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ガンバレット - (2012/10/01 (月) 21:23:36) のソース

*ガンバレット
【がんばれっと】
|ジャンル|バラエティーガンシューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|ナムコ|
|稼動開始日・PS移植版発売日|1994年10月・1997年8月7日|
|プレイ人数|1~2人|

**概要
-ジャンル名は「バラエティーガンシューティング」。「練習」(4ステージ)「初級」「上級」「激ムズ」(各16ステージ)の難易度が選べ、それぞれのステージで出される「○○を制限時間以内に××体倒せ」のようなミニゲーム風のミッションをクリアしていく。
-難易度を選びゲームを開始すると4つのゲームが配置され、任意で好きなゲームを選ぶことができる。ゲームの成否にかかわらずプレイ後は選べなくなり、4つのゲームをすべて選ぶと次の4ゲームが配置される。
-ライフ制で、クリアに失敗、または爆弾や民間人、相手の色の的を撃ったりすると一つ減る。全て無くなるとゲームオーバー。ライフ回復は途中のボーナスゲームでのみ可能。

***ミニゲームの例
-戦車からオヤジを守れ
--「オヤジを守れ」系ゲーム。画面奥から接近してくる戦車から画面手前で小銃を乱射するオヤジを守るゲーム。戦車は地形の都合上画面に出てくる時間が短いため、正確に撃ち抜く必要がある。「戦車」の部分が「松明」や「ピラニア」になっているゲームもある。
-1発も外さずマトを○○個撃て
--「グルーピング」系ゲーム。設置された射撃用の的を撃つゲームで、1発でも外すとその時点で終了となる。激ムズでは設置された的をすべて撃ち抜く必要がある。
-1から16まで全部撃て
--「バラエティー」系ゲーム。1~16までの数字が描かれた的を順番に撃っていくゲーム。難易度によって弾数制限が異なり、上級、激ムズでは弾数が16発となる。
-リンゴを1個撃て
--「1発で撃て」系ゲーム。オヤジの頭に乗ったリンゴを一発で撃ち抜く。難易度によってリンゴの大きさが異なる。
-車に○○発ぶち込み破壊せよ
--「連打」系ゲーム。タイトル通り制限時間内に車に一定数撃ち込めばクリア。
-犯人を○○人撃て
--「犯人を撃て」系ゲーム。武装したギャングを一定数撃てばクリア。物によってステージ構成やノルマは大きく異なる。たまに人質が混じるため、乱射は出来ない。

**評価点 
-このゲームの最大の特徴はガンシューティングの中でも対戦パーティーゲームとして特化した作品であることである。 
--とにかく敵を倒す、素速く撃ち込む、一発精密射撃…などステージの種類がバラエティに富んでおり尚且つどれもわかりやすい内容である点、1ステージが数十秒で終わるため誰でも気軽にプレイできる点などハードルが非常に低い。 
--全体的にコミカルな雰囲気で統一されており、イメージキャラがDr.ドンとDr.ダンというオヤジキャラ(多くのゲームでこいつをサメや戦車やタイマツの炎などから守らねばならない)だったり、撃つ対象がマフィアや忍者が描かれた看板だったり、撃つとガラスのように砕ける鳥だったりとガンシューティングにありがちな殺伐感を感じさせない作りになっている。暴力規制が強い海外でもそのまま輸出できる。

-また、ブローバック機能が付いたガンコンが採用された初めてのゲームでもある。

**不満点
-難易度が若干高い。
--難易度は最初に選べるのだが、初級、上級ではたまに「激ムズ」が混じり殺しにかかってくる。
--また、爆弾などの的は一発撃つごとにライフが1減るため、相手の的が出てくるゲームで激ムズが出てくると即死もあり得る。

**総評
数多く存在するガンシューの中でも対人に特化した内容で人気を得た良作。現在でもこのようなガンシューは珍しく、他ゲームとの住み分けもできている。~
協力プレイが多いガンシューだが、このような対人戦向けのガンシューも方向性の一つである。~

**PS移植版について
-移植版では、業務用を完全移植した「アーケードモード」、家庭用ならではの様々なアレンジを施した「アレンジモード」の二つがある。
-「アーケードモード」
--業務用と全く同じ内容だが、クレジット数、ライフ数が設定できるようになっている。
-「アレンジモード」
--「トレーニング」
--好きなゲームを選んで練習できるモード。難易度設定可能。
--「スペシャル」
---業務用の「ガンバレット」に新ステージを追加したモード。基本はアーケードモードと変わらない。
--「パーティープレイ」
---最大8人で遊べる対戦モード。ハンディキャップの設定も可能。
-「クエスト」
***ストーリー
世界的にはちょっとマイナーだが、とても有名なオヤジ、Dr.ドンとDr.ダンの二人の探検家がいた。~
ある日二人が仲良く(?)食事をしていると、そこへある人物が現れた。現れたへんてこりんなオヤジは世界的に超メジャーなエクセレントカンパニー「ケチネケチ」のボス、カネモッチー、その人だった。~
彼は、ガンバレットに古くから伝わる伝説のガン「ガンモドキ」を二人に探し出して欲しいとの事。報酬は何と100万ゴールド。胡散臭い話だが、面白そうだったため二人は即座に引き受けることに。~
そして二人は「ガンモドキが5つの欠片になって散らばっている」というガンバレッ島に乗り込んだ。はたして「ガンモドキ」は見つかるのか?そして、二人の運命やいかに?~
--RPG風の一人用ゲーム。イベントをこなして先に進み、ガンモドキを手に入れるのが目的。
---ランダムエンカウント方式で、戦闘は全てミニゲーム。敵に出会った時に「かまう」を選ぶと戦闘になり、勝利すれば経験値と金を入手できるが、負けるとライフを削られる。「ムシする」ことで逃走も可能だが、失敗するとギックリ腰になり、素早さが半分になる。
---エリアの最後には今作オリジナルのボスゲームがあり、クリアすればトレーニングモードで遊べるようになる。

**その後
続編として『ガンバァール』『ガンバリィーナ』が作られた。移植は3作ともトーセ担当。~
さらに本作をメダルゲームにした『ガンバレットフィーバー』も作られた。~
また最終的にこの3作とタイムクライシスがまとめられたPS2『ガンバリコレクション プラス タイムクライシス』が発売されている。~


**参考動画(ニコニコ動画)
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&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm4570496)
&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm4571073)
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