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サモンナイト クラフトソード物語 - (2012/04/27 (金) 20:27:51) のソース

*サモンナイト クラフトソード物語
【さもんないと くらふとそーどものがたり】
|ジャンル|アクションRPG|&amazon(B0000794JJ)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|バンプレスト|~|
|開発元|フライト・プラン|~|
|発売日|2003年4月25日|~|
|定価|5,800円(税込)|~|

**概要
サモンナイトの外伝作品『クラフトソード物語』シリーズ第1作目。本編シリーズとは世界観を共有しているが、シミュレーションRPGではなくアクションRPGとなっている。

主人公は失踪した父の意志を継ぎ、父が所属していた鍛冶師の代表「鍛聖」を決めるトーナメントに参加する。

**特徴
-武器作成
--このゲームの目的は何はなくとも武器を作ること。武器のレシピ「秘伝」を入手し、それに書かれた材料をダンジョンに潜り入手する。ソード・アクス・スピア・ナックル・ドリルと5種類あり、それぞれ特徴がある。
-戦闘システム
--戦闘は横スクロールアクションのようなシステムで行われる。
--装備する武器によって、それぞれ攻撃方法が異なる。
---ソードは大型・中型・小型の物があり、それぞれで振り方や攻撃範囲も異なる。
---アクスは大振りではあるが、敵を吹き飛ばす攻撃が得意。
---スピアは長さを活かして距離を取った戦い方が得意。
---ナックルはリーチは短いが連続攻撃が得意。
---ドリルはナックルに似ているが、より多く連続ヒットをさせやすい。ただし攻撃後にスキが発生しやすい。
--戦闘中には基本的に3つの武器を取り替えて戦うことができる。大会では使える武器は1本のみで交換する事はできない。
--武器で戦うだけでなく、護衛獣の力を借りて、魔法を使う事も可能。

**評価点
-王道なストーリー。
--ライバル鍛冶師との戦い、大会の影に潜む影、強大な敵を倒すための武器作成など、熱い要素はひと通り揃っている。それぞれのキャラも立っているため、進めるのが楽しい。
-豊富なやり込み要素。
--秘伝はかなり存在し、エンディングを迎えただけでは全て集まらない。クリア後は非常に広いダンジョンに挑戦できるようになり、よい武器も作れるようになる。
--キャラクターとの個別エンディングも多数存在する。
-対人戦
--武器には耐久力が設定されており、0になるとその武器は使えなくなるが、対人戦で相手の武器の耐久力を0にするとそれで相手を倒すことができ、その武器の秘伝が手に入る。HPを0にするという倒し方では秘伝は手に入らないため、攻撃力の高い武器で戦うか、耐久力を減らしやすい武器で戦うかなど考える必要もある。
-ところどころに潜む百合要素。
--百合とは女性同士の恋愛を指す用語。本作にはそれを匂わせる部分が多数存在しており、愛好家から評価を受けた。

**問題点
-やや作業感が強い。
--基本的にダンジョンに潜る→素材を集める→武器を作る、の繰り返しなので、途中で飽きが来る。潜れるダンジョンが基本1つなのもそれに拍車をかける。
---ちなみにダンジョンは基本のダンジョン以外も存在するのだが、どれも一度クリアしてしまうと二度と入れない所ばかりである。

**総評
本編のよい要素を引き継ぎ、オリジナルの面白さもある良作。不便なところは続編『[[2>サモンナイト クラフトソード物語2]]』『[[はじまりの石>サモンナイト クラフトソード物語 はじまりの石]]』で改善されていくが、本作独自の魅力もまた存在する。