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サンドボックス - (2013/03/20 (水) 23:11:58) のソース

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-その他の理由
--[[怒首領蜂大往生]](無断移転)
-凍結中
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--[[大乱闘スマッシュブラザースX]](ブラザース)
--[[大乱闘スマッシュブラザーズX]](ブラザーズ)
--[[機動戦士ガンダム  EXTREME VS]]
--[[シェルノサージュ 失われた星へ捧ぐ詩]]
--[[アクセス解析用]](?)
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- commet  -- TEST  (2011-12-24 22:15:53)
- てすてす  -- こめんと  (2011-12-24 22:16:18)
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*ハローキティワールド
【はろーきてぃわーるど】
|ジャンル|アクション|&amazon(B000068I9M)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|キャラクターソフト|~|
|開発元|株式会社マリオ|~|
|発売日|1992年3月日|~|
|定価|4,800円|~|

**概要
-国民的キャラクターハローキティを原作としたキャラゲーである。
--ストーリーはくまのティッピーが風船に掴まっていたところ強風に飛ばされてしまったので助けに行くというもの。
-内容は名作『[[バルーンファイト]]』に似ているが''断じてパクリなどではない''。
--実はこのゲームは複雑な経緯で発売されたバルーンファイトの続編である。(後述)
-操作はバルーンファイトとほとんど同じだがオリジナル要素もある。
--飛んでる途中にBボタンを押すと風船を離すことができる。またその風船を再び装着することも可能。
--風船が無い状態で十字ボタンの下を4回押すと風船を一個膨らませる事ができる。
---また内容は横スクロールアクションに特化していてこれらの要素を上手く使わないといけない。
-モードは「ひとりで」と「ふたりで」の二つである。
--「ひとりで」はキティちゃんを使う一人で遊ぶモード。
--「ふたりで」双子の妹のミミィちゃんも出てくる2人で交互で遊ぶモード。

**長所
-カラフルなグラフィック
--FC後期の為グラフィックはFCにしては高レベル。
--またプレイキャラクターによってEDの動きが違う等細かい。
-秀逸なBGM
--BGMは田中和弘氏が自らバルーントリップモードのBGMをアレンジをしたもの。どれも出来がいい。
--またSEはバルーンファイトの物を使っているのでどれもいい味を出している。
-歯ごたえのある難易度
--ほのぼのとした見た目と裏腹に初見殺しが多くプレイヤーを本気で殺しに掛かってくる。またコンテニュー制限もありなかなか厳しい。
--しかし頑張ればクリアできるレベルなので何度でもプレイしたいと思える。また残機も増えやすいようになっている。

**短所
-対象年齢の割に高すぎる難易度
--このゲームはハローキティのゲームにしては難易度が高い。

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*パロディウスだ!
【ぱろでぃうすだ!】
|ジャンル|シューティング|&amazon(B000069U03)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1991年4月15日|~|
|定価|3,800円|~|

**概要
コナミの人気シューティングゲーム、『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』のゲームボーイ移植作で『ネメシス』に続くGB版グラディウスシリーズ第2弾。~
以前発売されたFC版は『グラディウスII』の完成度が非常に高く、発売前には期待の声が多数寄せられていたが、実際は完成度は低く、FC版グラディウスシリーズの有終の美を飾る事が出来なかった。~

**特徴・評価点
-スペックの面でファミコンやアーケードに遅れをとるゲームボーイにもかかわらず、移植度が極めて高い。
--使用可能機体はビッグバイパー、タコ、ツインビー、ペン太郎の4機種。いずれの武装もアーケード版そのままである。
---特にビックバイパーのレーザーはACに忠実な長いレーザーを放つ事が出来、携帯機ながら非常に高い破壊力を持つ。
---ただし、ハードスペックの関係上オプションはどの機体でも一律2個までになっている。
-画面は当然モノクロだが、それを除けばグラフィックはアーケード版に忠実。ゲームボーイでこれは本当にすごい。
--特に5面のモアイ戦艦は当時の携帯機ながらACに忠実な動きをするので、直前にリリースされた元ネタのR-TYPEのGB版より勝っている。
--処理落ち、ちらつきもほとんどない。
-BGMも音割れとは無縁で、再現度高し。
--隠しコマンドでサウンドテストに行く事が出来、再現度の高いBGMをじっくり聞けるのも特徴。
-容量の都合上、最終ステージ含めて7ステージに削られているが、FC版ではカットされていた4、6面が収録されているほか、8面を改変したオリジナルステージも入っているので決して見劣りはしない。
--オリジナルステージのBGMはMSX版初代『パロディウス』で好評だった3面の曲が使われており、ボスもお馴染みのゴーレムのパロディになっている等、ファンサービスが魅力。
-任天堂チェックを通過できず、FC版では無念のリストラを食らったちちびんたリカが登場する。しかも''腰振り付き''である。
--後にリリースしたSFC版では再び任天堂チェックに引っかかり、腰振りがカットされてしまったので、本作が任天堂ハードに移植されたパロディウスで唯一腰振りを拝める作品になってしまった。

**問題点
-この時代のゲームボーイ作品にありがちだが、セーブ機能はない。
--ただし、最終面以外の好きなステージから始める機能がある(GB版『ツインビーだ!』や『ネメシス』等と同じ機能)。
-ペン太郎のスプレッドガンが弱体化。
--多くのキャラの装備はAC版をほぼ忠実に再現しているが、ペン太郎のスプレッドガンだけは画面に1発しか出せなくなり(つまり連射不可能)、大幅に弱体化。
--スプレッドガンは連射することで真価を発揮する武器だが、連射が不可能になった事により『!?』並みの罠装備になってしまっている。
-ハード的に仕方がないのだが、ベルの色が見分けにくい。
-スコア及び残機がプレイ中に表示されず、基本的にステージ開始前に表示される形になっていたり、パワーアップゲージが小さいなどネメシスからの問題点もチラホラ。
-容量及びゲームの対象プレイヤー的に仕方が無いのだが、AC版に存在していたすさまじいランクの上昇は押さえられており、その影響かやはり難易度は低めになっている。
--ただ、GB版は難易度をDIFFICULT(最高難易度)に設定すると3面から打ち返し弾が発生するので、ある意味ACの仕様を再現していると言える。

**総評
原作の雰囲気をよく再現しており、移植度は非常に高い。~
良移植作品の手本のような作品である。

**その後の展開
-GBの次に発売されたPCE版はオープニングや名物のモアイ戦艦を含む2ステージがカットされているものの、サブタイトルやACに忠実なステージなど更なる完成度を誇る移植になった。
-そしてその次に発売されたSFCは上述のちちびんたリカの腰振りのカットや追加面が蛇足気味だが、GB及びPCEを上回る完成度で移植版『パロディウスだ!』の決定版とも言うべき出来になった。
-GB版グラディウスにおける次作の『ネメシスII』はストーリー性などから完成度が高く、GB版グラディウスシリーズの有終の美を飾るのに相応しい作品になった。
-本作は後にオムニバスソフト『コナミGBコレクションVol.4』にて『クォース』『コナミックスポーツ((『コナミスポーツインバルセロナ』の改題))』『フロッガー』と共にカップリング収録されている。
--ちなみに『コナミGBコレクションVol.4』は海外ではカラー対応ソフトとして発売されている。

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*ぐるみん
【ぐるみん】
|ジャンル|アクロバティックどりるアクションRPG|CENTER:&amazon(B000NMMP6W)|CENTER:&amazon(B000F6XYA2)|
|対応機種|Windows98~VISTA&br()プレイステーションポータブル|~|~|
|開発・発売元|日本ファルコム|~|~|
|発売日|【Win】2004年12月25日&br()【PSP】2006年6月29日|~|~|
|定価|【Win】9,240円&br()【PSP】5,040円|~|~|
|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~|~|
|メディア|【Win】DVD-ROM 1枚&br()【PSP】UMD 1枚|~|~|
|ディスクレス起動|不可(ダウンロード版あり)|~|~|
|廉価版|スーパープライス:2009年12月10日/2,940円|~|~|
|配信|【Win】3,990円&br()【PSP】2009年12月10日/2,940円|~|~|
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#contents(fromhere)
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&br()&br()
#center(){&font(i,140%){トンネルをくぐると、そこはオバケの世界だった!?}}
&br()&br()
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**概要
-ファルコムが初のフル3D、フルボイス作品として送り出した新規タイトル。
-ドリルを使って破壊しながら進んでいく爽快感あふれるアクションRPG。
--また、ファルコムのコンシューマ再進出の先鋒となったタイトルでもある。

**ストーリー
祖父が町長を務めるティースの街に引っ越してきた少女パリンは、街に自分以外の子供がいないと知りショックを受ける。~
ところが、犬にイジメられている少女ピノと出会い、街には大人に見えないオバケたちが住んでいた事を知る。~
オバケたちと仲良くなったパリンだったが、ある日ピノの兄プクが余所者の悪いオバケ「ファントム」に浚われてしまった。~
オバケホームの真ん中に封印されていた伝説のドリルを手に、プクを助け出したパリンだったが、その間にオバケホームはファントムに襲撃されていたのだった。

**システム
-基本部分は同社が発売した『ツヴァイ!!』に近く、拠点となる街から各ダンジョンを探検して進む。
--ダンジョンのゴールにはオバケホームから持ち去られた家具が置かれており、この家具を回収して持ち主に返すことで新たなステージが開けていく。
-アクションの数はさほど多くないものの、分かりやすく自由自在に動き回れるものとなっている。
--攻撃はボタン連打で繰り出せるコンボと長押しで使えるチャージ攻撃がある。また、回避やジャンプと組み合わせることで各種必殺技が使える。
--他にも、ジャンプしながらロックオンした敵に向かっていく攻撃などもある。連続して繰り出すことで通常では行けない場所に行ける。
--ドリルパーツを入手することでドリルの属性を変化することも出来る。属性によって技に付加効果が付いたりも。
--画面上部には音楽に合わせて流れてくるクリティカルインジケータがあり、このタイミングに合わせて攻撃を当てることでクリティカルとなる。
-武器となるドリルには3段階のレベルがあり、クリティカルを出す、特定の場所にある土を掘ることでレベルアップできる。
--レベルアップごとにどんどん攻撃力と見た目がパワーアップしていき、レベル3の状態では『ゼルダの伝説』のようにドリルからビームが発射される。

**評価点
-ステージ上の様々なオブジェクトを破壊できる爽快感あふれるゲーム性。
--柱やひびの入った壁、バリア発生装置など破壊できるオブジェクトは数多い。破壊すると必ずお金が出るため資金集めにも重要。
--ステージクリア時の評価には破壊したオブジェクトの数も含まれる。最高ランクのS+を取るためには全てのオブジェクトを破壊しつつ最速クリアを目指す必要があり、やり応えがある。
--最低難易度のビギナーならジャンプに補正がかかるなどアクションが苦手でも遊びやすくなっている。
-全体的にほのぼのとした世界観。登場キャラも敵キャラ含めどこか憎めない…というか可愛いデザイン。女性にもオススメ。
--敵幹部もオカマの巨大チョウチンアンコウ、コギャル、意味不明な言葉ながら実はメタ発言全開のモスビーなどネタ要素も多い。モスビーについては攻略wikiに語録があるほど。
-音楽もゲームに合わせたほのぼのとした曲からシリアスな曲まで様々。
--隠しボス戦では同社の『イースII』の名曲「TO MAKE THE END OF BATTLE」のアレンジ版がかかる。
--PC版の初回版にはサントラも付属していた。人気があったため、後に通常販売もされた。
-特定条件を満たすとパリンの服装を変えるコスチュームが手に入る。完全3D化による利点であり好評な点である。
--ほとんどが2周目からの要素だが、頭部に装着するアクセサリーは1周目から登場する。このアクセサリーはガラクタを使ってお店で改造することで特殊効果を得ることが出来る(水に入ってもダメージを受けない、毒ダメージ無効、HP吸収など)。見た目もリボンやネコミミといったかわいらしいものから''ガスマスク''のようなシュールなものまで多彩。

**問題点
-よく問題点として挙げられる点に声優の演技がある。
--公式によると世界観やプレイヤーの感情移入を考えて、あえて棒演技をしてもらったとのことだが、結局逆効果となってしまった。
-カメラワークに若干難がある。
--カメラが近すぎる、入り口をくぐるといきなり視点が変わり周囲を把握できない場面がある。
--一応、カメラは左右に回転できるのでうまく調整するしかない。
-PSP版では画面上下が削られ、クリティカルインジケータも削られてしまった。このためクリティカルを出しづらくなっている。

**総評
-ファルコムとしては初の完全3Dゲームながら出来は良好。全体的に丁寧に作られており安心して遊べる良作である。
-PSP版も若干の劣化はあるものの面白さは変わりないので、未プレイの『イース』『軌跡シリーズ』のファンにもオススメしたい一本。
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*ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ
【ぺるそなふぉー じ あるてぃめっと いん まよなかありーな】
|ジャンル|対戦型格闘ゲーム|&amazon(B007WPOPZ2)|
|対応機種|アーケード(NESiCAxLive)&br()プレイステーション3&br()Xbox360|~|
|発売元|アトラス(インデックス)|~|
|開発元|アトラス&br()アークシステムワークス|~|
|稼働・発売日|【AC】2012年3月1日&br()【PS3・Xbox360】2012年7月26日|~|
|レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|

**概要
-女神転生シリーズの派生作であるRPG『[[ペルソナ4]]』(以下P4)のキャラクター(パーティキャラクターの特別捜査隊の面々)が登場する格闘ゲーム。通称『P4U』。
--ストーリーはパラレルワールドなどではなく、P4より後の時間を描いた作品として正式に位置づけられている。また、P4だけでなく『[[ペルソナ3]]』に登場したキャラや本作オリジナルキャラも登場しており、展開されるストーリーにおいてはむしろこちらが主軸となる。
-開発はアトラスと『[[GUILTY GEAR XX]]』や『[[BLAZBLUE>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/842.html]]』を制作したアークシステムワークスとの共同開発。
--ゲーム部分はアークシステムワークスに委託されており、ゲームシステムは上記した両作ととても似通っている。

**特徴
-''基本操作・ペルソナ''
--原作でそうであったように、本作での使用可能キャラは全員がペルソナ((自身の中にある「もう一つの人格」がパワーを持った像として現れたもの。有り体に言えば『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンド。))使いであり、ペルソナと共に戦う。
--本作での操作は、移動に使う1レバー+攻撃に使う4ボタンという格闘ゲームらしい構成。A・Bボタンでは本体の人間が、C・Dボタンはペルソナが攻撃する。
---ABCボタンは他の格ゲーにおける弱・中・強に相当するが、Dボタンはペルソナが攻撃している間にも本体が行動できるという特殊な攻撃を行うというもので、これを使ったペルソナとの連携攻撃が格闘ゲームとしての本作の特徴と言えるポイントである。
--画面に出現したペルソナにも食らい判定があり、攻撃を当てられるとペルソナは消滅。4回消滅させられると一定時間ペルソナに関する攻撃が行えない「ペルソナブレイク」が発生。
---必殺技(本作ではスキルと呼ばれる)のうち電撃や火炎による飛び道具などは、ペルソナなしで使うことはできない。
--他のアーク系格ゲー同様、全キャラ空中ダッシュ・空中ジャンプ可能((他の作品では投げキャラは一部制約があったが、本作での投げキャラである完二も行える(ただし初速が遅い、移動距離が少ないという制限有り)。))。また、ボタン同時押しによる特殊システムが多い。
---詳細は下記するが、ボックス上に配置されたボタンで斜め同時押しによる入力はなく、また全体的にボタン横同時押しは防御に使うシステム・ボタン縦同時押しは攻撃に使うシステムが配されている。投げはCボタン+Dボタン同時押し。
-''連打コンボ''
--本作の代表的なシステムの一つ。Aボタンを連打するだけで通常技による連続攻撃から必殺技(スキル)、ゲージがあればスーパーキャンセルを行って超必殺技(SPスキル)まで自動でコンボを行う。
---ボタン連打時の通常技による連続攻撃は専用のもので、アーク製の格ゲー同様別の通常技を出していくことでコンボを繋げることも可能。
-''逆ギレアクション''
--こちらも本作の代表的と言えるシステム。BボタンとDボタン同時押しで繰り出せる必殺技。この入力で出せる必殺技は、いわゆる昇龍拳や、相手の攻撃を受け止めて反撃する当て身技など、相手の攻撃をかわしつつ反撃を当てる性能の技になっているのが特徴。
--ガード中に逆ギレアクションの入力を連打するだけでも相手の攻めを切り返すことが可能であり、連打コンボ同様初心者に優しいシステム。ただし、使用した時点で体力がやや減少する上に、防がれた場合のフォローは利きにくく、フェイタルカウンター((特定の技でカウンターヒットさせるとフェイタルカウンターとなり、そのコンボ中はのけ反り時間・受身不能時間が増加するためコンボが繋がりやすくなり、大ダメージコンボが狙える。))というシステムもあって読まれると大ダメージを被ることになりやすい。
-''スキル''
--いわゆる必殺技。使うコマンドはほぼ全キャラ((一部キャラはレバーを2回下に入れるコマンドの必殺技がある。また美鶴はいわゆる「タメキャラ」。))が波動コマンドまたは竜巻コマンドで、超必殺技にあたるSPスキルも波動や竜巻を二回入れる真空コマンド。昇龍コマンドは本作で入力する必要はない。
--SPスキル一回分の半分のゲージを消費していわゆるEX必殺技にあたる必殺技の強化版・スキルブーストが出せる。
-''覚醒''
--体力が約3割以下になると、原作にもあった目元のカットインが画面に現れ、覚醒状態になる。
--覚醒状態になると、一部ダメージがカットされ実質的に体力が増加・SPゲージが50(SPスキル1回分)最大容量ごと増加(100→150になる)・また覚醒状態でしか使えないSPスキルが使えるようになるなどの有利な効果が得られる。
--コンボを受けている間は覚醒状態にならないため、覚醒する前にいかに体力を減らすかも戦略の一つ。
-''バッドステータス''
--一部の技にはバッドステータスを付加する効果があり、これを付けられると一定時間行動が制限される。例えば移動を制限される「感電」や、レバー入力が逆になる「混乱」など。目新しいシステムではないが、RPGの持つシステムを格ゲーに取り入れている一例。
-''その他代表的なシステム''
--原作での「総攻撃」の演出を使った「ボコスカアタック」という特殊攻撃がある。Aボタン+Bボタンと押すと発動でき、「発生は遅いが相手の攻撃を防ぎつつ出せる中段技」というガード以外での回避が困難・かつヒット時は追加入力でボコスカラッシュ→ボコスカフィニッシュという特殊な連続攻撃で追撃できる強力な攻撃。ただし、ガードされた時の隙はとても大きい。
---ちなみにレバー下+A+Bと入力すると発生が早くダウンを奪える下段技である足払いが出せる。
--GGXXでのロマンキャンセル(BBでのラピッドキャンセル)は、ワンモアキャンセルという名前で登場している。同じく超必殺技(SPスキル)1回分のゲージを消費。
--バーストはGGXXとほぼ同じ。本作ならではの仕様として、ワンモアキャンセルと同じく攻撃中の硬直をキャンセルできるワンモアバーストがある。
--アーク製の格ゲー恒例の一撃必殺技あり。勝てば試合を決められるラウンドでSPゲージが100あればそれを消費して使用できる。しかし、発生が遅いため確定する状況はかなり少ない。
-''実況''(ナビ)
--P4本編で、特別捜査隊メンバーでナビを担当する非戦闘員だった久慈川りせは、本作でも使用可能キャラとしては登場せず、対戦中にプレイヤーの行動に対して褒めたり励ましたりたまに難癖つけたりとコメントを付けてゲームを賑やかにしてくれる役割として登場する。
--当初はりせのみだったが、後に原作でもナビを務めたクマや美鶴、陽介やアイギス、同じく非戦闘員キャラでP3のナビ担当だった風花、P4の人気キャラだった菜々子から選べるようになった。うるさい場合はOFFにも設定できる。

**評価点
-初心者にも上級者にも楽しめる間口の広さと奥の深さ
--初心者にも嬉しいシステムを多数採用しつつも、限られた技数の一つ一つの性能は練り上げられており、様々な使い方・コンボルートを内包させた調整は見事。稼働から一年経っても未だに研究が続いていたほど。
--条件を満たせば一撃で相手を倒せるSPスキルがある反面、あまりコンボ火力が伸びないとされていた直斗が、探偵キャラらしくシステムの欠陥を突くことで一転、即死級の威力を持つループコンボ(通称マヨナカハードル走)が発見されたという「''それなんて[[世紀末>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/258.html]]?''」な幸運(?)な出来事にも恵まれた。
---ちなみにそれでも直斗はキャラランクでは下のほうに位置している。

-良好なゲームバランス
--稼働後に一度の調整を挟んだもののその結果として、全キャラともに強力な技を多数有しながら極端に強すぎるキャラクターや技は存在せず、キャラの性能差は確実に存在するもののどのキャラを使っても安定したバランスで対戦を楽しめるように作られている。
--この点は『GGXX』や『BB』で何度も調整を繰り返したことで得られたノウハウが生かされた完成度と言えるだろう。

-原作譲りの魅力的なキャラクター
--スタンダードな主人公((本作では鳴上悠というアニメ版と同じ名前が使われている。))、スピードキャラの陽介、接近戦特化の千枝、遠距離戦が得意な雪子、投げキャラの完二、トリッキーに立ち回るクマ、罠を置いて画面を制圧する直斗、
--オルギアモード時の攻撃力が高いアイギス、長いリーチで中距離戦で無類の強さを誇る美鶴、近距離での多彩な技を使ったラッシュで殴りまくる真田、攻めるごとに攻撃力が上がり、時には触っただけで試合を決める破壊力を発揮するラビリス、タナトスにひたすら攻撃させて自分は仕事しないエリザベス、アークお得意の二体同時操作キャラのシャドウラビリス…と個性豊かなキャラが一通り揃っている。
--ナビに関してもキャラ・台詞パターンともに豊富かつ嫌味は薄めで飽きにくい。
---…たまにリバーサルバーストをガードされた時に「ナイスバースト!」と言ってきたりすることはあるが。これが原因で「煽りせちー」なるネタも誕生した。

-グラフィック・BGM
--『BLAZBLUE』の製作チームが制作しただけあって、2Dアニメーションのキャラクターと3DCGの背景という組み合わせた画面となっており、どちらも時代相応に美麗なグラフィックとなっている。
---キャラクターのモーションやスキルは原作にあったものが使われているものも多く、その意味でも原作はきちんと生かされている。
--登場人物がほぼ全員仲良しなせいか、演出は全体的にポップで明るい。
--BGMは原作P4で作曲を担当した目黒将司が担当。実際にはP4でサブとして担当していた喜多條敦志が多くのBGMを作曲しているが、それでも良曲は数多い。

**賛否両論点・問題点
-安定のアークゲーと言うべきか、起き攻めに偏ったゲームバランス。
--特に番長と千枝の「ダウン奪ってペルソナを重ねて相手を拘束しつつ本体でローリスクな二択をかけてダウン奪ってループ」という流れは批判されやすい。
-新規タイトル故にキャラも1キャラあたりの技の現在の格ゲーにしては少なめ。この点を持って飽きが早いと感じるプレイヤーも見られた。
-原作から来た格ゲー未経験者でも軽快に動かせるように考慮されたゲームシステムだが、全力での対戦となると長いコンボレシピを覚えたり複雑な操作を要するなど、格ゲーへの慣れとそれなりのやり込みは不可避。

**総評
『ペルソナ4』(または『ペルソナ3』)のキャラゲーとしても、一作の格闘ゲームとしてもそつなくまとまった完成度の高い良格ゲー。~
コンボゲーとしての難易度も低めで格ゲービギナーにも向いており、かといって必要以上に底が浅いわけでもなく、格ゲーに興味のあるプレイヤーなら幅広く薦めることができる作品。
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*BRAVELY DEFAULT FLYING FAIRY
【ぶれいぶりーでふぉると ふらいんぐふぇありー】
|ジャンル|ロールプレイング|&amazon(B008F29CRM)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|発売元|スクウェア・エニックス|~|
|開発元|シリコンスタジオ|~|
|発売日|2012年10月11日|~|
|価格|6,090円(税込)(ダウンロード版: 5,400円)|~|
|レーティング|CERO:C(15歳以上対象)|~|
|コンテンツアイコン|セクシャル、犯罪|~|
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#contents(fromhere)

**概要
『光の4戦士』のスタッフが再結集して手掛けたスクエニの新作RPG。日本製RPGとしての原点回帰と温故知新が強くアピールされている。
世界に存在する4つのクリスタル、白魔法や黒魔法を始めとした魔法、ジョブシステムなどSFC以前のFF作品の影響を強く受けている。
一方でブレイブ&デフォルトによる戦略的な戦闘など新しい試みも含んだ意欲作である。
発売前には体験版によるプロモーションを積極的に行い、ユーザーの意見を募集していた。

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**ストーリー・キャラクター
#region(パーティーキャラクター)
''ティズ・オーリア''(CV:斎賀みつき)
-16歳。正義感が強く、穏やかで心優しい純朴少年。辺境の村ノルエンデで羊飼いをしていたが、突如世界に空いた大穴に飲まれ、村は壊滅。絶望的な状況の中、奇跡的に一命を取り留め、ほど近くの国カルディスラに保護された。村唯一の生き残りとなった彼は、故郷の復興を決意。故郷を破滅に追いやった闇の侵攻を食い止めるというアニエスと出会い、彼女の旅に同行する。
''アニエス・オブリージュ''(CV:小清水亜美)
-17歳。使命感溢れる健気な少女。古より信仰を集めるクリスタル正教。信仰の対象である4つのクリスタルの中の、「風のクリスタル」を司る巫女。世界に氾濫した闇の力により神殿は飲まれ、彼女を助けるために尽力した修道女たちはみな命を落とした。生まれて初めて1人で神殿を出た少女は、クリスタルの精霊に導かれ、クリスタル解放の旅に出る。
''リングアベル''(CV:竹内良太)
-18歳(?)パーティの兄貴分。世界中の女性を口説き落とすため世界各国を巡る、と軽口をたたく彼だが、実はかすかに残る記憶を頼りに、自らのルーツを求めて旅を続ける苦労人。気付いた時には既に手に持っていた「Dの手帳」そこには、なぜか彼の行く先々のことが予言されていた。Dの手帳に記されていた3人の名前を頼りに、彼らの旅に同行することとなる。
''イデア・リー''(CV:相沢舞)
-15歳。正義感溢れるおてんば少女。クリスタル正教を否定し、「アンチクリスタリズム」を提唱する国家、エタルニア公国を治める元帥の1人娘。巫女討伐に向かった初めての任務で、公国が推し進める非道な行いに愕然となり、反旗を翻し、ティズ達の旅に同行することを決意する。
#endregion

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**特徴・評価点
-世界観
--街やダンジョンの背景などを筆頭としたファンタジーの世界観は見事。携帯機ながら余すこと無く再現されている。
--王道ストーリーの中に「正義とは何か」「世界を救うとはどういうことか」を深く描いたシナリオも好評。
--Revo氏によって作られた音楽は総じて高いレベルで纏まっている。「彼の者の名は」を始めとした戦闘曲や「艶花の国」などの街の曲は特に人気が高い。
-ブレイブ・デフォルト
--戦闘はターン制によって行われるが、「デフォルト」によりBP(ターン内行動数)を貯め、「ブレイブ」でBPを消費してターン内の行動回数を増やすことができる。BPは通常最大で+3まで貯められ、前借りによる開幕4回行動なども可能、BPに関わる多彩なジョブアビリティも相俟ってより戦略の幅を広めている。
-ジョブチェンジシステム
--20種を超えるジョブが存在し、それぞれ対応するアスタリスクと呼ばれるアイテムの所持者を倒すことで入手する。FF5などでも登場するシステムである。手に入れたジョブはキャラ毎に設定でき、自分好みのパーティを構成することが可能。
--ジョブのレベルを上げる毎に「コマンドアビリティ」と「サポートアビリティ」を獲得し、他ジョブと一部を組み合わせることもできる。
-通信機能
--通信機能により他プレーヤーを助っ人に使えたり、未習得アビリティをシェアするというシステムが存在する。ストーリーにも関わっており心憎い展開も。

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**問題点 
-戦闘画面におけるUIが使い難い
--特にゲーム序盤から中盤にかけては、「ブレイブ3回→たたかう4回→キャラ4人分を繰り返す」というケースも多く、1ターンで膨大な数のコマンドを入力することになる。
--アイテム選択などが一列しか表示されず、項目が増えると操作が大変。
--状態異常や能力低下効果を確認するのに手間が掛かる。また能力上昇効果・低下効果がどの程度の影響をしているのか、上限に達しているのかが分かり難い。
-セーブデータを1つしか保存できない
--やり込みが多いRPGでこれは致命的ともいえる。開発曰く通信の都合のためとのことだが、1つというのは些か少なすぎる。

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**賛否両論点
ストーリーが一部不評
#region(ネタバレ)
中盤以降同じイベントを繰り返させる展開は賛否両論。またストーリーにおいて「あのキャラが実は…」的どんでん返し要素があるため、事前にネタバレしてしまうとストーリーの楽しみがある意味半減してしまうという難点も。
#endregion

-戦闘における火力インフレ
--中盤以降強力なアビリティが手に入り、味方が敵に与えるダメージが著しく上がってしまう。簡単にカンストダメージ(9999)に達するのに対し、ボスなどのHPの上限値が低く(数万程度)、大味な戦闘だと感じる意見も多い。
-ジョブごとの格差
--アビリティ1つ1つが強力な導師などがいる一方、単体で使い難い魔法系の職やシステムとの相性が最悪といってもいいソードマスターとのジョブの強さの違いが目立つ。
--ただし他ジョブのアビリティと組み合わせたり火力のインフレも手伝って、考えることで上手く運用することはできる。
-必殺技について
--「キャラ別に必殺技用のテーマ曲が流れ、流れている間は有利な効果が持続する。曲が切れる前に他のキャラが必殺技を出すと、初めの必殺技の効果を持続延長しつつ次の必殺技の効果も上乗せされる。」というものだが、必殺技発動中は戦闘の早送りができずテンポが悪化してしまう。ゲーム後半では火力のインフレも凄まじく、相対的に使う機会は少なくなってしまう。
--ある程度カスタマイズできるため、回復特化型などにすることで後半でも十分な運用は可能。なお必殺技の演出・音楽自体は比較的好評のようである。
-ノルエンデ村復興について
--すれちがい通信を利用することよってノルエンデ村を復興させていくが、すれちがいができないと復興が捗らない。
--ノルエンデ村復興によって購入できる武器が店販売のものに比べ強すぎる。特に中盤以前でも手に入る「天使の弓」はゲームバランスを変えてしまう程。
--インターネット通信を利用して復興に関わる人数を増やすこともでき、また必ず進めるべき要素ではないので一種の救済措置として見る面が強い。

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**総評
2012年に古き良きRPGの回帰として本作は発売された。しかし昔のスクウェア・エニックス作品の良いところを導入しつつも、ブレイブ・デフォルトのように新しい試みをするという姿勢を感じられる。ユーザーの意見を募り内容へフィードバックさせるという、プロデューサーの浅野智也氏を始めとしたこの制作姿勢も高い評価を得ている。ところどころ粗はあるがRPGとしては高水準で構成され非常に期待できるタイトルとなった。

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**余談
-通常版と同時にストア専売で限定版が発売された。本作の他にサントラ、アートアルバム、3DS用プロテクトケース、特大ARポスターが付属。
-PC用ブラウザゲームとして本作の外伝作品「BRAVELY DEFAULT PRAYING BRAGE」のサービスが開始された。
-サントラの他に、今作で音楽を担当したRevo氏によるボーカライズアレンジを盛り込んだCDが2枚発売された。その後コンサートを開催、同舞台のBD・DVDも発売されるなど音楽面でも大きな動きを見せている。
-本作発売後スクエニメンバーズのサイトにてアンケートを行い、100の改善案として発表された。続編が作られることがあれば意見が盛り込まれるかもしれない。
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