*ガンバレット 【がんばれっと】 |ジャンル|バラエティーガンシューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|ナムコ| |稼動開始日|1994年10月| |プレイ人数|1~2人| **概要 -ジャンル名は「バラエティーガンシューティング」。「練習」(4ステージ)「初級」「上級」「激ムズ」(各16ステージ)の難易度が選べ、それぞれのステージで出される「○○を制限時間以内に××体倒せ」のようなミニゲーム風のミッションをクリアしていく。 -難易度を選びゲームを開始すると4つのゲームが配置され、任意で好きなゲームを選ぶことができる。ゲームの成否にかかわらずプレイ後は選べなくなり、4つのゲームをすべて選ぶと次の4ゲームが配置される。 -ライフ制で、クリアに失敗、または爆弾や民間人、相手の色の的を撃ったりすると一つ減る。全て無くなるとゲームオーバー。ライフ回復は途中のボーナスゲームでのみ可能。 ***ミニゲームの例 -戦車からオヤジを守れ --「オヤジを守れ」系ゲーム。画面奥から接近してくる戦車から画面手前で小銃を乱射するオヤジを守るゲーム。戦車は地形の都合上画面に出てくる時間が短いため、正確に撃ち抜く必要がある。「戦車」の部分が「松明」や「ピラニア」になっているゲームもある。 -1発も外さずマトを○○個撃て --「グルーピング」系ゲーム。設置された射撃用の的を撃つゲームで、1発でも外すとその時点で終了となる。激ムズでは設置された的をすべて撃ち抜く必要がある。 -1から16まで全部撃て --「バラエティー」系ゲーム。1~16までの数字が描かれた的を順番に撃っていくゲーム。難易度によって弾数制限が異なり、上級、激ムズでは弾数が16発となる。 -リンゴを1個撃て --「1発で撃て」系ゲーム。オヤジの頭に乗ったリンゴを一発で撃ち抜く。難易度によってリンゴの大きさが異なる。 -車に○○発ぶち込み破壊せよ --「連打」系ゲーム。タイトル通り制限時間内に車に一定数撃ち込めばクリア。 -犯人を○○人撃て --「犯人を撃て」系ゲーム。武装したギャングを一定数撃てばクリア。物によってステージ構成やノルマは大きく異なる。たまに人質が混じるため、乱射は出来ない。 **評価点 -このゲームの最大の特徴はガンシューティングの中でも対戦パーティーゲームとして特化した作品であることである。 --とにかく敵を倒す、素速く撃ち込む、一発精密射撃…などステージの種類がバラエティに富んでおり尚且つどれもわかりやすい内容である点、1ステージが数十秒で終わるため誰でも気軽にプレイできる点などハードルが非常に低い。 --全体的にコミカルな雰囲気で統一されており、イメージキャラがオヤジキャラ(多くのゲームでこいつをサメや戦車やタイマツの炎などから守らねばならない)だったり、撃つ対象がマフィアや忍者が描かれた看板だったり、撃つとガラスのように砕ける鳥だったりとガンシューティングにありがちな殺伐感を感じさせない作りになっている。暴力規制が強い海外でもそのまま輸出できる。 -また、ブローバック機能が付いたガンコンが採用された初めてのゲームでもある。 **不満点 -難易度が若干高い。 --難易度は最初に選べるのだが、初級、上級ではたまに「激ムズ」が混じり殺しにかかってくる。 --また、爆弾などの的は一発撃つごとにライフが1減るため、相手の的が出てくるゲームで激ムズが出てくると即死もあり得る。 **総評 数多く存在するガンシューの中でも対人に特化した内容で人気を得た良作。現在でもこのようなガンシューは珍しく、他ゲームとの住み分けもできている。 協力プレイが多いガンシューだが、このような対人戦向けのガンシューも方向性の一つである。 **その後 後にPSに移植されるが、ほぼ完璧にアーケード版を移植した上に新ステージ、パーティーモード、RPG風の一人プレイ用のクエストモードと非常に充実した追加がなされている。 続編として『ガンバァール』『ガンバリィーナ』が作られた。最終的にこの3作とタイムクライシスがまとめられたPS2『ガンバリコレクション プラス タイムクライシス』が発売されている。 **参考動画 #region &nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm4570496) &nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm4571073) #endregion