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PUNCH-OUT!! - (2010/04/30 (金) 08:03:53) のソース

**PUNCH-OUT!!
【ぱんちあうと】
|ジャンル|スポーツアクション(ボクシング)|~|
|対応機種|Wii|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|Next Level Games|~|
|発売日|2009年7月23日|~|
|定価|5,800円|~|

//加筆修正求む

**概要
-アメリカ合衆国ブロンクス出身の若者、リトル・マックがボクシングのチャンピオンを目指すべく戦い抜くというストーリー。
-任天堂発のボクシングゲームシリーズの一つで、家庭用機においては3本目にあたるが内容的には初代パンチアウトのリメイクである。
-どちらかと言えば日本よりも海外の方が高い人気を誇っている。メトロイドやソニックのような「日本ではそこそこだが、海外では抜群に知名度が高い」典型的パターン。
-ちなみに前作「スーパーパンチアウト」からは実に''11年ぶりの新作''。北米では30万本以上と、同国で発売されたモンハン3初動並の売上本数を記録している。

*内容
**システム関連
-モードは主に2つあり、各国の選手達と戦うチャンピオンシップ、一度戦った選手と何度でも試合できるエキシビジョンが用意されている。基本的に前者を中心にプレイする事となる。
-試合ではブロック、ダッキング、左/右スウェーといった3つの回避技を駆使しつつ、敵の選手と戦う。
-マックの攻撃手段はジャブ、ボディブローの2つのみ。しかし特定のタイミングで相手を殴ると「スター」を獲得し、数に応じて強烈なアッパーを喰らわせる「スターパンチ」が使用可能。最大の3つまで溜めてから打てば一気に大ダメージを与えられるが、当てる前に敵の攻撃を喰らうとスターを失う(スターパンチ中でも喰らえば中断されてしまう)。
--このスターパンチは元々セコンドのドック・ルイスの必殺技でもあり(元プロボクサーという設定)、北米版でのみ配信されたWiiウェア版ではスパーリング中に披露。こちらは元プロだけあってか''一撃必殺''である。
-相手の頭のまわりに物が回っていれば気絶した証拠。この間はパンチ当て放題となる。これをラッシュという。
-ちなみに試合中、特定のタイミングや条件を満たした時にパンチ(orスターパンチ)が当たれば敵をダウン、あるいは一撃ノックアウトさせる事が可能。選手によってその条件は大きく異なる。
-試合中、画面左上には現在のスタミナを表す数字の書かれたハートが表示されており、主にマックのパンチを防がれたり攻撃を喰らうする度に減少(ジャブをブロックしても1ぐらい減る)。スタミナが0になるとマックがバテてしまい攻撃できなくなってしまう。回避能力は生きているので敵のパンチを避けることは可能。成功すれば全回復する。
-試合は1R3分形式の全3Rで行われるが、タイムの減りは現実と比べて早い。ラッシュをかけている間だけ減りが極端に遅くなる。

**キャラクター関連
-敵となる選手達は基本的にファミコン版準拠だが、「スーパーパンチアウト」からの出演や新規キャラクターも追加されている。以下、大きな変更点の加えられたキャラ・新キャラについて。
--新規選手のディスコ・キッドはマックと同じアメリカ出身だが、何を勘違いしたのかダンサーからいきなりボクサーに転身するという不思議な経緯。更に''試合中の声や動きがいちいちバカっぽい、尚且つうざい''ものが多く大変ネタに満ち溢れており、ニコニコのプレイ動画では「''キモうざい''」という新ジャンルを開拓するに至った。ちなみに後述の2周目ではもっとキモうざくなる。
--ピストン・ホンドーはファミコン版の「ピストン・本田」のリファインだが、名前以外にこれと言った変更点は無い。ちなみに各選手は出身国の言語で喋るため、日本語音声はホンドー一人だけである。
--ドン・フラメンコは出身がスペインだけに、挑発やパフォーマンスが闘牛士を思わせるものになった。ファミコン版と比べてイケメンになった
//が、''頭の髪はヅラにされてしまった(しかも試合中に外れる)''。ファミコン版ではカツラという設定は一切無い。''彼が何をした。''
//ファミコン版からヅラです。のでCOにしておきます。
--特に大きく変わったのがアラン・ライアンである。スーパーパンチアウトでは真っ当な選手だったはずなのに、今回は''試合中に頭突きをかます''といったラフプレー中心のヒールと化した。2周目ではエルボーにロープ振り回しと最早プロレスそのもので、お前出るスポーツ間違えてるだろと言わざるを得ない。そしてレフェリー仕事しろ。

**ベルトまでの険しい道のり
//ちなみに標準的であろうヌンチャクプレイ基準。横持ちや板プレイは知らん
-最初の頃は適当にパンチしているだけで勝てるので、余裕を持って楽しみながら試合ができるだろう・・・と思ったら''大間違いである''。
-4人目の相手となるキング・ヒッポーから難易度は一気に上昇(ファミコン版でも多くのプレイヤーにとって大きな壁だった)。ただ普通にパンチしただけでは全部防がれてしまうので、相手の攻撃を見切るという事が今まで以上に重要となる。後半なんて余裕もへったくれも無い。
-中には初見で動きを把握することが難しい敵も多く、トレーニング無しの一発勝負で勝てる見込みは薄い。
--もっとも、トレーニングで予習しても実戦ではスタミナや実際のダメージ量といった問題が付きまとうので、決して楽勝とまではいかない。そもそも''一瞬のうちにパンチしてくる''敵までいるので最終的にプレイヤー自身の動体視力も必要となる。
-極めつけが最後に立ちはだかるMr.サンドマンである。ラスボスとはいえ他の選手達とは一線を画す強さで、パンチが''異常に早い''。一撃が''痛い''。''ちょっとよそ見していたらいつの間にか一発喰らっていた''程である。モーションが短いから避けるのにも一苦労なのに、更にフェイントまで入れてくるんだからたまったもんじゃない。しかもタフ。
-しかし、このゲームの選手達は完全パターンで動いているため(ダウンを取るごとにある程度変わるが)、しっかり頭に叩き込んだか否かで難易度は大分違ってくる。サンドマンも例外ではなく、スピードこそ速いが何度も戦っていくうちに目が慣れていくはず。倒れても諦めるな。
-サンドマンを打ちのめせば、見事念願のチャンピオンとなれる。そしてエンディングへ・・・・・・だが、''俺達の戦いはこれからだ!''

**本気の2周目
-ED後、いわゆる2周目にあたる「防衛戦シリーズ」がスタート。以前にも増して強くなった選手達と再び戦うことになるのだが・・・
-その難易度は極端な話「''全員ラスボス''」と言ってもおかしくないもので、気を抜くとあっさりベルトを返上するハメになってしまう。以下、特に恐ろしい選手達。
//他にも「こいつ忘れているだろ」というのがあれば加筆してください
--フォン・カイザー。他の選手に比べれば大人しめの方だが、ダウンから起き上がった直後に一撃必殺の振り下ろしナックルを繰り出すようになっており、多くのプレイヤーの度肝を抜いた。
--ピストン・ホンドー。ラッシュ攻撃にフェイントを混ぜてくる上に一発の威力が高いので、一度ブロックをしくじると一気にダウンへ持ち込まれてしまう。
--ボールド・ブル。ファミコン版と同じく''普通のパンチだけではダウンしないうえに、ブルチャージのカウンターでもダウンしなくなった''しかもブルチャージの「突進開始→アッパーカット」までの流れが異常に早くなっているため、カウンターはおろか普通に避けることさえも難しくなっている。
-そしてあのサンドマンはと言うと、まさかのマイク・タイソン化。ファミコン版におけるタイソンの代名詞であった殺人高速アッパーを思わせる超高速のアッパーカットを繰り出すようになった。そのスピードたるや''全選手の中で最も早く''、予備動作のウィンクで避ける方向が分かっても僅かに遅れただけで餌食となる。
--しかもダウン起き上がり、マック起き上がり直後に必ずこれを使う。そのため下手を打つと延々とハメられる可能性が高い。
-だが結局はパターンなので、何度も立ち向かっていくことで必ず打開できる作りとなっている。後は動体視力だけである。

**総評
-総合の難易度こそ高いが、決して無理ゲーレベルでは無い。要は慣れと根気である。
-しかしそれだけに若干人を選ぶかもしれない。