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電脳戦機バーチャロン - (2009/12/04 (金) 00:26:56) のソース

//オラタン・フォースは別記事にすべきでは?

**電脳戦機バーチャロン
【でんのうせんきばーちゃろん】
|ジャンル|アクション|&image(4974365090999.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069T7W/ksgmatome-22/ref=nosim,width=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=125&file=4974365090999.jpg]][[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=125&file=4974365090999u.jpg]]|
|対応機種|アーケード(MODEL2)|~|
|販売元|セガ・エンタープライゼス|~|
|開発元|セガ・エンタープライゼス(第三AM研究開発部)|~|
|稼働開始日|1996年1月|~|

*概要
-「スペースハリアー」や「アフターバーナー」で培った大型筐体のノウハウを生かしたロボットアクションゲーム。
-『バーチャロイド』と呼ばれる巨大人型機動兵器1体を後方視点で操作し、敵が操るバーチャロイドとフィールド上にて1対1で戦う3Dアクションシューティングゲームである。
-セガは「ロボットゲームは売れないと言うジンクスを若い連中にわからせるため」に作ったと言う話がある。

*長所
-8体のロボから選ぶ事が可能。一つ一つの長短がはっきりしており、純粋な対戦ゲームとしても質が高い。
-2本のスティックレバーを使用した操作はさながら自らがバーチャロイドの操縦士になったかのような快感を味わえ、尚且つそれぞれのバーチャロイドが個性的で、ロボットアニメで育った世代に爆発的な支持を経た。
--BGMはそんなロボットアニメファンの心をくすぐるような疾走感溢れる爽やかかつ燃える曲が多い。
-HPが低くなると警告音が流れるが、それがゲームセンター内に響き渡るので存在感があり、人目を引くだけでなく「このゲーセンにはバーチャロンがある」と言う印にもなっていた。
-ダッシュとジャンプを駆使した高速戦闘は今までの3Dアクションシューティングにないもので、多数の動作をキャンセルできるシステムが高速戦闘をさらに引き立てる。
-ガンダムなどのメカデザインにも関わった有名デザイナー、カトキハジメの採用は多くのロボットアニメファンを呼び込んだ。

*短所
-筐体はそれほど大きくは無いのだが、警告音が非常に騒々しく、設置場所が悪いと近くのゲームに影響を与える。特に、音ゲーの近くに置かれた場合は目も当てられない。
-4ボタンとスティックを駆使した多数の動作はいきなりでは覚えづらく、操作の複雑性で投げ出すプレイヤーも多かった。
--この欠点は仕方ないとも言えるが、この動作の複雑化は次回作の「オラトリオ・タングラム」でさらに顕著になることになる。
-ユーザーの増加で盛んにテクニックや裏技が研究された結果、そういったものを知る知識のあるプレイヤーと素人との腕前の差が顕著に。
-ゲーム自体の高速性と被弾を抑えるテクニックが研究された結果、上位プレイヤーの戦いは回避と牽制、ステージの障害を利用した「削り合い」のようになっていった。
--タイムオーバー時の体力で判定のなされるバーチャロンにおいて、相手を倒すことを目的とせずリードを奪ったら逃げに徹するプレイスタイルの誕生は必然とも言えるが、これには賛否両論ある。「これこそバーチャロン」と受け入れる人々がいる一方で、「爽快感を欠く」と言うプレイヤーも多かった。
---この二つの欠点も、次回作にそのまま受け継がれ、さらに顕著になることに。

*後の展開
-この後、1999年に続編の「オラトリオ・タングラム(以下オラタン)」、2001年に「フォース」、2003年に「MARZ」が発売し、小説や漫画、模型などへのメディアミックスも行われた。
-オラタンに関しては下記を参照。

-2001年の「フォース」は、個人のデータを書き込み、自身の戦績や機体を記録できるライセンスカードというICカードを導入。
--今のアーケード業界でこそ普及している、個人の情報を記録するカードをゲームに絡めたシステムだが、当時はこのようなゲームは少なく、フォースはこのカードを用いたゲームを業界に広めることとなった。
-しかしゲーム内容はオラタンから大幅に路線を変更。再び議論を呼び起こした。
--''複雑だったオラタンの操作系統からかなりの簡略化を図った。''
--''ルールが2vs2のチームバトルに移行すると共にゲームスピードを大幅に抑えた。''
---この変更は初代・オラタンから付いてきた、バーチャロンのスピード性に惚れたファン、そしてオラタンの様々な要素を用いた駆け引きを楽しんでいたファンの一部を落胆させ、見限るファンは少なくなかった。
--機体はカード作成時に支給される「初期機体」と、戦闘を続けることで支給される「派生機体」が存在するのだが、機体数は相当なもので、さらにカラー別に別機体として扱われ、レア機体、特殊なバリエーションなどがあった。
---''各機体の支給条件は明確な条件などが無くほとんどランダムのような状態で、レア機体などはネットゲームのレアアイテムにも匹敵するレア度を誇り、手に入れるためには運をたよりに戦いを続けなければならなかった。''
---さらにカードには使用度数があり、露骨にプレイヤーに金を投じることを意識させたシステムは顰蹙を買った。
---筐体の特殊性などから、現在の稼働店舗は少ない。

-2003年のMARZはフォースをベースにストーリー性などを盛り込んだ内容だが…コケてしまいワゴンの主に。
--&link(こちら){http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/}が詳しい。

-本作で培われたロボットゲームに関するノウハウはアーケードゲーム『ボーダーブレイク』に受け継がれたようだ。
-現在でもプラモデルの発売が続いており、今も根強いファンが多い。

*移殖
-セガサターンとWindows、プレイステーション2に移殖されているがSS版はゲームバランスがアーケードと大幅に異なっている。
-SEGA AGES2500シリーズ内のひとつとして移植されたPS2版はPS2のボタン配置を生かし疑似ツインスティック的なキーコンフィグを設定でき、移植度も非常に高い。追加要素も有り、良移植と言えるだろう。


**電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
【でんのうせんきばーちゃろん おらとりお・たんぐらむ】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000069T9X)|
|対応機種|アーケード(Ver5.2&5.4:MODEL3、Ver5.66:NAOMI)|~|
|販売元|セガ・エンタープライゼス|~|
|開発元|セガ・エンタープライゼス(第三AM研究開発部)|~|
|稼働開始日|1998年|~|