*流星のロックマン3 【りゅうせいのろっくまんすりー】 |ジャンル|ブラザーアクションRPG| |対応機種|ニンテンドーDS| |発売・開発元|カプコン| |発売日|2008年11月13日| |定価|5,040円(税込)| ロックマン20周年として発売された「流星のロックマン」のシリーズ三作目。 :特徴| それまでの流星のロックマンでは「BGMとストーリーはおおむね良いがシステムに難がある」という評価が大半を占めており、カプコンは「もう一度何をしたかったのかを振り返った」と証言しており、今作ではシステムン面に大幅な改良が施されている。 -妙に高かったエンカウント率の調整。 -いつでもどこでも変身が可能になった (前作までは一部の例外を除き、「ウェーブホール」と呼ばれる場所でしか変身ができなかった。エンカウント率の高さも相まって探索が非常に面倒であった)。 -今作での新システム「ノイズチェンジ」は11種類あり、BLACKACE/REDJOKERの両バージョンでも11種類の変身が可能。ただし両バージョンにて変身しやすさが異なっている。 -イリーガルカードデータシステム搭載。 これはバトル終了の際に’ノイズ率’が100%を超えた状態で終了すると本来手に入るはずであったカードが突然変異を引き起こし、全く関係ないカードが手に入るというシステム。これによって手に入ったカードには、前作で使われていたカードや各種類のカードの最強系、何かと便利なカードなど様々な種類がある。 --しかし非常に種類が多いため、「これを手に入れたい」というカードがあっても基本的に手に入るかは運任せであり、なかなか手に入らないという事態も珍しくない。 まるで物欲センサーのように反応する。 -カードのシステムにも改良があり、「カードのサイズ」&「サポートユーズ」という概念が搭載された。そもそも流星のロックマンではカードの大まかな種類があり、 「スタンダード」「メガクラス」「ギガクラス」という三種類あり、スタンダードよりもメガが、メガよりもギガが強い(特殊な例外もあるが)という傾向のため、前作までは「メガやギガをしこたまぶち込めばよい」という事態が発生していた。 しかし3では、バトルカードのカスタム画面にて、カードのサイズの概念があり、スタンダードよりもメガが、メガよりもギガのカードの面積が大きくなっており、「カード同士が重なる」現象が発生した。 この状況下では重なって下に落ちたカードは普通に使うことができない代わりに、カードの属性によって別のカードとして化けさせる「サポートユーズ」か、 そのカードを普通に選ぶ代わりにそのターンではそのカード以外選ぶことができなくなる「シングルユーズ」という二種類の選択肢がある。当然ながら面積が大きいと重なりやすくなってしまうためメガギガ優遇に歯止めがかかった。 --とはいってもメガギガの単体能力は落ちたわけではない。 だが代わりにスタンダードにて個性的でうまい状況下では強力なカードになるというカードが増えた。これもメガギガが使われにくくなった理由である。 -もちろんBGMやストーリーも相変わらず良作。主人公星河バルの成長がよくわかる。 :難点| -カードの種類が増加しすぎたため、集めるのに時間がかかる。 -ノイズチェンジの条件も「ランダムで襲ってくるGウィルスを始末することでランダムで発現する」システムのため、とにかく狙った時に出にくい。 :総評| 見事に前作までの短所を片付け、さらに新しいシステムまで搭載したため実際にプレイしたユーザーからの評価は抜群に高い。 …だが前作までで流星のロックマンをやめてしまったプレイヤーも多い事実もある非常に惜しい。 ストーリー上では(おそらく)完結したが、その完成度の高さから続編の希望が(実際にプレイしたユーザーから)後を絶たない。 :余談| ニコニコ大百科にて、以前までは項目の数が少なかったのだが最近(2013年6月時点)にてなぜか項目の数がドカンと増えた。