「モンスターファーム」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

モンスターファーム - (2012/07/05 (木) 16:11:36) のソース

**モンスターファーム
【もんすたーふぁーむ】
|ジャンル|育成シミュレーションゲーム|&image(197976_11179_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069SWH/ksgmatome-22/ref=nosim,height=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=147&file=197976_11179_front.jpg]] [[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=147&file=197976_11179_back.jpg]]|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売・開発元|テクモ|~|
|発売日|1997年7月24日|~|
|定価|5800円|~|
|>|>|CENTER:''[[モンスターファームシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1046.html]]''|

*概要
-この世界で一番人気の職業「ブリーダー」。そんなブリーダーの一人となり、助手のホリィと一緒に名人位を目指すというストーリー。

*ゲームの基本
-1000年4月1週からスタート。12の月×4週間、育成の指示は1週間単位で出すため、1年で48回育成ができる。
-モンスターはいくらでも手に入るので死んでもゲームの進行的にはなんてことはないが、資金が尽きた状態で月を終えてしまうと下記のエサが買えなくなるためゲームオーバーになってしまう。最初の資金は3000G。
-月のはじめにエサを選ぶ。10、100、300Gの3種類。高い方が効果がいいのは言うまでも無いが、特に序盤はお金ときちんと相談して決めよう。

-育成は基本的にファームで行う。ここでは割愛するが、アイテムショップもファームの近くにある。
-モンスターの育成
--仕事
---疲れとストレスの貯まりが少ないがパラメータの上がりが少なく、100Gもらえる軽い仕事が6種類。
---パラメータが大きく上がる代わりに、疲れとストレスが大きく貯まる上ちょっと下がるパラメータまである、150Gもらえる大変な(重い)仕事が4種類。
--修行
---2000G(半額割引あり)払って、1ヶ月の間モンスターを修行に出す。仕事と比べるとパラメータの上昇量が大きく、更に技を覚えてくることがある。
---修行中はモンスターへの指示が出せないので、かなり疲れていたとしても修行を休ませることはできない。
--大会
---モンスターを大会に出す。優勝すれば賞金や商品が貰え、公式戦で勝てばブリーダーのランクが上がり、名人への階段を上ることが出来る。
---モンスターは疲れてしまうが、体を動かすからなのか、ストレスが大きく下がる。
--休息
---人間と同じようにモンスターにも休みは必要。1週間なにもさせずに休ませ、疲れとストレスを取り払うことが出来る。
---疲れやストレスがたまっていると寿命が縮む上、仕事を指示しても逃げ出し、勝手に休んでしまうこともある。
---あまりに酷使すしすぎると、小屋を壊して脱走((モンスターが居ないので仕事の収入がなくなる上、脱走した状態で月の初めを迎えると「捜索費」がかかるので、ゲームオーバーの危険が跳ね上がる。))したり、最悪そのままポックリ死んでしまったりする。

-モンスターの入手や管理などは街で行う。モンスターを連れていないとファームには行くことができない。
-街の施設
--モンスター市場
---3種類のモンスターをいつでもいくらでも無料で貰える。
---パラメータは低く、技も少ないが、まずはここからモンスターを貰おう。
--モンスター神殿
---「円盤石」からモンスターを再生する。これは特徴の欄で詳しく書く。
--モンスター工房
---モンスターの管理はここで行う。育てたモンスターを保存する「冬眠」や、冬眠させたモンスターを合わせ、強くて新しいモンスターを作る「合体」などが行える。
---冬眠したモンスターは年を取らない。大事な大会があるけれど寿命が不安なときには開催される週までカキンと。
---対人戦をするときには、出したいモンスターを冬眠させておく必要がある。

-モンスターの基本
--モンスターには寿命が設定されている。種類によって長さはまちまちだが、だいたい3~5年は生きる。
---だいたい1~2年目で肉体的にピークを迎える。ピーク中は能力の上がりが最もよくなる。
---ピークに入った時はホリィが教えてくれる。ちなみに、寿命を迎えそうなときも教えてくれる。
--モンスターは「ライフ」「ちから」「丈夫さ」「命中」「回避」「かしこさ」の6つのパラメータを持つ。
---それぞれ「体力」「力技の威力」「ダメージの減少」「攻撃命中率」「攻撃回避率」「かしこさ技の威力」にかかわる。
--モンスターには「忠誠度」というものがあり、これが低いうちは言うことをきかない、具体的には仕事の失敗やバトルでの指示を無視して意味不明((アホそうなアクションをとる。その間はガッツ回復が止まる上に回避が大幅に下がるため危険。逆に言えば、相手がコレを発動したらチャンスということでもある。))になる確率が高くなる。
---内部的には『甘え度』『恐れ度』の2種類に分かれている。モンスターを甘やかして甘え度を高くした「溺愛」状態だとモンスターの寿命は延びるが仕事の失敗率が上昇し、モンスターに厳しくして恐れ度を高くした「スパルタ」状態だと仕事の成功率は高くなるがストレスが貯まりやすいため寿命が短くなる。

*特徴
-「円盤石再生」というシステムが最大の特徴。
--これは、プレステにCDを読み込ませ、その情報からモンスターを再生させるというもの。もちろんCD毎に生まれるモンスターや能力値は違う。
---また、特定のCDからしか出てこない「レアモン」と呼ばれるものも存在する。このゲームにもポケモン図鑑のようなものがあり、図鑑を完成させてもメリットは特にないが、やりこみ要素としてはかなりのボリューム。
---ちなみに続編の2で本作を再生するとレアモンが誕生する。

-モンスターがとても個性的。ゴーレム、ピクシー、ドラゴンなどの他のゲームでも聞いたことがあるぐらいメジャーなものはともかく、''黄色い体に大きな目玉としっぽが1本''というこのゲームの看板モンスターであるスエゾーを筆頭に
--''仮面とマント(と時折出る白い本体)だけ''の「ガリ」
--''ただの黒い板(と度々浮き上がる顔らしきもの)だけ''の「モノリス」
--''がんばれギンくん''…もとい、テクモの別ゲームキャラが元ネタの「ラクガキ」
--''継ぎ目などが嫌な意味でリアルな猫のぬいぐるみがそのまま動きだしたようなモンスター''の「ニャー」
---やったことがない人は一見「なんだこれ」と思うようなモンスター達だが、仕草に愛嬌があり、育てていくうちになんだか愛着がわいてくる、そういう不思議な魅力があった。

-大会ではモンスター同士を戦わせる。「ガッツ」という技を出すのに必要なものや距離によって出せる技が違うなど、なかなか面白い出来。
--相手のライフを0にしてKOさせるだけでなく、技を出されないように相手のガッツを徹底的に削って逃げ切る戦法(通称「ガッツロック」)を取ることもできる。
--出せる技は種族毎、ガッツが貯まる早さはモンスターごとに違う。まあ最終的には誰を選んでも戦法次第で勝てるので、見た目で選んでしまうのも良い。
--ただし、初代ということもあってか若干これが甘く、単に「ガッツが貯まっているほど技のダメージが上昇する」という仕様であったために「ガッツが貯まるのが速いモンスター≒最強」という図式が出来てしまった。
---事実、後述する「モンスター甲子園」の優勝モンスターは4回中3回が「ベニヒメソウ(プラント×ピクシー)」というガッツ回復が最速のモンスターであった。&brそうでなかった1回は3体でのチーム戦形式で、優勝チームにベニヒメソウこそ居なかったものの、ベニヒメソウと同じピクシー派生が2匹いた。
---続編の2では「ガッツ回復が遅いモンスターほどガッツを貯めた時の技の威力の上昇率が高い」というように改善されている。

-他の大きなイベントとしては、探検が挙げられる。これはモンスターと一緒に未開の地へ行き、そこの遺跡を探索していろいろなアイテムを手に入れるというもの。
--隠しモンスターの出現条件になっているため、全モンスターを育てるには必須の作業。そうでなくても、探検限定のアイテムがあったりお金稼ぎに使えたりと何かとお世話になれる。
--修行と同じくらいの疲労がたまるので、探検の前の週は休養を忘れずに。
---余談だが、探検に誘ってくれるおじいさんは実はとっても凄い人。

-それなりにゲームを進めると「トロカチンEX」というパラメーターを劇的に成長させるアイテムがショップで販売されるため、難易度はやや低め。

*短所
-強いてあげるなら修行や探検でモンスターが迷子になってしまうことがありがちなこと。&br()オール999モンスターを作るときや金稼ぎの作業をするときは、いつでもリセットできるよう心の準備を忘れずに。
--続編の2では迷子そのものにならなくなり、修行では失敗した時に時々ケガをするようになってたり色々改善されている。

*総合
-テクモはそれまでもいろいろな作品を出してきたが、モンスターファームはそれらにも負けない新たな看板タイトルになるほどの人気が出た。
--このゲームはもちろん対人戦も出来るのだが、それの全国大会である「モンスター甲子園」が開催されるほど。
--アニメにもなった。ゲームとは全く違うオリジナルのストーリーだが、2期が放送されるほど好評だった。
-続編の2ではいろいろな面が調整され、モンスターファームシリーズ最高傑作と評価されている。

*余談
-このゲームは1000年4月1週(月に関係無く4週で1月経過)から始まり、やりこんでいる人は2000年を突破しているらしい。軽く1000年は経過しても姿が全く変わらないホリィさんやその他のキャラの事はいろいろとネタにされまくっている。
--しかも、ホリィさんは10年経過時と''100年経過時''にお祝いメッセージを言ってくれる。100年…