

**家庭用移植
-本作はFC、PCE、MD、GB(日本未発売)に移植されている。
-FC版は前作同様アレンジが加えられているが、ステージ構成が大幅に変更されており、移植と言うよりもリメイクと言ったほうが正しい。
-PCE版はCDロム2専用ソフトとなっているが、基本FC版ベースの移植となっている。また豪華声優陣によるボイス付きのビジュアルシーンも追加されている。
-GB版もAC移植ではなく、『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』のキャラ・BGM差し替え版となっている。
-一方、MD版は唯一のAC基準の移植となっている。