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SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士 - (2011/06/10 (金) 22:13:02) のソース

**SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士
【えすでぃーがんだむがいでん ないとがんだむものがたりつー ひかりのないと】
|ジャンル|RPG|~|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|バンダイ|~|
|開発元|トーセ|~|
|発売日|1991年10月12日|~|
|定価|8200円|~|
|>|>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/924.html]]''|

*概要
玩具「カードダス」を中心に展開していたシリーズ「SDガンダム外伝(騎士ガンダム)」のTVゲーム化作品。
カードダスの第3・4弾を原作としている。

前作がドラクエシリーズを露骨に真似たシステムだったのに対し、本作はドラクエとFFをミックスしたかのような仕様になっている。

*良点
当時は「バンダイのキャラゲーと言えばクソゲー」という時代であったが、この「騎士ガンダム」のゲームシリーズは独自の工夫が凝らされており、同社のキャラゲーとしては比較的評価が高かった。

-全6章立てで、元のカードのストーリーをゲーム向けに上手く膨らませている。
-ゲームバランスも良好で、特に酷い点は無い。
-大きなイベントでは、デモが流れる(前作よりは減ったが)。
-マップ上のキャラは、当時としては非常にビッグなサイズであったが、移動速度は速い(後のFFシリーズにおけるダッシュ並み)。
-第5章は、騎士アレックスが主人公となるオリジナルストーリーで、コミックボンボン読者が応募した敵キャラクターも出演。
-おまけとして、カードダス対戦だけを行えるモードもある(2人対戦も可能)。

*問題点
-アイテム所有数が限られているのに預かり所が無く、後半は持ちきれなくなる。
--非売品の回復アイテムが多いのに、これはイタイ。
--原作では伝説の武器という扱いであった獅子の斧・龍の盾・梟の杖は、本ソフトでは更に強い武具が登場するためやがて只のお荷物となる。
---一応裏技を使えば''この世から消せる''が。
-中ボスを倒すとドロップアイテムとしてイベントアイテムを落とすが、この時アイテム欄がいっぱいだと''入手せずに進める事もできる。''
--当然後で詰まる。実はそのボスの立っていた場所を調べると入手できるのだが、気付いた人はいるだろうか…?
-HPを消費して使用する「必殺技」は、基本的に役立たずばかり。
--殆どが大量のHPと引き換えにST異常を引き起こすというもの。当然ながらボス戦では無効。辛うじて敵全体攻撃を行うゼータ、単体へ大ダメージを与えるS・ドラゴンがマシなレベル。
--本来の効果ではなく副作用だが、敵の動きを最低1ターンは止めてしまうアムロの必殺技はすさまじい(アムロのレベルが極端に低い場合を除く)。毎ターン使うとほとんどの雑魚敵を無抵抗で倒せる。
---本来の効果は''敵全員を混乱させる''なのだが、混乱には''回復したターンは行動できない''という副作用がある(混乱する前に行動した場合を除く)。アムロは素早さが高いキャラクターなので敵より先に行動することが多く、結果として敵が全く動けなくなる。アムロに「はやあしのマント」を装備させるとほぼ確実。
-イベントで強制入手する「りりょくのゆびわ」が地味だが実はとてつもないバランスブレイカー。上述のアムロの必殺技連発を支えられるし、とある場所で「かいろ」を使わず、これを装備して強行突破した方が遙かに楽にすすめる。このアイテムのせいでキャンプシステムの存在意義は完全に失われている。
-セーブは宿屋で行うのだが、本作に限って泊まらないとセーブできない。
--教会で祈ると、低確率でパーティが全回復する事があるのだが、このセーブシステムのせいでお得感ゼロ。
-生命保険に加入すると教会での復活代が半額になるという触れ込みだが、''実は減ってない。''詐欺である。
-BGMはすぐループする曲ばかり。特に中ボスの曲は、名曲だった前作は何だったのかという手抜きぶり。
--ラスボスのBGMは第4章のボスの使いまわし。
--ホワイトベースのBGMに至っては''クラシックの「展覧会の絵」そのまんまである。''
--フィールドや教会の曲など、長い曲も一部有り、これらのクオリティは高い。
-本編中でのカードダス対戦のメリットが全くない。経験値や金が貰えることもなければ、敵の使ったカードが手に入ることもない。
--一応中盤であるカードを欲しがる子供がおり、そのカードの取得(+ゼータの必殺技の習得)条件としてカードダスバトルを数連戦する必要がある。低確率ながら普通にカードダス販売機で手に入れることも出来るのだが。