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ダライアスバースト - (2011/08/01 (月) 19:59:48) のソース

*ダライアスバースト
【だらいあすばーすと】
|ジャンル|横スクロールシューティング|&amazon(B002MZYERG)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|タイトー|~|
|開発元|ピラミッド|~|
|価格|UMD版:5040円&brダウンロード版:4000円|~|
|発売日|2009年12月24日|~|
|>|>|CENTER:''[[ダライアスシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/225.html]]''|

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#contents(fromhere)
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**概要
1985年に第1作がリリースされ、美しい背景と独創的なサウンドが組み合った演出がシューターを魅了した、タイトーの人気STG『ダライアス』シリーズ。~
本作は1997年の『[[Gダライアス]]』以来、12年ぶりの新作となったシリーズ第5作の作品である。~
長い間隔を経たうえでの新作・2009TGSではデモ映像のみの出典・「魔物が潜む(クソゲー率が高い)」と言われる年末の発売などといった不安要素が重なり、発売前の期待度はお世辞にも高いとは言えなかった。しかし、発売後は予想以上の丁寧な作り込みによって往年の作品には及ばずとも徐々に評価を伸ばしていくことになる。

メカデザインに『機動戦士ガンダム00』の海老川兼武と柳瀬敬之を、主人公「Ti2」と「リーガ・プラティカ」のキャラクターデザインに『スカイガールズ』『ストライクウィッチーズ』の島田フミカネを迎えている。
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**ゲームシステム
***基本システム
-シンプルな即死制横スクロールSTG。メインショット・対地ボム・全方向バリアを、それぞれ赤・緑・青玉を取得して強化していくパワーアップ体系は歴代作と変わりない。
--メインショットは赤球を取得することでパワーアップ(同時発射数と当り判定強化)していき、一定数を取得することで連射性能に優れた''「ミサイル」''→敵貫通能力を持つ''「レーザー」''→地形貫通能力を持つ''「ウェーブ」''と、お馴染みの三段階変化を行う。今作ではウェーブは敵を貫通しなくなってしまったが、その分火力は向上している。
---新要素として''敵弾の相殺''が可能となっている。ミサイルならミサイル、レーザーならレーザーと、同じ種類の攻撃をぶつけると弾が消滅する。このため「このボスはレーザー主体だからあえてウェーブにパワーアップしないで挑む」という戦略も生まれた。
---ただし「あえてウェーブにパワーアップしない」戦略自体は過去作でも存在していた。
--''全方位バリア「アーム」''は耐久力が「蓄積」されるようになり、青玉をとればとるほど耐久力が増加、最大68発分の耐久力を獲得することが出来る。ただし自機の当たり判定は大きく、敵の攻撃は難易度相応に激しくなるため、過度に易しくはなっていない。ZONEクリア時には残存アーム一枚につき3000点のスコアボーナスも出る。

***得点システム
-敵を連続で倒すごとにレート(倍率)が上昇していき、最大16倍となる。つまり「素点1000点の敵をレート16倍の状態で倒すと16000点」となる。
--撃破間隔が短いほどレート上昇速度も速くなるため、いかに敵をおびき寄せて一気に叩くかが重要。ただし被弾するごとに(アーム一枚ごとに)レートは一段階ずつ下がり、ミスすると即1倍に戻るため、状況の見極めが大切となる。
-シリーズではお馴染みの編隊ボーナスも完備。編隊を組んだ敵を全滅させることで追加ボーナスが入る。

***バーストビームと設置バースト
-''バーストビーム'':対応するボタンを長押しすることで、自機直前にリング状のバーストユニットが出現し、高威力で殆どの敵弾を相殺できるバーストビームを照射する。
--高威力ではあるが燃費がかなり悪い。基本的には後述の設置バーストを使用することになる。
-''設置バースト'':対応ボタンを2回短く押す事で、その場にバーストユニットを設置する事が出来る。ショットボタンを離した状態で移動すると対応して発射角度が変化し、ショットボタンを押し続けることで照射方向が固定される。
--威力は通常発射時より若干下回るが、バーストゲージ消耗量は通常発射時より少ない。敵の攻撃をしのぐ盾にすることが出来る。
-バーストは''バーストゲージ''の続く限り照射可能。ゲージは「敵を倒す」「敵弾を相殺する」ことで回復するため、設置バーストに敵弾を食わせる=盾にするように配置すれば照射時間を稼ぐ事が出来る。弾幕を展開してくるボスや大量のザコ編隊を相手にするときはこの点を意識すると格段に楽になる。

-また、敵にも同様にバースト砲を装備している機体が存在する((敵のバースト砲は色が赤いのが特徴。見た目がビーム風でも、色が赤くないものはバースト砲ではなくカウンターもできない。))。敵のバースト砲を食らってすぐにこちらもバーストビームを放つ、もしくはビームに割り込みつつバーストビームを放つと、敵のバースト砲を吸収して一方的に攻撃ができる''バーストカウンター''が発動する。
--『G』のαビームカウンターの流れをくむ要素。連打は無くなったが、成立させるためのタイミングは比較にならないほどシビア。常人では「食らった事を認識してから反応する」ことは不可能であり、あらかじめ一連の操作タイミングを身体に覚えこませることになる。
--成功すると自機から黄色いバーストビームが発射され、通常の水色のバーストビームを上回る威力で一方的な攻撃ができる。タイミングがずれると両者のバーストビームが中央で相殺しあう状態となるが、そのままではこちらのバーストゲージが切れると同時に押し切られてダメージを受けるので、即座に逃げよう。
--基本的には、初心者が無理をしてまで狙う必要は無い要素。しかしある程度コツを掴んでくると「敵の攻撃を必死に避けるよりも、バーストカウンターで一気に勝負を決めるほうがむしろ安全度が高い」という境地に至る。更にこれで敵を倒すと獲得スコアに4倍の補正がかかるため、スコアにこだわるプレイヤーにとっては確実に成功させる事が前提となる(レート16倍で素点1000点の敵を倒す場合、16000×4=64000点を獲得できる。編隊ボーナスも4倍に)。

本作はこのバースト、とりわけ設置バーストの使用を前提としたゲームバランスが組まれており、如何に設置バーストの自由度を生かした攻略パターン・得点パターンを編み出すかという楽しみが生まれている。
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***自機選択制
シリーズおなじみの機体「シルバーホーク」は3種類が用意されており、クリア状況によって解放されていく。最初から使用可能のレジェンド以外、ネクストはアーケードモードを条件なしで1ルートクリア、オリジンはバーストモードをクリアすると使用可能となる。~
-''レジェンドシルバーホークバースト'':従来のシルバーホークを外見・性能共に踏襲した赤い機体。戦闘用AI端末であるTi2が搭乗する。
--対地ボムは誘導性能なしの投下・打ち上げ型で、最高パワーアップ時には4方向に発射される。高威力で後方の敵も攻撃できる。
--設置バーストは「自機の逆方向へ照射角度を変える」ように動く。自機は後方に下がってバーストビーム主体で敵を倒す攻撃的な使い方が有効。
-''ネクストシルバーホークバースト'':外見が一新された新たなるシルバーホーク。人間の搭乗を前提としており、リーガの搭乗機として活躍する。
--ボムは誘導性のあるミサイルになっている。誘導性能はかなり優秀だが、火力はやや低い(それでも雑魚なら一撃)。また発射方向は前方固定であるため、後方への対応力はレジェンドに劣る。
--設置バーストは「自機の方向へ照射角度を変える」ように動く。自機は前方に出てバーストビームに援護射撃を担当させる防御的な使い方が有効。
-''オリジンシルバーホーク'':基本性能はレジェンドと同じだが、バーストユニットが使用不能の上級者向け機体。
--おまけ要素として、ショット音等一部の効果音が初代ダライアスのものに変更される。ミッションモードでは初代のBGMが流れたり、アイアンフォスルのデザインが初代仕様になるステージも存在する。

レジェンドとネクスト。扱いやすいほうを選択することで相対的に難易度を低下させられるのがポイント。~
物足りなくなった人には高難易度のオリジンという選択肢も存在する。
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**ゲームモード
-ゲームの難易度は三段階から選択可能。ミス時のパワーダウンは緩くなり、難度ハードでのみ1アイテム分づつ下がっていく。イージーではアームが三つの状態で復活、ノーマルではパワーそのままアームなしで復活。
--全体的なゲームバランスも良好で、『[[外伝>ダライアス外伝]]』のクラスティハンマーや『G』のアブソリュートディフェンダーのような「出現地点がおかしい」「ボンバー前提の猛攻をする」ボスもいない。
-全モードのリプレイを観賞できる''リプレイモード''も搭載されている。

***アーケードモード
-歴代と同じく、樹形図状に枝分かれするステージを攻略していくモード。コンティニューに制限はないため、初心者でも「とりあえずのクリア」は出来る。歴作とは違いルート別の難易度がはっきり示されている点も嬉しい((ルート分岐図で、上にある方が楽なルートである。))。
-全5ステージ。ゾーン数はA~Kまで、計11。残念ながらゾーンの総数は、『ダライアス』としては少ない方である。以下、ダライアスを語る上では外せない海洋生物型巨大戦艦と、特徴的な演出を紹介する。

#region(おさかな天国)
-1stSTAGE / A ZONE:''アイアンフォスル''…久々に第一ステージのボスとして登場したシーラカンス。難易度ハードでも控えめの強さで、初心者の練習相手に最適。
-2ndSTAGE / B ZONE:''マッドホイール''…外殻部分に多数の可動式砲台をとりつけたオウムガイ。いかに速く殻を壊して高速弾を減らせるかが勝負の分かれ目だが、全部破壊するのは意外と難しい。スコアアタックでは工夫が必要となる。
-3rdSTAGE / C・D ZONE:''ライトニングフランベルジュ''…初心者の壁となるノコギリエイ。巨体と無数のレーザー、そして艦体中央のノコギリビームで圧殺しようとしてくる。こちらのショットをウェーブまでパワーアップさせずに、敢えてレーザーにとどめておくと若干ラクに戦える。
-4thSTAGE / E・F・G ZONE:''ミラージュキャッスル''…本作1の萌ボスと評判のハリセンボン。最初は本体が見えないほどの外装をまとって登場し、多彩な砲撃を仕掛けてくる。外装がはがれると本体の登場となるが、こちらも癖のあるホーミングレーザーを放つ難敵。
-FinalSTAGE / H ZONE:''ハングリーグラトンズ''…ラスボスに昇格して帰ってきたピラニア。「グラトンズ」の名の通り、今作では無数の子ピラニアと子機、照射レーザーの複合攻撃を仕掛けてくる。画面奥で子ピラニアに指示を出す姿と、まるで[[インベーダーゲーム>スペースインベーダー]]の様な動きを見せる子ピラニアが見どころ。
--H・Iゾーンは『外伝』の最終面と同じく、BGMがサビに入るところでボスが出現、そのままBGMが転調して流れ続けるシンクロ演出を採用している。特にこのHゾーンのシンクロ率は高く、「The world of spirit」は「ピラニアの曲」として親しまれている。
-I ZONE:''サウザンドナイブス''…背びれをまるでフィン・ファンネルの様に切り離し、多方面から攻撃を仕掛けてくるミノカサゴ。青紫の本体色が映える。背びれは設置バーストであしらいやすいが、油断すると派手な特大緑レーザーにぶち抜かれるので注意。
-J ZONE:''ダークヘリオス''…深海魚・リュウグウノツカイがモチーフのボス。巨体のいたるところからレーザー掃射を行うため、設置バーストがまさに生命線となる。ある程度のダメージを与えて外装を破壊すると第二形態に移行する。
--J ZONEでは道中・ボス戦ともに、タイトーのアクションシューティング『[[サイバリオン>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/248.html]]』で使用されたBGMのアレンジが流れる。ここからもわかる通りダークヘリオスの第二形態は金色のドラゴンであり、シリーズでは珍しい非海洋生物のボスとなっている((ちなみに他の非海洋生物モチーフのボスは『II』の「マザーホーク」と「バイオストロング」が挙げられる。))。
-K ZONE:''グレートシング''…恒例のクジラ。今作では『G』の「G.T.」を上回る巨体で登場。ドリルミサイルは爆裂弾仕様に換装、イルカ型子機にはバースト砲がそれぞれ搭載されるなど、進化も怠りない。多数のビーム砲台と先読みホーミングレーザーの複合攻撃はただただ脅威。
--ちなみに、グレートシング本体からのバースト砲掃射はオリジンでは回避不可能。アームで防ぐ以外にない。
#endregion

-歴代ダライアスの伝統を引き継ぎ、主人公は一組の男女となっている。バックストーリーでは戦闘用AIのTi2と、パイロットの機械化に反対し、かつてTi2に助けられながらも彼女を忌避するリーガの二人の関係が簡単に触れられており、それを知っているとエンディングの印象も異なってくるだろう。
--島田フミカネの起用によって古参プレイヤーの間では「ダライアスのキャラゲー路線化」を危惧する声もあったが、結局ストーリーはエンディングで簡潔に触れられる程度の、これまでと大して変わらないものであった。
-全4種類のエンディングは音楽も合わさってどこか哀しい雰囲気を出している物が多い。『G』との繋がりを意識させる要素として「惑星アムネリア」「ジ・エンブリオン」が登場するエンディングもある。

***ミッションモード
-アーケードモードを1度クリアすると選べるようになる、用意されたミッションを選択して攻略するモード。
--全8ミッション、10ゾーンの計80ステージが用意されている。いずれも機体・装備に一定の制限が課されているのが特徴で、一種の縛りプレイとなっている。
--ミッションをコンプリートする事で設定資料が閲覧できるようになる。また、シールドアイテムの仕様と合わせて「苦手なボスを重点的に練習する」「ミッションをこなす事で腕を上達させる」初心者向けSTGとしても用いる事が出来る。
--クリアに要する時間はステージにもよるが、他モードよりずっと短い。携帯機にふさわしい''「ちょっとした空き時間(3~10分)で遊べるSTG」''というコンセプトに基づくモードである。

***バーストモード
-アーケードモードを3回クリアすると出現する、中~上級者向けのサバイバルモード。
--最初からメインショットとボムがフルパワー、アーム34枚の状態からスタート。メインショット3種はいつでも切り替えが可能であり、更に''バーストゲージが自動回復する''ようになっている。
--ただし難易度はハード相当、加えて敵配置が大幅に変更されており、パワーアップアイテムは一切出現しない。更に残機は1でコンティニューも不可。敵弾の相殺とバーストユニットをフルに生かした攻略が求められる。

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***BGM
-今作のBGMは歴代シリーズのメイン作曲を務め、現在はタイトーを退社している「OGR」こと''小倉久佳''に代わり、タイトーサウンドチーム・ZUNTATAの''土屋昇平''が中心となって制作された。
--「作品ごとにBGMの作風が全く異なる」のがダライアスシリーズの傾向だが、これまでとは作曲者自体が変わってしまったことで、OGRサウンドに慣れ親しんでいた旧来からのファンからは当初バッシングが上がった。しかし発売から時間が経ち、状況が落ち着いてきた現在では、''抒情的&民族音楽的(オリエンタル)''な響きで構成された土屋サウンドにも好意的な評価が多くなっている。
---『[[II>ダライアスII]]』以降お馴染みのBGM演出は健在。道中曲がちょうど終わるタイミングで警告が出現し、ボス曲に切り替わるパターン、最終面でのBGMが連続するパターンが用意されている。特に評価が高いのは一面BGM「Good-bye my earth」と、シンクロ演出が光る「The world of spirit」。
--なお、小倉氏は今回、グレートシング戦のBGM「Hello 31337」を提供している。近年ゲーム制作の表舞台に出ていなかったものの、全く色褪せない独創性を知らしめたこの曲は高い評価を受けている。
-ちなみに、本作のサウンドトラックは2010年1月19日付けのオリコンデイリーチャートで17位を記録している。

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**難点
-''全体的に地味な演出''
--ボス演出が簡素になり、背景演出も少なくなっている。『外伝』と『G』の2作品が際立ち過ぎていたともいえるが、せめてボスに関してはあと一歩頑張ってほしかったところ。
--攻撃エフェクトなども簡略化され、やはり上記二作品と比べると見劣りしてしまう。もっともこの変更は、『外伝』以降問題となっていた''敵弾の見難さが大幅に緩和される''という改善点にもつながっている。
-''ステージ数の減少とボスバリエーションの少なさ''
--一般的なSTGと比べるとステージ数もボス数も充分多い部類に入るのだが、やはり『ダライアス』という作品として考えると残念なところ。

-''その他''
--項目決定は○ボタンと×ボタン、キャンセルは□ボタンと△ボタン。慣れるまで戸惑うことになる。
--前述したとおり、主人公二人の登場機会はタイトル画面後のインサートと一部エンディングのみ((開発中のサンプルROMでは自機選択画面でもイラストが表示されていたのだが、何故か製品版では無くなっている。))と非常に少ない。わざわざ島田氏に頼んだのなら、それをもっと生かしてもよかったのではないだろうか…。
-''バグ''
--ボスのバースト発射と同時にボスを撃破すると、そのプレイ中バースト音が鳴り続ける(余程タイミングが合わないと起こらないが)。
--サウザンドナイブスの特定パーツを破壊しすぎるとフリーズが発生する。

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**総評
歴代のダライアスと比べると、演出面の見劣りや、ボリュームの少なさが目立ってしまうのは否めない。~
しかしそれ以外の面はどれも水準以上の出来をキープしており、単体のSTGとしてみれば十分な良作である、というのが大方の見解であるようだ。~
幅広いモードと難易度調整が可能であることから、初心者にもお勧めできるSTGである。

スクウェア・エニックスに吸収された現在のタイトーの状況を鑑みると、この完成度の作品をよくリリースしてくれたと言うべきなのかもしれない。~
「STG冬の時代」と評される時代の中、実に13年ぶり、専用筐体としては21年ぶりとなるアーケード作品『[[アナザークロニクル>ダライアスバースト アナザークロニクル]]』リリースへの足がかりを築いたという面でも本作にはある程度の評価が与えられてしかるべきだろう。
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***余談
-前述の「Hello 31337」の数字は現実の捕鯨数から取ったもの、と一部でいわれているがこれはデマ。単に素数から思いついたと作曲者自ら語っている。ちなみに素数は、SFで未知の存在とのファーストコンタクトによく用いられる手段である。
--また、海外の一部のハッカーの間で「31337」を「ELEET」と見て、「エリート」と呼ぶスラングから、屈指の難易度を誇るグレートシング専用BGMとして、「ようこそ、エリートパイロット」というジョークを交えたとのこと。

-2010/6/30に''リミックスサントラ「WONDER WOULD」''が発売されている。「リーガ(人)とTi2(機械)それぞれの視点から戦いを振り返り再構築する」というコンセプトの下で、2パターンのアレンジ曲が2枚組ディスクにそれぞれ収録されている豪華仕様。「Good-bye my earth」のロングアレンジバージョンや、もともとA ZONEで使用される予定だった「The world of spirit」のプロトタイプもボーナストラックとして収録されている。
--ディレクターの土屋昇平以下、総勢18人の豪華アレンジャー((小塩広和(ZUNTATAメンバー。本作の効果音・一部楽曲のアレンジを担当)、小倉久佳音画製作所、岡素世、菊田裕樹、坂本英城、桜庭統、下村陽子、鈴木光人、関美奈子、並木学、なるけみちこ、日比野則彦、Baiyon、光田康典、TECHNOuchi、Ryu☆、渡部恭久。))が集結している。
---各作曲者の個性により、既に原形をとどめていない曲も多数存在する癖の強い内容となっている。[[ここ>http://zuntata.jp/special/ww/]]で試聴できる。
-アナザークロニクルでは収録曲の一部がゲーム中で使用されている。
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