**ロックマンワールド5 【ろっくまんわーるどふぁいぶ】 |ジャンル|アクション|&image(rw5.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069TC6/ksgmatome-22/ref=nosim,height=160)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売元|カプコン|~| |発売日|1994年7月22日|~| |定価|3800円|~| |>|>|CENTER:''[[ロックマンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/383.html]]''| ---- *概要 ロックマンワールド初の完全オリジナル作品。~ これまでのワールドではファミコンのロックマンシリーズの2作を元に再構成していたが、そのストックが『ロックマン6』のみとなったためにオリジナルになったという経緯がある。~ 基本的には[[前作>ロックマンワールド4]]の要素を引き継いでいる。 *特徴 -本作の敵には「ロックバスターが効かない」という設定になり、新武器「ロックンアーム」を装備。 --チャージショットがロケットパンチに。もちろん通常のバスターも発射可能。 --射程はちょっと短いが、「Pチップ」による強化が可能で、従来のチャージショットには無い能力を追加できる。 ---「ロックンクロー」至近距離の敵をつかんで連続ダメージを与える。~ 敵に接近して撃ち込む必要があり、結果的にアクション性の向上につながっている。 ---「マジックハンド」地形の中や、遠くにあるアイテムをつかんで取る機能。 --アームが戻ってくるまで攻撃できない。ただし戻ってくる途中のアームにも攻撃判定があり、撃ち込みが外れた場合でもまだ命中の可能性がある。 --また、ゲームオーバーになり同じステージでコンティニューを4回繰り返すと… #region ---ロックンアームをパワーアップでき、飛行速度が格段に上昇する。 ---さらに4回ゲームオーバー・コンティニューを繰り返すと、もう1段階速くなり、チャージ速度もアップする。~ どうしてもクリアできない人は、試してみてはどうだろうか。 #endregion --従来のチャージショットに比べて劣る点もあるが、各種機能の追加などチャージショットより優れた部分も目立ち、総合的にバスターの扱い方が多様化した。 ---後に『7』のスーパーロックマンも同様のロケットパンチを装備し、逆輸入された形となった。 -敵 --ボスキャラクターはオリジナル敵「スペースルーラーズ」となった。 ---「○○マン」という定番の名前ではなく、「マース」「マーキュリー」等、太陽系の惑星の名前がつけられている。 ---なんと&bold(){ラスボスまでオリジナル}である。一応ワイリーも登場する。 --これまでのワールドシリーズに登場したオリジナルボス(エンカー、クイント、パンク、バラード)が最終ステージで中ボスとして再登場している。((ただしオリジナルより弱くなっている))~ ワールドシリーズをプレイしてきた人には嬉しい演出。 -特殊武器 --ロックンアーム自体が特殊な機能を備えているが、それに食われているといったこともなく、使えない特殊武器はない。 --全体的にクセのある特殊武器が多い。万能な性能の特殊武器は入手時期が遅く、終盤のステージでのみ使用可能。 --敵に命中するとライフエネルギー(小)を出現させて漂わせるスナッチバスター、チャージにより無敵状態で体当たりするブレイクダッシュなどは特に個性的。 -新サポートキャラのネコ「タンゴ」が登場。 --この作品以外では『10』と、黒歴史扱いされがちな『[[未来からの挑戦者>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/150.html]]』で登場している。 -BGMもオリジナルだがこちらの出来も良い。特にラスボス戦のBGMは名曲と名高い。 -スーパーゲームボーイに対応した。 *欠点 -前半4体ボスのうち2体は弱点武器で攻撃する事が出来ない(弱点武器は後半に手に入る)。~ 「ボスを倒して入手した武器が別のボスの弱点」というのがロックマンシリーズの特徴なのに… --幸いその2体はボスとしてはたいして強くないので弱点武器なしでも十分勝てる。 -チラつき、速度低下の処理落ちが少々多い。とくにタンゴを出したときは… -新サポートキャラの「タンゴ」が非常に扱いにくい。 *総評 -ちょっとクセはあるもののアクションゲームとしての出来はかなりいい。~ ロックマンワールドシリーズ唯一のオリジナル作品という異色作ながらロックマンの外伝作品として非常によく出来ている。~ まさしくワールドシリーズの集大成と言える出来なので、1度はプレイしておきたい作品である。